しぐれの海峡

立樹みか しぐれの海峡歌詞
1.しぐれの海峡

作詞:久仁京介
作曲:徳久広司

こぼれて落ちた あなたの嘘を
あの時許せは しなかった
旅立つわたし 出船の汽笛
未練をなぜに 誘うのか
弱音吐きそな 女がひとり
デッキにたたずむ しぐれの海峡

別れることは 死ぬよりつらい
心の底から いまわかる
面影ゆれて 漁火ゆれて
キャビンの窓に 雨しずく
二年ひと月 つまずく愛が
わたしを泣かせる しぐれの海峡

やさしい男(ひと)は 裏切るものと
誰かがわたしに 囁いた
北行き航路 鴎がとんで
船べりたたく 波しぶき
がまんするのも 身を引くことも
愛するさだめか しぐれの海峡


2.もみじ橋

作詞:久仁京介
作曲:徳久広司

懲りて覚えた 酒なのに
酔えばあなたが いとしく浮かぶ
風にはらはら もみじ橋
愛することは 大変だけど
忘れることも あゝ難しい

叶う夢さえ 叶わずに
こぼす涙は 別れのしずく
流れさらさら もみじ橋
浮世の恋は いろいろだけど
嘘でもこころ あゝ縛られる

秋の夜長は 肌寒く
ひとつ枕で 身を寄せあった
雪がちらちら もみじ橋
月日をかさね 築いた恋も
崩れてもろい あゝふしあわせ