1.酒と泪と男と女
作詞:河島英五
作曲:河島英五
忘れてしまいたい事や
どうしようもない寂しさに
包まれた時に男は
酒を飲むのでしょう
飲んで 飲んで 飲まれて 飲んで
飲んで 飲みつぶれて寝むるまで 飲んで
やがて男は 静かに寝むるのでしょう
忘れてしまいたい事や
どうしようもない悲しさに
包まれた時に女は
泪みせるのでしょう
泣いて 泣いて 一人泣いて
泣いて 泣きつかれて寝むるまで 泣いて
やがて女は 静かに寝むるのでしょう
又ひとつ 女の方が偉く思えてきた
又ひとつ 男のずるさが見えてきた
俺は男 泣きとおすなんて出来ないよ
今夜も酒を呷って寝むってしまうのさ
俺は男 泪は見せられないもの
飲んで 飲んで 飲まれて 飲んで
飲んで 飲みつぶれて眠るまで 飲んで
やがて男は 静かに寝むるのでしょう
2.時代おくれ
作詞:阿久悠
作曲:森田公一
一日二杯の酒を飲み
さかなは特にこだわらず
マイクが来たなら 微笑んで
十八番(おはこ)を一つ 歌うだけ
妻には涙を見せないで
子供に愚痴をきかせずに
男の嘆きは ほろ酔いで
酒場の隅に置いて行く
目立たぬように はしゃがぬように
似合わぬことは無理をせず
人の心を見つめつづける
時代おくれの男になりたい
不器用だけれど しらけずに
純粋だけど 野暮じゃなく
上手なお酒を 飲みながら
一年一度 酔っぱらう
昔の友には やさしくて
変わらぬ友と信じ込み
あれこれ仕事もあるくせに
自分のことは後にする
ねたまぬように あせらぬように
飾った世界に流されず
好きな誰かを思いつづける
時代おくれの男になりたい
目立たぬように はしゃがぬように
似合わぬことは無理をせず
人の心を見つめつづける
時代おくれの男になりたい
3.野風増
4.何かいいことないかな
作詞:河島英五
作曲:河島英五
僕が若者という名で呼ばれはじめて そして
今になるまで
つぶやき あるいはさけびつづけた
言葉を今 言おう
何かいいことないかな
何かいいことないかな
何かいいことないかな
何かいいことないかな
だれかが 僕に お前にとって
青春とは何だと たずねても
僕には答える言葉がない
ただこう言えるだけさ
何かいいことないかな
何かいいことないかな
何かいいことないかな
何かいいことないかな
僕が若者と呼ばれなくなって
何よりくらしが大変になったら
こんなのんきなことばかりは
言ってはいけなくなるのでしょうか
それとも 僕が年老いて
今 この世を去ろうとするその時にも
寂しく僕は 言い続けるでしょうが
何かしとけばよかったと
何か 何か 何かいいことないか 何かいいこと
出て来い こわれそうなこの僕の目の前に
何かいいこと
残った命も そう多くはないんだから
何かいいこと
出てこい早く 何か 何か いいこと
何かいいことないかな
何かいいことないかな
何かいいことないかな
何かいいことないかな
僕には かけがえのない恋人が
この世にただ一人だけいる
それなのに やっぱり歌っている
何かいいことないかな
十三、十四、十五、六の時の僕は
バスケットにすべてをかけてたつもり
それだけが いきがいのつもりでいたが
やっぱり何かが 足りなかったよ
僕は今歌うことが すべてのような
いきがいのような つらをしているけれど
やっぱり何かが 足りないよ
何かいいこと ないかな
僕の中の歯車が狂ってる
ゆるんだねじが あるみたい
さびついているところが あるんだよ
なにか いいことないかな
何かいいことないかな
何かいいことないかな
何かいいことないかな
何かいいことないかな
何かいいことないかな
何かいいことないかな
何かいいことないかな
何かいいことないかな
5.生きてりゃいいさ
作詞:河島英五
作曲:河島英五
きみが悲しみに 心を閉ざしたとき
思い出してほしい歌がある
人を信じれず 眠れない夜にも
きっと忘れないでほしい
生きてりゃいいさ 生きてりゃいいさ
そうさ生きてりゃいいのさ
