松原のぶえオリジナル名曲選集

松原のぶえ 松原のぶえオリジナル名曲選集歌詞
1.桜、散る海

作詞:たかたかし
作曲:弦哲也

桜花びら 幾千も
瞳をうずめて 空に舞い
きららきららと 哀しみが
四月の海に降りしきる
突然 この世から あなたをなくして
涙かれはて こころ狂おしく…
会いたくて 会いたくて
あなたに会いたくて
―明日へ行けない

海を見つめて ただひとり
時間の迷子になってます
いっそわたしも あとを追い
霞の彼方に消えたくて…
あなたがこの胸に 生きてるかぎりは
きっとわたしは 誰も愛せない
さよならも さよならも
言えないままだから
―明日へ行けない

わたしをひとりに しないとあんなに
あなた約束したじゃないの
会いたくて 会いたくて
あなたに会いたくて
―明日へ行けない


2.おんなの出船

作詞:山田孝雄
作曲:船村徹

涙 涙 涙 涙
涙枯れても 枯れるな恋よ
船に 私は乗る
あなた 桟橋で
白いテープを引く
お別れ波止場
サヨナラ サヨナラ
おんなの出船

夢を 夢を 夢を 夢を
夢を下さい おんなの夢を
明日は どうにかなる
今夜 見る夢に
愛を信じて行く
一人の旅路
サヨナラ サヨナラ
おんなの出船

心 心 心 心
心あげます おんなの心
他に 何もない
あげる ものなんて
沖じゃカモメが泣く
お別れ波止場
サヨナラ サヨナラ
おんなの出船


3.演歌みち

作詞:吉岡治
作曲:岡千秋

爪先あがりの この坂を
誰が名づけた 浮世坂
風が背をおす 日もあれば
雨が胸つく 肩たたく
しんどいネ そりゃましんどいけれど
エンヤコラ このみち 演歌みち

人間生きてりゃ 誰にでも
いつか身につく 垢もある
責めてくれるな はしご酒
捨てちゃいないさ 夢だけは
しゃないネ そりゃましゃないけれど
エンヤコラ このみち 演歌みち

明日は明日の 風が吹く
惚れてふられて また惚れて
はぐれ鳥にも いつの日か
待てば日和(ひより)の 春もあろ
しんどいネ そりゃましんどいけれど
エンヤコラ このみち 演歌みち


4.なみだの棧橋

作詞:杉紀彦
作曲:市川昭介

どこへ行くとも 言わないで
夜明け あの人 船の上
雨のデッキに 眼をこらしても
溢れる泪で 何にも見えない
わけをきかせて くださいと
叫ぶこの声 ドラが消す
行かないで 行かないで 行かないで

寒さ間近の 波しぶき
夜明け桟橋 雨しぶき
こんな時間に 出て行く船に
あの人希望を かけたのだろうか
だけど私は どうするの
何もおしえず 行くなんて
行かないで 行かないで 行かないで

ぼくの故郷は 君の胸
いつもあの人 言っていた
いつか夜明けに 帰って来ると
ひと言きければ こんなに泣かない
私いつまで 待ちますと
船につたえる 束の間を
行かないで 行かないで 行かないで


5.蛍

作詞:たかたかし
作曲:弦哲也

はぐれ蛍が よりそって
しあわせ手さぐり 夢さぐり
きれいごとでは 愛しきれない
この人と この人と
命かさねて
生きるふたりの 濁り川

抱いてください おもいっきり
明日のゆくえも わからない
夜のすき間を こぼれて落ちて
この人と この人と
躰こがして
生きるふたりの 蛍川

水が濁った この街に
蛍は住めぬと 人はいう
いいの一緒に 翔べたらいいの
この人と この人と
おなじ運命を
生きるふたりの 情け川


6.夢見草

作詞:津城ひかる
作曲:弦哲也

今に見てろと 啖呵を切って
夢を追いかけ 走るひと
無理をしないで ねぇあなた
すべって転んだ その時は
わたしの胸に 甘えてよ
あなたあっての 幸せだから

なぜかこの世は 平気な顔で
白を黒だと はねつける
意地を張らずに ねぇあなた
負けるが勝ちだと 言うじゃない
世間の人が 見捨てても
わたし一人は あなたの味方

