1.海燕
作詞:仁井谷俊也
作曲:杉本真人
こころを決める 旅なのに
何処まで行っても 砂と海
あきらめきれず 忘れられず
沈む夕陽を 見ています
ああ一羽はぐれた 海燕
おまえはひとりが 寂しくないか
ああ情あるなら あのひとに
一途な想いを
一途な想いを 伝えて欲しい
果てしなく続く 足跡は
せつないおんなの 涙です
あのひと世間 捨ててまで
きっと私に 走らない
ああ岩をかすめる 海燕
愚かなみれんと 嘲笑うでしょうか
ああすがる胸さえ ないままに
冷たい季節を
冷たい季節を どうして生きる
海つばめ… 海つばめ…
アアア アアア アアア ア…
ああ風にさからう 海燕
結ばれないなら 何故逢わせたの
ああ責めるつもりは ないけれど
こころの痛みを
こころの痛みを わかって欲しい
ああ一羽はぐれた 海燕
おまえひとりが 寂しくないか
ああ情あるなら あのひとに
一途な想いを
一途な想いを 伝えて欲しい
2.朝顔
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
ねぇ、あなた 無理して飲む酒は
たとえ酔えても 心はだませない
そばにわたしがいるじゃない
わけてください 肩の荷を
いつものやさしい
笑顔のあなたに もどってよ
ねぇ、あなた ふたりはひとりです
おなじよろこび 悲しみわけあえる
二度や三度のつまずきは
あるわ誰にも 生きていりゃ
負けたらだめです
この世に負けたら だめですよ
見て、あなた しぼんだ朝顔が
今朝は背すじを のばして咲いてます
惚れた男につくすのが
なんでつらかろ 苦しかろ
あなたが枯れたら
わたしも枯れるわ いいですね
3.愛冠岬
作詞:田中うめの
作曲:三木たかし
遠く涙の 岬を染めて
沈む夕陽に 浜が哭く
波のうねりに 浮かんで消える
面影ひとつ 夢ひとつ
ああ愛冠の岬よ
霧よ晴れて もう一度逢わせてよ
海よ風よ 時を私に返しておくれ
岬のカムイよ
せつない祈りをかなえておくれ
潮のつぶてに 打たれて耐えて
いのちを咲かせる むらさきの
花に重ねる 女のこころ
死ぬことさえも許されぬ
あゝ愛冠の岬よ
北の涯ての 淋しさが凍りつく
海よ風よ 愛の傷みを支えておくれ
岬のカムイよ
私の祈りをかなえておくれ
海よ風よ 時を私に返しておくれ
岬のカムイよ
私の祈りをかなえておくれ
かなえておくれ
4.あなたという名の雪が降る
作詞:荒木とよひさ
作曲:市川昭介
子供の頃から 涙がいつも
似合っていたような きがします
あなたの背中に 顔を伏せれば
幸福の匂いが してたのに
※あ あ この愛どこかで
迷子でいるのなら
心の片隅で 待つこともできるのに
思い出ばかり またつもらせて
あなたという名の雪が降る※
夜風にまぎれて かすかに遠く
汽笛が聞こえる 気がします
はなれた心を つなぎ合わせる
きのうまで もどれはしないのに
あ あ このゆび今でも
あなたをさがしてる
一人で眠れない 聞き分けのない心
悲しみばかり またつもらせて
あなたという名の雪が降る
(※くり返し)
5.めぐり逢い赤坂
6.演歌みち
作詞:吉岡治
作曲:岡千秋
爪先あがりの この坂を
誰が名づけた 浮世坂
風が背をおす 日もあれば
雨が胸つく 肩たたく
しんどいネ そりゃましんどいけれど
エンヤコラ このみち 演歌みち
人間生きてりゃ 誰にでも
いつか身につく 垢もある
責めてくれるな はしご酒
捨てちゃいないさ 夢だけは
しゃないネ そりゃましゃないけれど
エンヤコラ このみち 演歌みち
明日は明日の 風が吹く
惚れてふられて また惚れて
はぐれ鳥にも いつの日か
待てば日和(ひより)の 春もあろ
しんどいネ そりゃましんどいけれど
エンヤコラ このみち 演歌みち
7.蛍
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
はぐれ蛍が よりそって
しあわせ手さぐり 夢さぐり
きれいごとでは 愛しきれない
この人と この人と
命かさねて
生きるふたりの 濁り川
抱いてください おもいっきり
明日のゆくえも わからない
