暫存

木村弓 暫存歌詞
1.いつも何度でも

作詞:覚和歌子
作曲:木村弓

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心躍る 夢を見たい

かなしみは 数えきれないけれど
その向こうできっと あなたに会える

繰り返すあやまちの そのたび ひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は続いて見えるけれど
この両手は 光を抱ける

さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる

生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう

かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう

閉じていく思い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される

はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ

海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから


2.水の三拍子

作詞:覚和歌子
作曲:木村弓

青空を 浮雲を
水面に あやしながら
たゆとうて まどろんで
目覚めたまま 夢見てる

欲しいものは もうなくて
吹く風のままに 揺れるとき
花はただ まなざしになる
うつして あふれて

ルフフ…

たそがれに 月影に
水面は 染まりながら
さざ波の 息づかいは
終わりのない 三拍子

この世の渕を こぼれる
声なき言葉の いくつもに
花はただ 耳をすませる
光ふるえる 舟の上