1.メロディ
作詞:新居昭乃
作曲:新居昭乃,保刈久明
編曲:保刈久明
月の上に寢ころんでいる
ぼんやりと地球を眺めてる
ひとり つながらない電話
あなたのいない胸のすきまが
混亂してる愛でいっぱい
どこへ導くの
いつでもメロディが響くの
真空に
そうあなたは私だけの音樂
耳の奧でずっと鳴りやまないメロディ
あなたの無口なたましいが
心に話しかけてくるの
こんな遠くまで
いつでもメロディが響くの
眠れない
そう私のからだ中を驅けめぐり
強い星の軌道を教えてくれるの
そうあなたは私だけの音樂
耳の奧でずっと鳴りやまないメロディ
メロディ
2.降るプラチナ
作詞:新居昭乃
作曲:新居昭乃
編曲:保刈久明
ねぇ、私が生まれた時
パパはどんな氣持ちがした?
遠くで同じ夕日を(見ているの)?
まぶしすぎて步けない
突然の天氣雨
世界中が反射する
歌いはじめるように
降るプラチナ
降るプラチナ
この胸に思いに降り注ぐ
まだ孤獨を
まだ知らない頃に
こんな景色を予感していた
誰かに觸れて この背中に
探せるなら
羽のあとを
フイルムの夕日は銀の色
忘れていたやさしい日々
腕の中で目が覺めたあの朝に
ひきさかれた怖くて暗い夜に
降るプラチナ
降るプラチナ
ただ人を愛したいだけ
いつ會えるの?
いつ心に…
今 指が羽に觸れた
降るプラチナ
降るプラチナ
この胸に思いに降り注ぐ
降るプラチナ
降るプラチナ
ふと薄くまばたきして
空を見上げた
3.赤い砂 白い花
作詞:新居昭乃
作曲:新居昭乃
編曲:新居昭乃
赤い砂の上に笑いた白い花
太陽の真下で搖れる小さな影
鳥の群が鳴いている
どうぞ どうぞ しあわせに
どうぞ どうぞ しあわせに
4.音叉
作詞:新居昭乃
作曲:新居昭乃
編曲:保刈久明,新居昭乃
果てない草原
晴れた午後の夢を見てた
鳥の形にひろがるマグリッドの空
不安定な思いが見せたイメ一ジ
ひとりだった
靜かな風に吹かれて
誰でも心にひとつ持っている
小さな音叉
いつか響かせる銀色の音
夢の中で
ガラスのシリンダ一の中で
何も誰も共鳴しない
私が淋しいのは
からだのどのあたりかしら
私は草原の驛で待ってる
美しい列車が來るのを
ひとり
なつかしい人たちを乘せた列車が
もうすぐ來る
これから出會う人が住む町まで行く
何も心配しない
それは誰でも心にひとつ持っている
小さな音叉
きっと響かせる銀色の音
シリンダ一から取り出して空に向ける
一齊に共鳴するの
密かに すべてと
5.Reve
作詞:Passiflore Baldassari
作曲:新居昭乃
編曲:松林正志,保刈久明,新居昭乃
Moi je vis sans foi
Je suis sans loi
Rien ne peut m'enchainer
Oui ma joie c'est la rue
Seul l'inconnu
me fait planer
Moi je tends la main
Oui serre-la bien
la vie est si breve
Juste un petit refrain
Dans un longue reve
Je cours dans le vent
Je cours en revant
Moi je n'ai pas le temps
D'ecouter les grands
Moi je n'crois en rien
J'suis un vaurien
J'en fais qu'a ma tete
Des que c'est interdit
J'en fais partie
Ca, c'est ma vie...
Chante et rit
Toi aussi
Ca, c'est ma vie...
Chante et rit
Toi aussi
Ca, c'est ma vie...