夜のすき間を こぼれて落ちて
この人と この人と
躰こがして
生きるふたりの 蛍川
水が濁った この街に
蛍は住めぬと 人はいう
いいの一緒に 翔べたらいいの
この人と この人と
おなじ運命を
生きるふたりの 情け川
8.無情の海
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
海の鳥さえ翼をよせて
はるか海峡こえてゆく
島は見えても わたれない
こころひきさく 無情の海よ
いくつゆく春 指でかぞえたら
めぐり逢えるの あの人に
やさしい胸の日だまりに
逢いたいよ 逢いたいよ
海の向こうに ふるさとがある
逢いたいよ 逢いたいよ
島は見えても わたれない
海のにくらしさ
赤い夕日が岬をそめる
カモメ啼き啼き 沖へとぶ
船は見えても わたれない
波の荒さよ 無情の海よ
もしもわたしが 鳥になれたなら
おなじ傷みに たえている
あなたの島に とんでゆく
逢いたいよ 逢いたいよ
とじた瞼に 面影うかぶ
逢いたいよ 逢いたいよ
船は見えても わたれない
海のにくらしさ
逢いたいよ 逢いたいよ
海の向こうに ふるさとがある
逢いたいよ 逢いたいよ
とんでゆきたい ゆかれない
海のにくらしさ
9.離愁…秋から冬へ
10.男なら
作詞:吉岡治
作曲:岡千秋
悔し涙を噛みしめて
それでも肩を落とさない
見栄が男の つっかい棒と
からから辛い 酒を飲む
なァ 下手な慰め言わないぜ
男なら 男なら
黙って心で あゝ 酒を飲む
想いばかりがただ燃えて
日暮れりゃ遠い道ばかり
照る日 曇る日 さまざまだよと
何処かで唄う 演歌ぶし
なァ 七つ転んでまだ転ぶ
男なら 男なら
それでも真赤な ああ 夢を見る
運否天賦(うんぷてんぷ)は 風しだい
時代がいつか 俺と寝る
そうさ最後に 笑えばいいさ
それまでふたり はしご酒
なァ 晴れて男の花道を
男なら 男なら
綺麗に飾ろぜ あゝ 男なら
11.なみだの棧橋
作詞:杉紀彦
作曲:市川昭介
どこへ行くとも 言わないで
夜明け あの人 船の上
雨のデッキに 眼をこらしても
溢れる泪で 何にも見えない
わけをきかせて くださいと
叫ぶこの声 ドラが消す
行かないで 行かないで 行かないで
寒さ間近の 波しぶき
夜明け桟橋 雨しぶき
こんな時間に 出て行く船に
あの人希望を かけたのだろうか
だけど私は どうするの
何もおしえず 行くなんて
行かないで 行かないで 行かないで
ぼくの故郷は 君の胸
いつもあの人 言っていた
いつか夜明けに 帰って来ると
ひと言きければ こんなに泣かない
私いつまで 待ちますと
船につたえる 束の間を
行かないで 行かないで 行かないで
12.哀愁かもめ
13.風みなと
作詞:やしろよう
作曲:伊藤雪彦
泣いて通れば この恋に
二度と逢えなくなるという
それでも涙が止まらない 波止場道
見送らないわ そう決めながら
あなた探して走り続ける 桟橋は
波また波の 波また波の 風みなと
声を限りに 叫んでも
波の向こうに 消える船
どうすりゃいいのよ さよならも届かない
やさしいだけじゃ 女はだめね
すがりついても離したくない ひとだけど
今では遅い 今では遅い 風みなと
冬の寒さも 気づかずに
そばで暮らしたことも夢
かじかむ心をもう一度 あたためて
どうせ私は 飛べないカモメ
忘れないでと祈る背中に 雪が散る
波また波の 波また波の 風みなと
14.おんなの出船
作詞:山田孝雄
作曲:船村徹
涙 涙 涙 涙
涙枯れても 枯れるな恋よ
船に 私は乗る
あなた 桟橋で
白いテープを引く
お別れ波止場
サヨナラ サヨナラ
おんなの出船
夢を 夢を 夢を 夢を
夢を下さい おんなの夢を
明日は どうにかなる
今夜 見る夢に
愛を信じて行く
一人の旅路
サヨナラ サヨナラ
おんなの出船
心 心 心 心
心あげます おんなの心
他に 何もない
あげる ものなんて
沖じゃカモメが泣く
お別れ波止場
サヨナラ サヨナラ
おんなの出船
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