1.灰色の世代
2.情熱
3.河を渡る背中
4.ジレンマ
作詞:篠原美也子
作曲:篠原美也子
一日中ぼんやりと
テレビばかりを眺めてた
世の中はあれこれと
辻褄合わせのパレード
深い椅子の中から
正義の味方が叫んでる
君の為 君の為
命さえも賭けるとわめいてる
走ったことない誰かが
また裸足のランナーを語る
誰が嘘でどれが本当
そんなことはもうどうでもいい
いい人はどこか照れ臭い
悪ぶってばかりは青臭い
目を閉じてるだけじゃせつなすぎて
声にならずにうつむいてるだけ
幸福は様々に不幸は一様に与えられ
薄い壁を隔てて
辻褄合わせのパレード
似たようなトーンで正義の味方が叫んでる
負けないで 負けないで
本音で生きなさいとわめいてる
敗れたことない誰かが
また裸の負け犬を叱る
嘘っぽい真実よりも
いんちきな現実の方が暖かい
大きな声は聞きたくない
ヒステリックなのも好きじゃない
本当のことだけじゃ恥ずかしくて
声もたてずにうつむかされてる
白か黒 ○か× 勝ちか負け 善か悪
そんなものじゃ計れない
それだけじゃ選べない
そんなことじゃもう決めたくはない
正義の使者は信じ難い
やたらすねてるのも趣味じゃない
本当のことだけで生きて行けば
きっと誰かをうつむかせてしまう
いい人はどこか嘘臭い
悪ぶって ばかりじゃしょうがない
目を閉じてるだけじゃせつなすぎる
うつむかせたくないうつむきたくない
Ah Ah…
5.話して
6.パーティ
7.ドアまでの距離
8.なつかしい写真
9.Tokyo22:00
10.ありふれたグレイ
作詞:篠原美也子
作曲:篠原美也子
はやりの服は好きじゃなくて
わざと知らんふりで歩いた
立ち向かうこと それが勇気
信じることはたやすいから
燃えるような赤に憧れて
声を嗄らして叫んでみたけど
燃え残る思いはいつも同じ
望めば望むほどに ありふれたグレイ
自分の色がわからなくて
届かぬ人は皆あざやか
強く見えるのは弱いから
隠していたくてひとりでいた
透き通った青になりたくて
クールなふりでうつむいてみたけど
水の中映る思いは同じ
選べば選ぶほどに ありふれたグレイ
流されること それも勇気
本当の気持ちに名前は無い
好きになりたくて弱いから
どこにでもある生き方で
かたちの無い風を追いかけて
どこへだって流されて行けるよ
手の平の思いはいつも同じ
走れば走るほどに ありふれたグレイ
静かに息をしてる いとおしいグレイ
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