1.霧笛
作詞:悠木圭子
作曲:鈴木淳
連れて行ってと 云えないまゝで
船は出てゆく あなたを乗せて
女に生まれた 倖せを
あなたが教えてくれたのに
却(かえ)らぬ夢ですか…
今日も岬で あなたを待てば
霧笛が涙で 遠ざかる
三年過ぎても 便りは無くて
どこで暮らして いるのでしょうか
あなたが愛した 黒髪も
冷たい夜風に さらされて
あなたを恋しがる…
ひとりぼっちの 淋(さび)しい胸に
霧笛が切なく 咽(むせ)び泣く
生きる支えを 失くした今も
うらむ傍(そば)から 愛(いと)しさつのる
あなたと揃いの セーターを
編んでは解(ほど)いて 又編んで
哀しい未練です…
今日も岬で あなたを待てば
霧笛が儚なく 消えてゆく
2.季節は流れても
作詞:悠木圭子
作曲:鈴木淳
あなた…どうぞ…思い出してよ
あの日二人で砂を枕に星空見ていた
波の音は子守唄のように
流れ星が一つ海に消えて
つなぐ手と手に夢を預けて
愛した…
あなた…どうして 離ればなれに
生きてゆくなんてとても出来ない
あなたに逢いたい…
今日も…ひとり…海を見てます
風が背中を押しているのに 思わず振り向く
きっと逢えるいつか帰るあなた
こんな私今は重荷ですか
愛を覚えた心せつなく
恋しい…
命重ねた日々を信じて
季節(とき)は流れても愛はそのまゝ
誰にも消せない…
あなた…どうして 離ればなれに
生きてゆくなんてとても出来ない
あなたに逢いたい…
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