再生

松山千春 再生歌詞
1.どうぞこのまま

作詞:丸山圭子
作曲:丸山圭子

この確かな 時間だけが 今の二人に 与えられた
唯一の あかしなのです

ふれあうことの 喜びを あなたのぬくもりに 感じて
そうして 生きているのです

くもりガラスを伝わる 雨のしずくのように
ただひとすじに ただひとすじに ただひたむきに

それは ばかげたあこがれか 気まぐれな 恋だとしても
雨は きっと降り続く

くもりガラスをたたく 雨の音かぞえながら
どうぞこのまま どうぞこのまま どうぞやまないで

さよならは涙とうらはら さめたコーヒーのようなもの
だから いつまでも このまま

どうぞこのまま どうぞこのまま どうぞやまないで
どうぞこのまま どうぞこのまま どうぞやまないで


2.さよならをするために

作詞:石坂浩二
作曲:坂田晃一

過ぎた日の微笑みを みんな君にあげる
ゆうべ枯れてた花が 今は咲いているよ
過ぎた日の悲しみも みんな君にあげる
あの日知らない人が 今はそばに眠る

温かな昼下がり 通りすぎる雨に
濡れることを 夢に見るよ
風に吹かれて 胸に残る想い出と
さよならを するために

昇る朝陽のように 今は君と歩く
白い扉をしめて やさしい夜を招き
今のあなたにきっと 判るはずはないの
風に残した過去の さめた愛の言葉

温かな昼下がり 通りすぎる雨に
濡れることを 夢に見るよ
風に吹かれて 胸に残る想い出と
さよならを するために


3.セクシィ

作詞:下田逸郎
作曲:下田逸郎

子供みたいに笑うあなたが 急に黙ってセクシィ
旅に出るなら夜の飛行機 つぶやくあなたセクシィ
夜の深さに ふたりとけて行くのね
愛の言葉はみつめあうこと ふたつの心セクシィ

愛の暮らしに少し疲れた あなたと私セクシィ
明日のことは誰も知らない だから今夜はセクシィ
夜の深さに ふたりとけて行くのね
愛の言葉はみつめあうこと ふたつの身体セクシィ


