1.十九の浮草
2.母子舞い
3.女の酒
作詞:藤間哲郎
作曲:高野かつみ
命もあげた 女です
何が私に残ります
今はさいごに ただひとつ
あげる言葉の さようなら
女が女を捨てました
お酒をください お酒を お酒を
鬼にも 蛇にも なりきって
生まれかわろう かわりたい
憎いあなたを 撲よりは
ひとり手酌の ひとりごと
女が女を捨てました
お酒をください お酒を お酒を
あなたの胸に 誰かいる
どうせ私は 過去のひと
風にさみしく さりげなく
夜のちまたに 花が散る
女が女を捨てました
お酒をください お酒を お酒を
4.おんなの海峡
5.浅草姉妹
6.浮草情話
作詞:荒川利夫
作曲:山口ひろし
この目に見えない運命の嵐
今日もふたりをもてあそぶ
もしもあなたが死ぬのなら
そうよ私も生きてない
ねぇあなた
命をひとつにかさねたい
負けたらだめだと心を叱る
別れられないこの人よ
肩を並べて酔う酒の
耳に聞こえる汽車の笛
ねぇあなた
涙にうかべる故郷よ
どこまで流れる運命の川を
ネオン灯りが目にしみる
どこへ着こうと浮草の
愛を明日へつれてゆく
ねぇあなた
この手を放して暮らせない
7.他人船
8.そんなあんたに惚れました
作詞:鳥井実
作曲:西谷翔
はでな暮しは 出来ないけれど
ついて来いよと 振りむきながら
いきなり私の 手を握り
雨の屋台に 駆け出すあんた
惚れた 惚れた
そんなあんたに 惚れました
俺の生きざま 下手くそだけど
どこかお前も にているなんて
私をみつめる 目のなかに
きらり光った あんたの涙
惚れた 惚れた
そんなあんたに 惚れました
ひとつグラスに お酒を注いで
夫婦ちぎりの まねごとだけど
私に半分 のめと云う
バカよバカバカ 泣けるじゃないの
惚れた 惚れた
そんなあんたに 惚れました
9.くちなし情話
10.東京だよおっ母さん
11.かえり船
12.一本刀土俵入り
13.涙の酒
14.雪の華
作詞:池田充男
作曲:青山八郎
雪より白い この肌を
さくらに染める冬の宿
逢えば乱れて苦しむ恋に
とけてゆくのも おんなゆえ
あゝおんな おんな哀しや雪の華
吹雪が空に鳴る音の
恐さにふるえ ねむられず
指につたわる ぬくもりもとめ
強くあなたに またすがる
あゝ恋は恋は哀しや雪の華
私が泣いてたのんだら
あなたの命 くれますか
せめて春まで 別れるまでは
忍なさけに酔わせてよ
あゝ咲いて 咲いて哀しや雪の華
|