1.カチューシャの唄
作詞:島村抱月・相馬御風
作曲:中山晋平
カチューシャかわいや わかれのつらさ
せめて淡雪とけぬ間に
神に願いを ララ かけましょか
カチューシャかわいや わかれのつらさ
今宵一夜に降る雪の
明日は野山の ララ 道かくせ
カチューシャかわいや わかれのつらさ
せめて又逢うそれまでは
同じ姿で ララ いてたもれ
カチューシャかわいや わかれのつらさ
つらい別れの涙の隙に
風は野を吹く ララ 日は暮れる
カチューシャかわいや わかれのつらさ
広い野原をとぼとぼと
一人出て行く ララ 明日の旅
2.ゴンドラの唄
3.城ケ島の雨
4.船頭小唄
5.侍ニッポン
6.酒は涙か溜息か
7.丘を越えて
8.影を慕いて
作詞:古賀政男
作曲:古賀政男
まぼろしの 影を慕いて雨に日に
月にやるせぬ 我が思い
つゝめば燃ゆる 胸の火に
身は焦れつゝ
忍び泣く……
わびしさよ せめて痛みのなぐさめに
ギターをとりて 爪弾けば
どこまで時雨 ゆく秋ぞ
振音(トレモロ)寂し
身は悲し……
君故に 永き人世を霜枯れて
永遠(とわ)に春見ぬ 我が運命
永ろうべきか 空蝉(うつせみ)の
儚なき影よ
我が恋よ……
9.サーカスの唄
10.赤城の子守唄
11.旅笠道中
12.明治一代女
作詞:藤田まさと
作曲:大村能章
浮いた浮いたと 浜町河岸に
浮かれ柳の はずかしや
人目しのんで 小舟を出せば
すねた夜風が 邪魔をする
怨みますまい この世の事は
仕掛け花火に 似た命
もえて散る間に 舞台が変わる
まして女は なおさらに
意地も人情も 浮世にゃ勝てぬ
みんなはかない 水の泡沫(あわ)
泣いちゃならぬと 言いつつ泣いて
月にくずれる 影法師
13.雨に咲く花
14.野崎小唄
作詞:今中楓溪
作曲:大村能章
野崎参りは 屋形船でまいろ
どこを向いても 菜の花ざかり
粋な日傘にゃ 蝶々もとまる
呼んで見ようか 土手の人
野崎参りは 屋形船でまいろ
お染久松 切ない恋に
残る紅梅 久作屋敷
今も降らすか 春の雨
野崎参りは 屋形船でまいろ
音にきこえた 観音ござる
お願かけよか うたりょか滝に
滝は白絹 法(のり)の水
15.すみだ川
16.男の純情
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