望郷月夜酒

渡辺要 望郷月夜酒歌詞
1.望郷月夜酒

作詞:水木れいじ
作曲:すがあきら

忘れ…忘れられよか ふるさとは
かもめ群れ飛ぶ 北の漁師町(みなとまち)
まぶたとじれば 聞こえてくるよ
大漁まつりの ヤン衆の歌が……
あゝ 酔えば酔うほど 帰りたい
男なみだの 望郷月夜酒

無事か 達者かョー 愛しの妻子
晴れて いつまた 逢える

泣くな…泣くな嘆くな 影法師(かげぼうし)
男だったら 勝負投げンなよ
肩をどやした 屋台の兄貴
しみて嬉しい みちのくなまり……
あゝ 意気がとけあう 縄のれん
明日(あす)を待とうか 望郷月夜酒

裏山(やま)の畑じゃ リンゴの花が
咲いているだろ 昔のままに……
あゝ 呼んで届かぬ おふくろに
詫びるこころの 望郷月夜酒


2.人情酒場

作詞:新條カオル
作曲:すがあきら

所詮男の 人生なんて
七転八起(ななころやおき)の 夢だるま
雨の露地裏 人情酒場
声をかければ 仲間になれる
酒が 酒が やけに うまいじゃないか

古い傷なら 誰でもあるさ
くよくよするなよ なぁおまえ
元気出してと 女将(おかみ)の笑顔
熱い想いの 居酒屋のれん
気持(こころ) 気持 粋に 通うじゃないか

酔いがまわれば 浮世の風の
寒さも忘れる 裏通り
演歌花咲く 人情酒場
いいじゃないかよ 身の上なんて
明日(あす)の 明日の 希望(ゆめ)が 見えるじゃないか