4.別れのサンバ

作詞:長谷川きよし
作曲:長谷川きよし

何にも 思わず
涙も 流さず
あなたの 残した
グラスを みつめて一人

みんなわかっていた はずなのに
心の 奥の淋しさを ああ

わかって あげれば
別れも 知らずにすんだの

きっと私を 強く抱く時も
あなたは 一人 淋しかったのね

あなたの 愛した この髪さえ

今は泣いている
今は泣いている
今は泣いている


5.妹

作詞:喜多條忠
作曲:南こうせつ

妹よ ふすま一枚 へだてて 今
小さな寝息をたててる 妹よ
お前は夜が 夜が明けると
雪のような 花嫁衣裳を着るのか

妹よ お前は器量が悪いのだから
俺はずい分心配していたんだ
あいつは俺の友達だから
たまには三人で酒でも飲もうや

妹よ 父が死に 母が死にお前ひとり
お前ひとりだけが 心のきがかり
明朝 お前が出ていく前に
あの味噌汁の 作り方を書いてゆけ

妹よ あいつは とってもいい奴だから
どんなことがあっても 我慢しなさい
そして どうしても どうしても
どうしてもだめだったら 帰っておいで 妹よ


6.春夏秋冬

作詞:泉谷しげる
作曲:泉谷しげる

季節のない街に生まれ 風のない丘に育ち
夢のない家を出て 愛のない人に逢う

人のために良かれと思い 西から東へかけずり回る
やっと見つけた優しさは いともたやすくしなびた

春を眺める余裕もなく 夏を乗り切る力もなく
秋の枯葉に身を包み 冬に骨身をさらけ出す

今日で全てが終わるさ 今日で全てが変わる
今日で全てが報われる 今日で全てが始まるさ

季節のない街に生まれ 風のない丘に育ち
夢のない家を出て 愛のない人に逢う

を横目で隣を覗き 自分の道を確かめる
またひとつずるくなった 当分照れ笑いが続く

汚いところですが 暇があったら寄ってみて下さい
ほんのついででいいんです 一度寄ってみて下さい

今日で全てが終わるさ 今日で全てが変わる
今日で全てが報われる 今日で全てが始まるさ


7.卒業写真

作詞:荒井由実
作曲:荒井由実

悲しいことがあると開く皮の表紙
卒業写真のあの人はやさしい目をしてる

町でみかけたとき何も言えなかった
卒業写真の面影がそのままだったから

人ごみに流されて変わってゆく私を
あなたはときどき遠くでしかって

話しかけるようにゆれる柳の下を
通った道さえ今はもう電車から見るだけ

あの頃の生き方をあなたは忘れないで
あなたは私の青春そのもの

人ごみに流されて変わってゆく私を
あなたはときどき遠くでしかって

あなたは私の青春そのもの


8.雨が空から降れば

作詞:別役実
作曲:小室等

雨が空から降れば オモイデは地面にしみこむ
雨がシトシト降れば オモイデはシトシトにじむ

黒いコーモリ傘をさして街を歩けば
あの街は雨の中 この街も雨の中
電信柱もポストも フルサトも雨の中

しょうがない 雨の日はしょうがない
公園のベンチでひとり
おさかなをつれば おさかなもまた 雨の中

しょうがない 雨の日はしょうがない
しょうがない 雨の日はしょうがない
しょうがない 雨の日はしょうがない


9.私たちの望むものは

作詞:岡林信康
作曲:岡林信康

私たちの望むものは生きる苦しみではなく
私たちの望むものは生きる喜びなのだ

私たちの望むものは社会のための私ではなく
私たちの望むものは私達のための社会なのだ

私たちの望むものは与えられることではなく
私たちの望むものは奪い取ることなのだ

今ある不幸せにとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに今飛び立つのだ

私たちの望むものはくりかえすことではなく
私たちの望むものはたえず変わってゆくことなのだ

私たちの望むものは貴方を殺すことではなく
私たちの望むものは貴と生きることなのだ

今ある不幸せにとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに今飛び立つのだ

私たちの望むものは生きる喜びではなく
私たちの望むものは生きる苦しみなのだ


10.伝道

作詞:加川良
作曲:加川良

悲しい時にゃ悲しみなさい
気にする事じゃありません
あなたの大事な命に関わることもあるまいし

そうですそれが運命でしょう
気にする事じゃありません
生まれて死ぬまでつきまとうのは
悩みと云うものだけなのですよ


11.旅立ち

作詞:松山千春
作曲:松山千春

私の瞳が ぬれているのは
涙なんかじゃないわ 泣いたりしない
この日がいつか 来ることなんか
二人が出会った時に 知っていたはず
私の事など もう気にしないで
貴方は貴方の道を 歩いてほしい