喜びも悲しみも 立ちどまりはしない
めぐり めぐって行くのさ
手の掌を合わせようほら温りが
君の胸に届くだろう
一文なしで町をうろついた
野良犬と呼ばれた若い日にも
心の中は夢で埋まってた
火傷するくらい 熱い想いと
生きてりゃいいさ 生きてりゃいいさ
そうさ生きてりゃいいのさ
喜びも悲しみも 立ちどまりはしない
めぐり めぐって行くのさ
恋を無くした 一人ぼっちのきみを
そっと見つめる 人がいるよ
きみにありがとうとてもありがとう
もう会えないあの人にありがとう
まだ見ぬ人にありがとう
今日まで僕を 支えた情熱にありがとう
生きてりゃいいさ 生きてりゃいいさ
そうさ 生きてりゃいいのさ
喜びも悲しみも 立ちどまりはしない
めぐり めぐって行くのさ
手の掌を合わせようほら温りが
君の胸に届くだろう
6.てんびんばかり
作詞:河島英五
作曲:河島英五
真実は一つなのか
何処にでも転がっているのかい
一体そんなものがあるんだろうか
何も解からないで僕はいる
そしてそれがあるとすれば 何処まで行けば
見えてくるんだろう
そしてそれがないものねだりなら 何を頼りに
生きて行けばいいんだろう
何も解らない 何も解らない 何も解らない
何も解らない 何も解らない
何も解らないで僕はいる
家を出て行く息子がいる 引き止めようとする
母親がいる
どちらも愛してる どちらも恨んでる
どちらも泣いている
友達が殴られて仕返しをしに行った男がいる
その殴った相手も友達だったので
困ってしまった男がいる
偉い人は僕を叱るけど
その自信は何処からくるんだろう
でももしも僕が偉くなったら
やっぱり僕も誰かを叱るだろう
何人もの人を殺した男がいる
掛替えのない命を奪ってしまった
次はこの男が殺される番だ
掛替えのない命を奪ってしまう
男が殺される男が殺される誰も何も言わない
男が殺される男が殺されるみんながそれに
賛成したのです
男はいつでも威張っているけど どんな目で
女を見つめているんだろう
女はいつでも威張らせておくけど
どんな目で男を見つめているんだろう
僕が何気なく呟いた言葉が
君をとっても悲しませてしまった
慰めようと
言葉を掛けたら君は泣き出してしまった
長い間君はとっても辛い思いをしてきたのでしょう
やっと君を幸せにできると思ったのに
君はもういない
毎朝決まった時間に起きる人の喜びは
何処にあるんだろう
電信柱に小便ひっかけた野良犬の悲しみは
何処にあるんだろう
うちの仔犬はとても臆病で一人では街を歩けない
首輪をつけると とても自由だ
僕を神様だと思っているんだろう
拳を挙げる人々と手を合わす人々が
言い争いを続ける間に
ホラ ごらんなさい野良犬の母さんが
かわいい仔犬を生みました
誤魔化さないで そんな言葉では
僕は満足出来ないのです
てんびんばかりは重たい方に傾くに
決まっているじゃないか
どちらも もう一方より重たいくせに
どちらへも傾かないなんておかしいよ
誤魔化さないで そんな言葉では
僕は満足出来ないのです
てんびんばかりは重たい方に傾くに
決まっているじゃないか
どちらも もう一方より重たいくせに
どちらへも傾かないなんておかしいよ
7.どんまいどんまい
作詞:河島英五
作曲:河島英五
ひとつ位 シュートをはずしたからって
どんまいどんまい くよくよするなよ
むこうがせめてる あのボールを
うばいかえしてゴールを決めてやれ
どんまいどんまい くよくよするなよ
どんまいどんまい くよくよするなよ
どんまいどんまい くよくよするなよ
くよくよするなよ くよくよするなよ
くよくよするなよ よくある事じゃないか
背番号1の あの人にだって
眠れない夜が あっただろう
お前ならできるさ はねっかえすんだ
ガーンと一発 かっとばせ
どんまいどんまい くよくよするなよ
どんまいどんまい くよくよするなよ
どんまいどんまい くよくよするなよ
くよくよするなよ くよくよするなよ
