初恋/グッバイ・アイザック

秦基博 初恋/グッバイ・アイザック歌詞
1.初恋

作詞:秦基博
作曲:秦基博

りんごはまだ 青いまま 落ちてしまった
ナイフのように突き刺したサヨナラ

神様の言う通り 進めなかった
世界の果て 取り残されたみたいだ

いつか ひとりになることを
ふたりはどうして 選んだんだろう

じゃあね またね 約束の糸が絡まって
僕らには もう二度とほどけない
あの日 見た 永遠はとうに消え去って
悲しいほど あざやかな碧空

罪と罰 術もなく 傷つけ合った
期限切れの幸せの中で

はじめての 後悔と痛みを知って
純粋すぎた季節は 今 終わった

いつか ひとりでいるより
ふたりでいるほうが孤独になってたね

じゃあね またね 追憶の光が迫って
不揃いな影は まだ動けない
抱きしめた感触は とうに消え去って
こぼれてゆく ひとつぶの さみしさ

じゃあね またね 約束の糸を断ち切って
自由になる もう二度と結べない
最後くらい 笑ってと 僕ら 手を振って
悲しいほど あざやかな碧空

サヨナラ


2.グッバイ・アイザック

作詞:秦基博
作曲:秦基博

ah 転がる石 少しずつ日々にすり減って落ちてく
そう 試されてる いつまで運命に逆らえないまま?

引力に負けそうで 無理だろって へたりこんじゃう前に
この際 ノンストップで ゴールラインも 駆け抜けろ 今

決定的な君だけのステップを 刻んでよ 踏み出してよ
その数十センチが未来を変えてきたんだろう
消極的で弱気なロジックは 破いてよ 捨て去ってよ
未だ見ぬステージへ 壊せ 君を閉ざす殻

ah 描いているほどに現実はうまくいかなくて
そう 誰だってね がんばっているから もどかしくなる

安定を口実に 楽な方に逃げたくなるけれど
一回きりだろって 奮い立たせて 突き抜けろ 今

衝撃的なジャイアントステップを 記してよ 繰り出してよ
劣等感も ほら 最大の武器になるんだろう
絶望的なピンチの場面でも 狙ってよ 打ち克ってよ
積み上げた昨日に きっと 嘘はないから

失敗か成功かなんて 最後までわからないけれど
とことん 信じ切って フルスピードで 飛び上がれ 今

絶対的な君だけのステップを 刻んでよ 踏み出してよ
その数十センチが奇跡起こしてしまうかも!?
圧倒的で鮮烈なジャンプを 決めてよ 蹴散らしてよ
最高のイメージの先へ 跳ねる 君のストライド


3.やわらかい気配

作詞:土岐麻子
作曲:秦基博

確かなものなど どこにもないと嘆いた
あの頃 本当は ずっと何を探してたんだろう

少しゆっくり話すくせが
愛しくって まだ うつったまま

夏の雨と 秋の影と 冬のサイレン 春に舞うビル風を
胸のなかの
きみのやわらかい気配
抱きしめて歩いた
忘れたくないと泣いた

黙ってそれきり 出てゆくきみを見ていた
あの頃 本当は この弱さがただ もどかしくて

きみの答えになれなかった
僕を残して夜が明ける

線路のさび 工場の壁 小さな歩道橋へとつづく道
胸の奥の
きみのやわらかい気配
ありふれた景色も
物語にしてくれた

つないだ指 負けず嫌い
シャツの匂い
笑う一瞬の美しさ
いまも残る
このやわらかい気配
きみが生きたすべては
確かな永遠だった

あのとききみは 本当は何を
幸せと感じていたの 分からない
さよなら
でも
このやわらかい気配
まだここで生きてる
確かな悲しみ抱いて