さよなら言わずに 笑ってみるわ
貴方の旅立ちだもの 泣いたりしない
言葉はいらない 笑顔を見せて
心の中のあなたは いつもやさしい

私は泣かない だってあなたの
あなたの思い出だけは 消えたりしない

私の瞳が ぬれているのは
涙なんかじゃないわ 泣いたりしない
涙なんかじゃないわ 泣いたりしない


12.もう一度

作詞:松山千春
作曲:松山千春

こんな夜は 冷たい夜は
妙に寂しくなるわ
あなたは煙草 くゆらせながら
何か云おうとしてる

あなたの心は全て 分っているつもり
だけどさよなら云われたら 生きてはゆけないわ

もう一度だけ あなたの腕に
もう一度だけ 甘えて見たい

ごめんなさいで 終る恋でも
私本気で愛した
甘い言葉を ささやいたのは
そんなに昔じゃないはず

あなたに嫌われたのなら しかたないけれど
私をほんの少しでも 愛していたのなら

もう一度だけ あなたの腕に
もう一度だけ 甘えて見たい

もう一度だけ あなたの腕に
もう一度だけ 甘えて見たい

だからもう一度 あなたの腕に
もう一度だけ 甘えて見たい

だからもう一度 あなたの腕に
もう一度だけ 甘えて見たい


13.恋

作詞:松山千春
作曲:松山千春

愛することに疲れたみたい
嫌いになったわけじゃない
部屋の灯はつけてゆくわ
カギはいつものゲタ箱の中

きっと貴方はいつものことと
笑いとばすにちがいない
だけど今度は本気みたい
貴方の顔もちらつかないわ

男はいつも 待たせるだけで
女はいつも 待ちくたびれて
それでもいいと なぐさめていた
それでも恋は恋

多分貴方はいつもの店で
酒を飲んでくだをまいて
洗濯物は机の上に
短い手紙そえておくわ

今度生まれてくるとしたなら
やっぱり女で生まれてみたい
だけど二度とヘマはしない
貴方になんかつまずかないわ

男はいつも 待たせるだけで
女はいつも 待ちくたびれて
それでもいいと なぐさめていた
それでも恋は恋

男はいつも 待たせるだけで
女はいつも 待ちくたびれて
それでもいいと なぐさめていた
それでも恋は恋

それでも恋は恋


14.君のために作った歌

作詞:松山千春
作曲:松山千春

何気なく口ずさむ 唄だけど
せめて君には ほめてもらいたい
心をこめて 歌うから
もう一度 歌うから

こんなに 君のこと
好きなのに 恥ずかしくて
口に出せない 僕さ
だからこの唄 歌うんだ
君のため作った唄

いつまでも 君がそばにいて
いつまでも この愛が続くように
心をこめて 歌うから
もう一度 歌うから

こんなに 君のこと
好きなのに 恥ずかしくて
口に出せない 僕さ
だからこの唄 歌うんだ
君のため作った唄
君のため作った唄
君のため作った唄


15.季節の中で

作詞:松山千春
作曲:松山千春

うつむきかけた貴方の前を
静かに時は流れ

めぐるめぐる季節の中で
貴方は何を見つけるだろう

海の青さにとまどう様に
とびかう鳥の様に
はばたけ高くはばたけ強く
小さなつばさひろげ

めぐるめぐる季節の中で
貴方は何を見つけるだろう

昇る朝日のまぶしさの中
はるかな空をめざし
はばたけ高くはばたけ強く
貴方の旅がはじまる

めぐるめぐる季節の中で
貴方は何を見つけるだろう


16.人生の空から

作詞:松山千春
作曲:松山千春

深く耳をすませば 朝一番の汽笛
街はにわかに ざわめいて

遠い旅の空から 君に送る便りは
力まかせの なぐり書き

まわり道でも 旅の終わりに
君にもう一度 会えたならいいね

いつも怯えていたね 風の音にふるえて
はき出す言葉は ぐちばかり

君なら良くわかるね こんな僕の気持が
今なら一から やれるよね

まわり道でも 旅の終わりに
君にもう一度 会えたならいいね

まわり道でも 旅の終わりに
君にもう一度 会えたならいいね


17.良生ちゃんとポプラ並木

作詞:松山千春
作曲:松山千春

春は細道ポプラ並木を
良生ちゃんと学校帰り
良生ちゃんは足が長く
僕はいつでも小走りだ
春のやさしい日差しを浴びて
ポプラ並木は 背伸び 背伸び

夏はかげろう ポプラ並木で
みんな集まりチャンバラごっこ
良生ちゃんは正義の味方
僕は悪役 切られ役
夏の日差しにかげろう揺れて
ポプラ並木は 背伸び 背伸び

秋は夕暮れ ポプラ並木の
長い影はアベック・コース
良生ちゃんは女連れで
僕は一人でいじけるばかり
秋は木枯らし凍えるように
ポプラ並木は 背伸び 背伸び

冬は初雪 ポプラ並木を
しばれた身体 丸めるように
良生ちゃんはスケート選手
僕は補欠のまた補欠
冬は一面銀世界
ポプラ並木は 背伸び 背伸び

あれからすでに 十年過ぎて
良生ちゃんは結婚をして
風の便りに聴いた話じゃ
男の子が生まれたそうだ

いつも僕らを見守るように
ポプラ並木は 背伸び 背伸び

いつも僕らを見守るように
ポプラ並木は 背伸び 背伸び


18.長い夜

作詞:松山千春
作曲:松山千春

恋にゆれる 心ひとつ
お前だけを 追いかけているよ
おいでここへ僕のそばに
燃えるような 口づけをあげる
長い夜を 飛び越えてみたい
お前だけに この愛を誓う
重ねた腕の ぬくもりに
とまどう 二人

恋にゆれる 心ひとつ
お前だけを 抱きしめていたい
だから僕の胸のときめき
きこえたならとびこんでおいで
長い夜を 飛び越えてみたい
お前だけに この愛を誓う
星降る夜に 誘われて
とまどう 二人

長い夜を 飛び越えてみたい
お前だけに この愛を誓う
星降る夜に 誘われて
とまどう 二人


19.銀の雨

作詞:松山千春
作曲:松山千春

貴方と暮らしたわずかな時間
通り過ぎれば楽しかったわ
これ以上私がそばに居たなら
あなたがだめになってしまうのね

いつの間にか 降り出した雨
窓の外は 銀の雨が降る

貴方のそばで 貴方のために
暮らせただけで幸せだけど
せめて貴方の さびしさ少し
わかってあげればよかったのに

貴方がくれた 思い出だけが
ひとつふたつ 銀の雨の中

ごめんと私に いってくれたのは
貴方の最後のやさしさですね
いいのよ貴方に ついて来たのは
みんな私のわがままだから

貴方の夢が かなう様に
祈る心に 銀の雨が降る
銀の雨が降る
銀の雨が降る


20.大空と大地の中で

作詞:松山千春
作曲:松山千春

果てしない大空と 広い大地のその中で
いつの日か幸せを 自分の腕でつかむよう

歩き出そう明日の日に 振り返るにはまだ若い
ふきすさぶ北風に 飛ばされぬよう 飛ばぬよう

こごえた両手に 息をふきかけて
しばれた体を あたためて

生きる事がつらいとか 苦しいだとか言う前に
野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ

こごえた両手に 息をふきかけて
しばれた体を あたためて

生きる事がつらいとか 苦しいだとか言う前に
野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ

こごえた両手に 息をふきかけて
しばれた体を あたためて

果てしない大空と 広い大地のその中で
いつの日か幸せを 自分の腕でつかむよう
自分の腕でつかむよう