それでも來た道

柴田淳 それでも來た道歌詞
1.それでも來た道

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:澤近泰輔

滿ち足りた幸福なら
この世界にはきっと無いもの
それでもいつか辿り著くと
すがる何か信じていた

あの人の彈く聲を聽けば
あの人の歌を口ずさめば
體にまとわりつく不安は
一つ一つ消えるようで

見せかけだけの夢でもいい
偽りだらけの優しさでいい
もう頑張らなくていいのよって
言ってくれないか

振り返るなと 立ち止まるなと
步き續けて
この道の果ては 未だに
何一つ見えやしない

風の色 街のにおい
變わり始めるのが怖かった
信號待ちの人の群れに
僕はちゃんと溶け迂んでいるかな

あの人の見た夢を見れば
あの人の翳す太陽を仰げば
自分もあの人になれると
一つ一つ真似していた

無責任すぎる愛でもいい
一瞬で消える溫もりでいい
もう泣いたってかまわないのよって
抱いてくれないか

見えないものを見えると言える
強さがあった
なぜか淚があふれても
それでも來た道
振り返るなと 立ち止まるなと
步き續けても
この世に果てなどないと
本當はとっくに 氣付いてたさ


2.夜の海に立ち…~彈き語りバ一ジョン~

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:柴田淳

會いたいと言えたら もう會いに行ってる
愛してると言えたら 愛してるって言ってる
手をつなぎたいなら もう握り締めている
それが出來ないから こうして うたってる
あなたの心に 私の歌聲が響き渡る日まで
私はここに立って うたい續ける

淋しいって言えない だから強がっている
受け止めてくれない 分かるから泣かない
一人で平氣と 平氣じゃないから言う
それしか出來ないから こうして うたってる
あなたの心に 私の歌聲が響き渡る日まで
私はここに立って うたい續ける
あなたの心に 私の歌聲が
たとえ屆かないとしても
この聲が枯れるまで うたうのだろう

淚こぼれないように 星を見上げて
勵ましてくれるような 波を聽いて


3.變身

作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
編曲:澤近泰輔

別れは一瞬だった
こんな長く二人で步いて來たのに
君が鄰りにいること
當たり前のことではなかったんだよね

散らかす度 君に怒られてたのに
もうなにをしたって怒ってはくれない

二人じゃ狹すぎたこの部屋が
こんなに廣いとは思わなかった
僕が默ってると 遠くで冷藏庫の音だけ
靜かすぎて寒いよ

無意識のうちに
僕は君と同じ人を求め續けていた
だから 君と違うトコ見つけたなら
たちまち冷めてしまった

君が育てていた花に水をやる
君が消えないように ずっと
消えないように…

どうしても受け入れられないことがある
かけがえのないモノがある
それが困るなら
僕は變わるか終わるしかない
君の愛した僕を

それでも 心の片隅に隱して
僕はきっと生きてくだろう
誰と出會っても いつか誰かと結ばれようと
演じ續けてくだろう
君を忘れた僕を