くよくよするなよ よくある事じゃないか
へばっちゃだめだぜ 先はまだ長い
42.195キロだぜ
走れ 走れ ゴールに向かって
たどり着いたら 泣けてくるだろう
どんまいどんまい くよくよするなよ
どんまいどんまい くよくよするなよ
どんまいどんまい くよくよするなよ
くよくよするなよ くよくよするなよ
くよくよするなよ
どんまいどんまい くよくよするなよ
どんまいどんまい くよくよするなよ
どんまいどんまい くよくよするなよ
くよくよするなよ くよくよするなよ
くよくよするなよ くよくよするなよ
くよくよするなよ
くよくよするなよ よくある事じゃないか
8.いくつかの場面
作詞:河島英五
作曲:河島英五
いくつかの場面があった
まぶたを閉じれば
喜びにくしゃくしゃになった
あの頃 あの顔
淋しさに ふるえていた あの娘
怒りに 顔をひきつらせ
去っていったあいつ
泣きながら 抱きあっていた
あの人とのことを
まぶたを閉じれば
数々の想い出が胸をあつくよぎる
そしていつも心をはなれない
いく人かの人達がいた
できるなら もう一度
僕の回りに集ってきて
やさしく 肩たたきあい
抱きしめてほしい
いくつかの場面があった
まぶたを閉じれば
いつも何かが 歌うことを支え
歌うことが何かを支えた
野次と罵声の中で
司会者に呼びもどされた
にがい想い出のある町
有頂点になって歌ったあの町
別れの夜に歌った淋しいあの歌
まぶたを閉じれば
数々の想い出が胸をあつくよぎる
そしていつも心をはなれない
いく人かの人達がいた
できるなら もう一度
僕の回りに集ってきて
やさしく 肩たたきあい
抱きしめてほしい
できるなら もう一度
僕の回りに集ってきて
やさしく 肩たたきあい
抱きしめてほしい
9.のんべ
10.心から心へ
作詞:河島英五
作曲:河島英五
君と僕の ふたつの心は
ほろびる為に 愛し合ったのではない
白いビンセンに したためた文字は
長い旅の後の 君への愛
山よ河よ雲よ空よ 風よ雨よ波よ星たちよ
大いなる大地よ はるかなる海よ
時を越える ものたちよ
あなた達に囲まれて 私達は生きてゆく
たった一度きりの ささやかな人生を
くり返し くり返し ただひたすらに
くり返し くり返し 伝えられてきたもの
くり返し くり返し 伝えてゆくんだ
くり返し くり返し 心から心へ
山よ河よ雲よ空よ 風よ雨よ波よ星たちよ
大いなる大地よ はるかなる海よ
時を越える ものたちよ
あなた達に囲まれて 私達は生きてゆく
たった一度きりの ささやかな人生を
くり返し くり返し ただひたすらに
くり返し くり返し 伝えられてきたもの
くり返し くり返し 伝えてゆくんだ
くり返し くり返し 心から心へ
心から心へ 心から心へ
11.生まれる前から好きやった
作詞:河島英五
作曲:河島英五
生まれる前から 好きやったと
アンタに云うたね
そしたらアンタは 抱き寄せて
「わかってる」とうなづいた
その場かぎりの夢ばかり
見続けて来たから
幸せ過ぎるほどに
明日がこわかった
生まれる前から 好きやった
気付くのが遅かっただけ
She's got it Yeah,baby,she's got it
情ない女になったんや
回り道してる間に
愛される値打ちも もうないよ
悲しいけど出てゆくわ
もっと早くアンタに
逢えたら良かったのに
もいちど きつく抱きしめて
背中ちぎれるほど
けれど なんで女にだけ
回り道許されないの
生まれる前から 分かってた
みんな終りになるんや
幸せ過ぎて哀しくて
泪が止まらないよ
生まれる前から 好きやった
それはアンタだけ
生まれる前から 好きやった
それはアンタだけ
12.地団駄
作詞:河島英五
作曲:河島英五
たそがれてく街 摩天楼の影
駅前ビルの壁 染める夕陽
やさしさ色につつまれてゆく
街をゆく人も
重なるハイウェイ 絶えまない流れ
何かに追われる そんな人生
夢も置きざりに自分を見失い
