残波岬

立樹みか 残波岬歌詞
1.残波岬

作詞:森田圭悟
作曲:岡千秋

おんなの涙を 散らすよに
岸壁駆ける 白い波
生きるか死ぬかの 恋をして
あなた ああ…
漁師でなければ この春に
添えたはず
なんで奪った あのひとを
叫ぶうらみも 岬の風が消す
残波の風が消す

南の空には ちぎれ雲
鴎は赤く 日も暮れて
袂におさめた 想い出を
染めて ああ…
せつなく眠れば みなと宿
朝を待つ
綴る手紙の みだれ文字
命どうする 岬の風が訊く
残波の風が訊く

この世を飛び立つ 海鳥(とり)になり
逢いにゆく
待っているよと 空耳か
泣いて残波の 岬に立ち尽くす
さだめの灯台か


2.なみだ坂

作詞:森田圭悟
作曲:岡千秋

ゆるむ指輪を 右手で隠し
つらくないわと 首をふる
そうよ あんたと この坂を
越えてしあわせ 見えるまで…
わたしの背丈が 足らぬとき
背中(せな)におぶって なみだ坂

欠けた月さえ 呼び名を変えて
元のかたちに 戻るのね
そうよ そうなの 二人して
いつかぬくもり つかむまで…
手と手に絆を 絡ませて
後に先にと なみだ坂

どんな花でも 一度は咲くと
冬のとなりで 春がいう
そうよ あんたと この坂を
越えてあしたに 出逢うまで…
一つや二つの つまずきも
耐えてみせます なみだ坂