1.修羅の花
作詞:小池一雄
作曲:平尾昌晃
死んでいた朝に とむらいの雪が降る
はぐれ犬の遠吠え 下駄の音きしむ
いんがなおもさ みつめて歩く
闇を抱きしめる 蛇の目の傘一つ
いのちの道を行く女 涙はとうに捨てました
ふりむいた川に 遠ざかる旅の灯が
凍てた鶴は動かず 哭いた雨と風
冷えた水面に ほつれ髪映し
涙さえ見せない 蛇の目の傘一つ
怨みの道を行く女 心はとうに捨てました
義理も情も 涙も夢も
昨日も明日も 縁のない言葉
怨みの川に身をゆだね
女はとうに捨てました
2.怨み節
作詞:伊藤俊也
作曲:菊池俊輔
花よ綺麗と おだてられ
咲いてみせれば すぐ散らされる
馬鹿なバカな 馬鹿な女の怨み節
運命哀しと あきらめて
泣きをみせれば また泣かされる
女おんな 女なみだの怨み節
憎い口惜しい 許せない
消すに消えない 忘れられない
尽きぬつきぬ 尽きぬ女の怨み節
夢よ未練と 嗤(わら)われて
覚めてみせます まだ覚めきれぬ
女おんな 女ごころの怨み節
真赤なバラにゃ トゲがある
刺したかないが 刺さずにゃおかぬ
燃えるもえる 燃える女の怨み節
死んで花実が 咲くじゃなし
怨み一筋 生きて行く
女おんな 女いのちの怨み節
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