人にまみれてきた
地団駄ふんで人生 とり残されて人生
ふりかえっても人生 しかたないのさ人生
地団駄ふんで人生 酔いしれて人生
新しい酒が人生 新しい恋が 人生さ
帰り着いたら一人の部屋
消し忘れてたテレビが騒ぐ
ビールをあおって何も想わず
ただ眠ればいい
画面の中では肘を痛めて
再起不能と云われた投手
息子ほどに若い打者に
挑みかかってゆく
地団駄ふんで人生 とり残されて人生
ふりかえっても人生 しかたないのさ人生
地団駄ふんで人生 酔いしれて人生
新しい酒が人生 新しい恋が 人生さ
地団駄ふんで人生 酔いしれて人生
新しい酒が人生 新しい恋が 人生さ
13.晩秋
作詞:河島英五
作曲:河島英五
この国が一番美しい 燃える秋が訪れる
空の遠い遠い所から 懐かしい唄が聞こえてきそうだ
縁側で繕い物しながら 口ずさむ母の唄か
下校時間告げるチャイムと共に 流れたメロディか
悲しみに心奪われ 生きる力無くした時にも
季節は美しく巡り来て 優しく響く
声が潰れるほど泣いた夜も 抱き合った温もりも
過ぎ行く日々の暮らしの中に
いつの間にか埋もれて行くでしょう
街路樹が赤く色づく道 笑い合う子供達
道草をしてお帰りなさい 今を楽しむが良い
やがて寒い冬が来て 全てが雪に埋もれても
あなたと生きて愛し合った日々 忘れはしない
幾度も季節は巡って 全てが風に流れても
あなたが生きて残した温もり 決して消えない
木枯しが吹いても 雪に埋もれても 決して消えない
14.旅的途上
作詞:河島英五
作曲:河島英五
春はあざやか菜の花畑で
雲などながめコップ酒
夏は星降る浜辺に手まくら
波を相手に旅の酒
人恋しさに飲んだ酒が
なお人恋しくさせる
年がら年中恋焦がれ
人生旅的途上
秋はすれちがううしろ姿に
面影しのび手酌酒
冬は暮れゆく空の彼方よ
鳥は南へ俺は北へ
あこがれ求めさまよう胸の
燃える想いを伝えん
たどり着くやら着けぬやら
人生旅的途上
人恋しさに飲んだ酒が
なお人恋しくさせる
年がら年中恋焦がれ
人生旅的途上
たどり着くら着けぬやら
人生旅的途上
15.ほろ酔いで
作詞:河島英五
作曲:河島英五
ほろ酔いで夢見れば
想い出は美しく
時はすべてを許し
やさしさに変えてゆく
傷ついた青春も 泣きぬれた恋人も
みんな化石の花になる
すべてのものが やがて むくわれ
すべてのものが いつか 救われる
時代は変わり 陽は降り注ぐだろう
生きてゆけぬと 泪する人にも
哀しみはいつだって
幸せな日を選び
風のように あらわれて
夢のように 消えてゆく
ひたすらに流れてゆけ ささやかな人生よ
せめてもどせぬ運命(さだめ)なら
人も 願いも やがて去りゆき
季節は変わり いつかめぐりあう
時の流れに みえかくれしながら
波間ただよう 花びらのように
すべてのものが やがて むくわれ
すべてのものが いつか 救われる
時代は変わり 陽は降り注ぐだろう
波間ただよう 花びらのうえにも
16.元気だしてゆこう
作詞:河島英五
作曲:河島英五
元気だしてゆこう 声掛け合ってゆこう
サムライでゆこう 日本男児でゆこう
世の中の人は何とでも
何とでも言うが良い
我がする事は我が想いは 我のみぞ知る
武士は喰わねど高楊枝 心は五月晴れ
こせこせするな くよくよするな
青空に鯉のぼり
元気だしてゆこう 声掛け合ってゆこう
サムライでゆこう 日本男児でゆこう
志が少年を
一人前の男にする
志を持ち続ける事で 男は少年に帰る
忍ぶ恋路に花が咲く 頑張ってゆこう
めそめそするな うじうじするな
夜空に「玉屋!」
元気だしてゆこう 声掛け合ってゆこう
サムライでゆこう 日本男児でゆこう
元気だしてゆこう 声掛け合ってゆこう
サムライでゆこう 日本男児でゆこう
元気だしてゆこう 声掛け合ってゆこう
サムライでゆこう 日本男児でゆこう
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