Girl

徳永英明 Girl歌詞
1.レイニー ブルー

作詞:大木誠
作曲:徳永英明

人影も見えない 午前0時
電話BOXの外は雨
かけなれたダイアル 回しかけて
ふと指を 止める

冷たい雨に 打たれながら
哀しい物語 想い出した
あなたの帰り道 交差点
ふと足を 止める

レイニー ブルー もう終わったはずなのに
レイニー ブルー 何故追いかけるの
あなたの幻 消すように
私も今日は そっと雨

行き過ぎる車の ヘッドライトが
ひとりぼっちの 影をつくる
あなたの白い車 捜しかけて
ふと瞳を ふせる

レイニー ブルー もう終わったはずなのに
レイニー ブルー 何時まで追いかけるの
あなたの幻 消すように
私も今日は そっと雨
レイニー ブルー もう終わったはずなのに
レイニー ブルー 何故追いかけるの
あなたの幻 消すように
私も今日は そっと雨

あの頃のやさしさに つつまれてた想い出が
流れてく この街に
It's a rainy blue It's a rainy blue
ゆれる心 ぬらす涙
It's a rainy blue,
loneliness…


2.リアリストとロマンチスト

作詞:竹花いち子
作曲:徳永英明

急なカーブ片手で
笑いながらこなす
君のスリル 負けそうだよ
シャツは 風に踊る

僕のクルマだけを
愛しているようさ
次の坂で止めて
デート気分味わおうよ

Stay……………
君はリアリスト 僕はロマンチスト
そんな気がする
だけど 好きだから
うまくいく道なんて 見つけるさ

帰る頃は疲れ
かわいいアクビしてる
はしゃぎすぎる罪さ
夜の気分 足りないよ

Slow……………
君はリアリスト 僕はロマンチスト
チグハグなまま
だから 魅かれるよ
ないものねだりから はじめるさ


3.夏のプリズム

作詞:篠原仁志
作曲:徳永英明

ポラロイド写真の空に
僕らの季節が 光ってる
理由もなく はしゃいだ笑顔は
去年の 表紙の 物語
君はいつか 知らぬ間に
通りすぎた 夏の日のプリズムを

微笑……こわれてしまう前に
木もれ陽のドアを開け
出てゆく 君はもう Lady

桟橋に 車を止めて
僕らの 星座を さがしたね
時はいつも 急ぎ足で
悲しみさえ 追いぬいてしまうよね

微笑……こわれてしまう前に
紅色の 想い出に
輝く 君はもう Lady

さようなら……ガラスのウサギ達
風の舞う 街角に
紛れる 僕はもう……………


4.冬の動物園

作詞:さがらよしあき
作曲:徳永英明

グレイの冬の低い空
僕はみあげてる
たてがみ凍るライオンに
君は涙ぐむ

眩しい光を怖れてた
たがいにまなざし外して

四月になれば
ひとつの時を
卒業するふたり

※遠くにのぞく青空
哀しく深く哀しく
瞳をとじた瞳に
鮮やかにふりそそいで※

うたって君はリンゴ手に
象を踊らせる
ベンチで僕は動けない
胸がかじかんで

十六、十七、十八の
月日が優しくふりむく

言葉で愛を
云えなかったけど
叫んでたよいつも

(※くり返し)


