1.君を信じて
作詞:いではく
作曲:遠藤実
待っていますと くちびるが
うごいた列車の ガラス越し
ふるさと離れて もう二年
君を 君を 信じていればこそ
かならず迎えに 帰るから
ふたりみつめた 目の中に
心と心が 見えていた
月日が過ぎても 変わらない
君を 君を 信じていればこそ
今夜も会えるさ 夢の中
届くたよりの ふるさとは
もうすぐにぎわう 夏祭り
時どきおふくろ 見てくれる
君を 君を 信じていればこそ
しあわせつくろう ふたりして
2.ふるさとのあいつ
作詞:杉紀彦
作曲:弦哲也
流れる雲が はこんで来たよ
女房をもらうと あいつの便り
みんな故郷 出て行く春に
おいらは残ると 見送っていた
やけにやけにあいつの 笑顔が浮かぶよ
あいつはとても 優しい奴さ
仲間の喧嘩も とめ役だった
畑相手に 苦労をしても
嫁さん大事に 守ってやれよ
やけにやけにあいつが でかく見えるよ
夕焼け雲は きれいだろうか
故郷みなさん 元気だろうか
きっと行くとも あいつの門出
唄ってやろうか 長持唄を
やけにやけに今夜は 涙にじむよ
3.愛始発
作詞:木下龍太郎
作曲:岡千秋
お前ひとりを 泣かせはしない
今日からふたりは 一緒だよ
少し痩せたね うなじのあたり
とても綺麗さ 昔より
ああ ここからが この駅が
ふたりの旅立ち 愛始発
泣いた分だけ 幸せあげる
きっと直すさ 涙ぐせ
肩にぬくもり 伝わるような
隣り合わせの 指定席
ああ ここからが この駅が
ふたりの旅立ち 愛始発
何があっても 離しはしない
夢が明日の 道しるべ
窓の向こうに 並んで光る
あれはふたりの さだめ星
ああ ここからが この駅が
ふたりの旅立ち 愛始発
4.赤とんぼ
作詞:たきのえいじ
作曲:弦哲也
夕焼けが やけに目に沁みる
ビルの谷間の 赤とんぼ
なつかしい ふるさとが
まぶた閉じれば 浮かんでくるよ
帰りたいよ あの町へ
流れゆくあの雲に 乗って行きたいよ
夢だけは 今もこの胸に
抱いているのさ 人知れず
気にかかる 今もなお
幼馴染(おさななじみ)のあの娘(こ)の事が
しあわせなら それでいい
流れゆくあの雲を 何処で見てるやら
かんべんな 便り出しもせず
いつになるやら 帰る日は
達者かな おふくろは
親父カラオケ唄ってるかな
変わりないか 風邪ひくな
流れゆくあの雲に 祈るこの俺さ
5.雪桜
6.ふたりの止まり木
7.友情の海
8.三年待っててくれないか
9.恋路川
作詞:早川詩朗・鳥居実
作曲:板谷隆
バカな女と云われてもいい
すがりつきたいもう一度
いやよいやです次の世なんて
死んでいいのね この恋抱いて
どこまで迷う 恋路川
逢えぬつらさに涙もかれて
ひとり女の頼りなさ
あなた以外に愛するなんて
とてもできない 出来ない女
どこまで迷う 恋路川
一生一度のこの恋だから
思いきれない忘れない
あるき疲れた心の中に
いつかぼんやり夕陽も落ちて
どこまで迷う 恋路川
10.遠花火
作詞:竜はじめ
作曲:徳久広司
下駄がからころ 後追うように
浴衣の裾に 絡みつく
夜空にひとつ またひとつ
肩を寄せ合う 橋の上
瞬間(とき)を彩る 遠花火
燃えて広がる 菊一輪も
音と光の すれ違い
川面(かわも)にひとつ またひとつ
添えぬ二人に 似た運命(さだめ)
消えて儚(はかな)い 遠花火
縋(すが)りつきたい 思いの丈(たけ)を
秘めて髪梳(す)く いで湯宿
鏡にひとつ またひとつ
今宵かぎりの 花化粧
咲いて散りゆく 遠花火
11.箱根八里の半次郎
12.粋な酒
13.便りをしているかい
14.ふるさとのはなしをしよう
15.夕焼け雲
16.帰ろかな
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