ひとに見えない あなたの夢を
見せてください わたしにも
春はもうすぐ ねぇあなた
木枯らしつめたい 冬の日も
蕾をつけて 生きている
桜 さくらは あなたの花よ


7.越前風舞い

作詞:仁井谷俊也
作曲:大谷明裕

ひゅるりひゅるひゅる 風が頬うつ空で哭く
波が 波が足元(あし)まで 打ち寄せる
あなたの愛を 失くしたら
わたしは何処で 生きればいいの…
越前風舞い
こぼす吐息が こぼす吐息が 雪になる

岩に砕けて 風に飛び散る波の花
どこか どこかわたしに 似た運命
惚れたら駄目と 知りながら
いけない恋に 溺れて燃えた…
越前風舞い
流す涙が 流す涙が 水仙(はな)になる

心細さに 胸が凍える躰(み)も凍る
夢も 夢もしんしん 冷えてゆく
ふたりで暮らす 隠れ家を
鴎よどうか 見つけて欲しい…
越前風舞い
縋るこの声 縋るこの声 雪になる


8.別れの霧笛

作詞:麻こよみ
作曲:市川昭介

過去を断ち切り 出直す時に
女は海峡 渡ります
二度とあなたに 戻らない
決めて夜明けの 船を待つ
哭くな霧笛よ 霧笛よ哭くな
哭けば未練の 波が立つ

命あずけて 尽してみても
傷つくだけの 愛でした
ふたりこのまま 続いたら
いつかあなたを 怨むだけ
鳴くな鴎よ 鴎よ鳴くな
鳴けば涙が 渦を巻く

出船 桟橋 あなたの姿
さがす女の 哀しさよ
二度と恋など しませんと
決めて面影 抱きしめる
哭くな霧笛よ 霧笛よ哭くな
哭けば明日が 遠くなる


9.霧幻海峡

作詞:いとう彩
作曲:田尾将実

遠く離れりゃ 離れるほどに
つのる恋しさ 女の未練
行くなとひと言 言われたら
船には乗らずに いたものを
馬鹿よ馬鹿よね 胸の隙間を
哭く霧笛…
越えて来ました 北海峡

あなた空似の 人さえいない
飲めば酔います ひとりの酒場
おまえが最後と 言いながら
わたしを冷たく 捨てたひと
いつになったら 忘れられよか
面影を…
二度と戻れぬ 北海峡

心がぼろぼろ 崩れそな
夜には夢でも 愛に来て
こらえ切れずに 泣いているよな
泪雨…
春はまぼろし 北海峡


10.春待さくら草

作詞:下地亜記子
作曲:岡千秋

泣いちゃいけない くじけちゃダメよ
転べば起きましょ 何度でも
苦労に負けたら 明日(あす)はない
花よ咲け咲け 命の限り
つらいの つらいの飛んでゆけ 飛んでゆけ
おんな夢みる さくら草

お人好しだと 笑われようと
信じてゆきたい 人の世を
誰にもあるのよ 傷あとは
花よ咲け咲け 浮世の隅で
痛いの 痛いの飛んでゆけ 飛んでゆけ
耐えて忍んだ さくら草

夢を支えに 歩いてゆけば
いつかは倖せ きっと来る
涙は明日(あした)の 邪魔になる
花よ咲け咲け 心の庭に
弱虫 泣き虫 飛んでゆけ 飛んでゆけ
つぼみ春待つ さくら草


11.泣きぼくろ

作詞:下地亜記子
作曲:市川昭介

捨ててゆくなら 優しさなんて
胸に残して ゆかないで
あなた寒いわ 心が肌が
せめて逢いたい もう一度
想い出 溜息 涙酒
未練哀しい 泣きぼくろ

つらい別れが 教えてくれた
男心の 裏表
あなた答えて あの優しさは
その場限りの 嘘ですか
気まぐれ たわむれ 薄情け
濡れて哀しい 泣きぼくろ

憎さ三分(さんぶ)に 愛しさ七分(しちぶ)
忘れられない 身がつらい
あなた欲しいの あのぬくもりが
夢の中でも 恋しがる
独り寝 ぬけがら ほつれ髪
運命(さだめ)哀しい 泣きぼくろ


12.なみだ雨


13.今宵かぎり


14.泣いたりなんて…