1.夢の外へ
作詞:星野源
作曲:星野源
夢の外へ連れてって
ただ笑う顔を見させて
この世は光 映してるだけ
いつの間にか明ける夜
通りを焼く日差し
夢日記は開けたままで
夏は通りをゆく
嘘の真ん中をゆく
ドアの外へ連れてって
ただ笑う声を聞かせて
この世は光 映してるだけ
自分だけ見えるものと
大勢で見る世界の
どちらが嘘か選べばいい
君はどちらをゆく
僕は真ん中をゆく
意味の外へ連れてって
そのわからないを認めて
この世は光 映す鏡だ
いつか 遠い人や国の空
想い届けばいいな
いつか 今は居ないあなたを
目の前に現して
現して
夢の外へ連れてって
頭の中から世界へ
見下ろす町を 歩き出せ
夢を外へ連れ出して
妄想その手で創れば
この世が光 映すだけ
2.パロディ
作詞:星野源
作曲:星野源
過ぎたはずの夏は止まって
想像でつくる今 窓を開ける
南風は一拍子さ
蝶々の飛び方を 真似て踊る
誰も日々を騙すだろ
こんなメロディ歌いながら
ラララララララ ラララララララ
日々のパロディ
遠い先へ 僕を運ぶ
ぜんぶ嘘さ 汗の混じった
妄想がつくる川 海へつづく
いつか誰か拾うだろう
変なメロディ飛ばすよほら
ラララララララ ラララララララ
日々のメロディ
遠い先の 僕を作る
ダダ ダダダダダ……
明日へ 誤摩化せ
ラララララララ ラララララララ
日々のメロディ
先の先へ歌えば
ラララララララ ラララララララ
日々のパロディ
遠い先へ僕を運ぶ
歌はつづく
3.彼方
作詞:星野源
作曲:星野源
耳のあたりに雨
胸の下を濡らして
晴れる日をずっと待っている
昼寝終わりは何故
胸の下が竦んで
お休みをずっと待っている
子供のように
ここではない何処か
いまではない彼方へ
ここではない何処かへ
いまではない貴方へ
ここではない何処か
いまではない彼方で
ここではない何処かで
いまではない貴方へ
耳のあたりに雨
必ず上がる雨よ
晴れの日をずっと待っている
子供のように
4.電波塔(House ver.)
作詞:星野源
作曲:星野源
ビルの隙間 人の隙間
通り抜ける風
高く積んだ 人の隙間
通り抜ける風
想う人が 遠くの地に笑顔であれ
帰ることが 叶うその日まで
錆びた鉄が 叫ぶ普通を
倒したり 守ったりの
車になり
溶けた鉄が 生まれ変わって
音楽を 飛ばしている
タワーの灯り
送る葉書 届く粗品
噛み締める奥歯
送る葉書 届く訃報
噛み締める奥歯
二度と逢えぬ 遠くで安らかに眠れ
風の貴方 話を聞かせて
錆びた鉄が 叫ぶ普通を
倒したり 守ったりの
車になり
溶けた鉄が 生まれ変わって
お喋りを 飛ばしている
タワーの灯り
あの日風が 肩を叩いた
私には見えなかった
笑顔のように
見えない電波
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