5.ガール

作詞:平野肇・篠原仁志
作曲:鈴木キサブロー

ガール 僕にくれた 微笑を
ガール 誰のために なくしたの
“卒業”のラストシーンを
笑いながら せがんだよね

君の名前 呼んでも
熱い涙 ふいても

ガール ふたりで見た 夢いっぱい
ガール この手のひら こぼれていくね

ガール 僕の腕を すりぬけて
ガール 誰の胸に とび込むの
なつかしい 映画のポスター
あの愛は 今もあるけど

君の心 責めても
揺れる想い 止めても

ガール ふたりで見た 夢いっぱい
ガール この手のひら こぼれていくね
ガール 君を濡らす 悲しみなら
ガール 僕の胸に 抱いていたかった


6.僕の憂鬱

作詞:竹花いち子
作曲:徳永英明

頬づえついて 眠ってたね
待ち合わせてた 後ろの席
ロマンス映画 もうすぐラスト
待たせてばかり

ENDマークが 流れてから
君の横顔 のぞきこめば
目を閉じたまま まつ毛を濡らし
悲しみ ダブらせるように

もう 手遅れだけど 愛してみたい
君 別れることを
つらく 決めていたとしても

恋人たちが 肩寄せあい
消えて出て行く 映画館は
気まずい二人 追い込むように
いつしか 静まりかえって

もう 手遅れだけど 愛してみたい
その 涙みてから
気づくなんて あきれるけれど

誕生日は まだだけれど
贈り物 探してる
僕の憂鬱 映しだして
揺れそうな イヤリングを


7.未完成

作詞:さがらよしあき
作曲:徳永英明

どうして涙が…… どうして涙が…… 僕は
どうして涙を…… どうして涙を…… 君は

「まだ愛されている」と
その幸せを隠し
声をおとし別離告げたね

ただ抱きしめていれば
すぐ傷跡も消せる
力づくで信じていたのに

優しさは欲しくない
最後なら冷たく嫌いと
もう一度もう二度と
揺れ動く心が痛くて

どうして涙に…… どうして涙に…… ふたり

「もう愛されてない」と
その悲しみのままに
想いだまし躯投げたね

でもおぼろげに僕は
この人生に描いた
君を連れて行こうとたしかに

優しさを探してる
最後まで眩しい背中に
もう一度もう二度と
揺れ動く心を終えたい
Ah……………


8.Air Port 20:13

作詞:篠原仁志
作曲:徳永英明

ざわめく ロビーに
ながれる フライト・ナンバー
出会いと 別離(わかれ)を
急がすように 告げる……
グレイの スーツ着て
軽く手を 振った
君に背を向けたのは
リアルな未来(あした) 答えられずに……

※蒼い サンセット
青春(なつ)の 影が
瞳に沈んで ゆくよ
サヨナラなんて 言えないけど
ふたつの夢に Good-Luck!※

夜空に 飛び去る
翼は 赤い流星
思い出 約束
すべてを 遠く運ぶ………
ネオン・タワー 近いから
明日は 晴れるね
君は 君の舗道を
知らない街で 見つけるんだね………

胸にやいた ラスト写真
涙が光って いたよ
君の声が 聞こえてくる
二人の季節に Good-Luck!

(※くり返し)


9.レター

作詞:篠原仁志
作曲:鈴木キサブロー

君からの 手紙がとどく
すりへった 都会の空に
あの頃の 光る風のシルエット
胸を 吹き抜けてゆくよ……

忙しい 街のリズムに
忘れかけた 夜もあるけど
痩せていく 夢をなぐさめるたび
君を 浮かべていたよ……

破れかけた Lonely Heart
この手に かかえて
君と 同じ朝を
さがしつづけるよ

遠ざかる あの日のKlaxon
今も君に 聞こえるだろう

※Still Live With You
君の夜明けを
Still Live With You
愛にとめて※

日曜の スター達で
華やいだ 公園の隅
君だけと 刻(か)いた夏のイニシャル
壁に 残っているよ……

にぎりしめた Tenderness
ポケットに かくして
君のいない 夜を
走り抜けるのさ……

薄れていく あの日の笑顔
バック・ミラーに確かめながら

(※くり返し×2)


10.最後の学園祭

作詞:篠原仁志
作曲:徳永英明

夕暮のキャンパスは
後片付けで
カセットの音や おしゃべりも
どこかけだるそう……
講堂の歌声も コールの拍手も
青春の時を綴ってく 最後の学園祭

窓ぎわにもたれて
聞いているよ Last Song
目を閉じれば 甘い
月日を 抱きしめて

いつか出逢う 素敵な人に
君は翼 あずけるだろう
だけど僕は 忘れられない
恋人と君を呼んでた 季節

明日からそれぞれの
旅立ちが来る
青春の夢が 燃えている
最後の学園祭

何度も歌ったね 二人だけのLove Song
話せない言葉が 夕陽に溶けてゆく……

もしも君が 冷たい雨に
淋しさだけ 見つめる夜は
僕のそばに 帰ればいいさ
恋人と君を呼んでた 季節


11.奇跡のようなめぐり逢い

作詞:竹花いち子
作曲:徳永英明

誰にも優しすぎるけど
時々 傷ついてるのさ
輝いてみえるよ
君を見つめ続けているほどに知った
揺れる素顔を抱きしめたいのさ きっと

※せつない夜 二人が一緒じゃないと
夢をなくした気分さ まぎらわせない
奇跡のようなめぐり逢いだと思うよ
いま 二人は※

短いまつ毛を気にする
えくぼが欲しかったのと言う
そのままが奇麗さ
君のやさしい心が写る瞳
もっと近くで見せて欲しいのさ ずっと

素敵な夜 二人が一緒じゃないと
罪を犯した気分さ 完璧じゃない
花束より ときめくものを贈るよ
その笑顔に

(※くり返し)