1.男の浮世川
作詞:池田充男
作曲:すがあきら
寂(さみ)しさ背中に 貼りつけて
どこへ漂う さすらい舟ひとつ
いいじゃないかよ 影法師
たかが人生…
運命(さだめ)まかせに 流れてゆくさ
あゝ 酔いどれ男の 浮世川
女がきらめく ネオン街(まち)
かわいあの娘も こぼれた花なのさ
惚れていいかと 口説いたら
ぬれた目をして…
私あなたが 嫌いと笑う
あゝ 酔いどれ男の 浮世川
歌えば泣かせる はやりうた
いつか廃(すた)れた 義理人情かなし
明日(あす)はいいこと あるのやら
俺を占う…
夜空(そら)に光った あのながれ星
あゝ 酔いどれ男の 浮世川
2.浪花の恋女房
作詞:新條カオル
作曲:すがあきら
雨の露地裏 水かけ不動
両手を合わせる やせた指
浮世の七坂 二人で引いた
夫婦(めおと)屋台の 人生ごよみ
俺の自慢さ その笑顔
おまえは浪花の 浪花の恋女房
笑顔千両の おまえのためや…
辛抱がまんの 花咲かそうな
どこか似ている 三吉小春
貧乏所帯(びんぼうじょたい)の 四畳半
着たきり雀が 身を寄せ合って
夫婦善哉 八百八橋
命重ねる いじらしさ
おまえは浪花の 浪花の恋女房
おまえのおかげや
雨つゆ凌(しの)いで 生きて来れたんも
ほんま おおきにな!
いつも見守る 通天閣が
合縁奇縁の 夢あかり
七転八起(ななころやおき)で 世渡り下手が
夫婦だるまの 人生語り
枯れて落ちても 二人づれ
おまえは浪花の 浪花の恋女房
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