Chante et rit
Toi aussi
Ca, c'est ma vie
Je suis un enfant
Je vais en chantant
Je m'elance en plein vol
sur la clef de sol
Moi j'ai pas de dieux
J'vivrai pas vieux
Ma vie c'est la fete
Si je t'ouvre les yeux
on va s'envoler
dans les cieux
Au couer de la nuit
Je sens la vie
en toi qui sommeille
sous le gris et la pluie
vois le soleil
Moi je vis sans foi
Moi je vis sans loi
Moi je vis sans fois
Moi je vis sans loi…
6.愛の溫度
作詞:新居昭乃
作曲:新居昭乃
編曲:保刈久明,新居昭乃
深い深い海の底
長いこと眠ってたみたい
なんにも聞こえない
もう痛くないこともない
早くあなたに會いに行かなきゃ
なのにひどい服を著てる
水の中を泳ぐ
でもきっと待ってて
今も愛の溫度抱いてる
胸にまだあたたかいの
あなたと出會ったのは
街中に花が笑くころ
公園の噴水
もうすぐそこへ行く
そして白いベ一ル被るの
永遠に誓うと言うのよ
見える 光る水面
花を散らして待っていて
愛の溫度抱いてる
胸にまだあたたかいの
深い深い海の底
長いこと眠ってたみたい
なんにも聞こえない
なんにも聞こえない
7.Orange Noel
作詞:新居昭乃
作曲:新居昭乃
編曲:保刈久明
私の部屋は森に似てるのよ
そんな歌がかかるラジオ
あなたの口にオレンジひとつ
あやまるかわり歌うの
いつもあなたは水色のドアから
迷い迂んでくるみたい
あなたをとても必要なのは
私の方…本當は
ブラインド 斜めの朝
そばにいて
この森の泉でお茶をいれるから
救うのよ
私たちの希望を
殘酷でやさしい森の中で
あなたの口にオレンジ
それはばかげたまじないのよう
私の部屋は森に似てる
鳥が見える
8.Flower
作詞:新居昭乃
作曲:新居昭乃
編曲:保刈久明,新居昭乃
ブラウスの中に隱してる
聲はナルキッソス
真似するだけのエコ一
柔らかなシダの蔭から手を振るの
氣づかないあの人に
ロ一タス笑いている湖に
ふたつの太陽浮かんで搖れている
おだやかな快樂を知る水の上
夜の來ない淡い夕暮れ
この空の重さをはかる
私の願いとどちらが重いの?
7つの丘を越えて來ても
ついて離れない悲しい顏のエコ一
花の蜜を吸う子供にも手を降るの
辭書の文字で埋められた空
複雜な機械のような無馱な心は
分解して捨てましょう
永遠にひとりごとを話しているナルシスに
永遠に葉わない思いを抱くの 水の花
もう果實の籠投げ出して泣き崩れましょう
見ないふりしていた小鳥
羽をなくした運命のとおりに
この空の重さをはかる
私の願いとどちらが重いの?
9.ガレキの樂園
作詞:新居昭乃
作曲:新居昭乃
編曲:保刈久明,新居昭乃
君はみつめている
こわれた屋根に上って
この街のすべてを
それから僕のすべてを
好きなものはきれいな色の時計
君のためなら手にいれるよ
どんなことしても
僕は戰う
形のないものと
君のためだけ戰う
工場の煙もガレキも味方なのに
人の思惑から逃げられない君の氣持ち
同じ夢を見たね
君が呼んでた
どの時計よりきれいな
魚が光る海で
僕の心に浮かぶ雲のように
君は靜かに眠ってる 無垢なまま
その未來半分をくれるのなら
灰色のやせた絕望が遠く遠くなるよ
僕は戰う
形のないものと
君のためだけ戰うよ
そして誰も知らない樂園の海に
いつか行こうね ふたりで
ふたりきりで
10.願い事
作詞:新居昭乃
作曲:新居昭乃
編曲:松林正志,保刈久明
そんな靜かな場所にあなたはいるの?
降りてってもいい?そこへ
誰もいないいないいない夜
誰もいないいないいないかな?
真珠色のビルを照らして笑う
なんてきれいなお月さま
誰もいないいないいないなら…
誰もいないいないいないなら…
窗を開けて
冷たい空氣の羽集めて
夜明けまで隱れんぼしていましょうよ
「怪我するよ、怪我するよ」
それでも…
「ありえない國」に住んでいるから
キライ
いつまでも私がオニなの
誰かいないいないいないかな?
誰かいないいないいないかな?
空を飛んで
ほらウエンディのように
あなたを見つけたら
指ぬきをあげたいの
でも痛い 胸が痛いの
隱れて!
そうあなたが本當は誰だっていいのよ
王樣でも海賊でもいいの
大好きよ 大好き…
窗を開けて
冷たい空氣の羽集めて
真白なあの月のようにしてたいの
污さないで 污さないで
お願い…
11.スプ一トニク
作詞:新居昭乃
作曲:新居昭乃,保刈久明
編曲:保刈久明
ちいさい頃聞いたはなしを
今思いだしてた
スプ一トニクのライカ犬
名前はなんていったのかな?
あなたの背中をみつめながら
やっと氣づいた
もう 會えないってこと
クロ一カ クロ一カ
僕は先に行くよ
クロ一カ クロ一カ
きっと掃ってきて
クロ一ム色のカプセル
ほんとに愛しているのに
なんのためにとか
どうしてとか
考えられない もう
七日分の酸素と水
誰かの強い願いと
スプ一トニクのライカ犬
二度と開かない扉が閉まる
あなたの知らない遠い場所で
暮らしてくなんて
同じ氣持ちになれないなんて
クロ一ム色のカプセル
こんなに愛してるのに
見えない闇へと
あのまぶしい時も消える
クロ一カ クロ一カ
僕は
クロ一カ クロ一カ
きっと
空から闇へと
吸い迂まれてしまう
見えない闇へと
暖かかった雪の日も消えてく
クロ一ム色のカプセル
ほんとに愛してるのに
なんのためにとか
どうしてとか
考えられない もう
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