島倉千代子全曲集2011

島倉千代子 島倉千代子全曲集2011歌詞
1.夢飾り

作詞:里村龍一
作曲:浜圭介

この世に男が 住む限り
女は男の 夢飾り
夜に溺れて 夜に枯れ
堕ちてゆくのよ 蝶のよに

生きてるだけでも 辛いことなのに
あなたの心が 解からないのよ
愛は夢のようなもの
夢は風のようなもの
恋は悲しい 走馬燈
あなたは まぼろし

私は夜明けの 海が好き
優しい気持ちに なれるもの
憎いあなたを 憎まずに
波の彼方に やれるもの
ゼンマイ仕掛の 踊り子みたいに
傷跡かさねる 女と男
窓の向こうに 朝が来る
愛は醒めて 水になる
まわれ涙を 散りばめて
あなたは まぼろし

生きてるだけでも 辛いことなのに
あなたの心が 解からないのよ
愛は夢のようなもの
夢は風のようなもの
恋は悲しい 走馬燈
あなたは まぼろし


2.ちよこまち

作詞:山崎ハコ・島倉千代子
作曲:山崎ハコ

泣きながら 歩いてたような 細い小道
夢見ては 消える 虹のシャボン玉…

泣きながら 歩いてるうち 見えてきた
少し自分が 見えてきた

立ち止まっても いいじゃない 振り返っても いいじゃない
前を見て 生きたいの 前だけを見て

何があっても めげないの 泣いても泣いても はじまらない
今日は いっとうすてきだよ 聞こえてきました わっしょいしょい

イエ〜イ イエイ イエイ…

赤い鼻緒の下駄はいて 朝顔のゆかた 着てみれば
遠い昔の母さんに やっぱり似ている 千代小町

楽しいから 笑うのじゃない 笑っていれば楽しい
前を見て生きたいよ 前だけを見て

※何があっても めげないの 祭りばやしが もりあがる
何があっても めげないよ なんだ坂こんな坂 わっしょいしょい※

(※くり返し)

イエ〜イ イエイ イエイ…


3.海かがみ

作詞:山崎ハコ・島倉千代子
作曲:山崎ハコ

心の中に 広がる海がある
悲しい風にゆれる夜は 一人月を見る
いつになったら十五夜の
きれいな月になりますか
その時 やさしく教えてくれた
波にゆれても 明日は満月 海かがみ

今よりもっと 悲しいあの時を
思い出せばざわめきも 凪いでくるのです
だけど時々泳げない
この世という名の荒海を
その時 心の闇に光った
波にゆれても 月を映せ 海かがみ

私の心に 映ったこの月は
誰にも消せない盗られない 光り続けます
明日は何があるのでしょう
一つ笑って一つ泣く
それでも昨日と 違う月を
波に映せよ 明日は満月 海かがみ


4.北どまり

作詞:木下龍太郎
作曲:伊藤雪彦

向こうは凍てつく オホーツク
赤いランプが 海沿いに
揺れて遠去かる 揺れて遠去かる
さいはて列車
あなたの迎えを 待つくせに
わざと強がり 意地を張る
女ひとりの 北どまり

男にゃよくある あやまちを
許せなかった あの時は
一人泣きに来た 一人泣きに来た
別れも告げず
馴れては来たけど 夜明けまで
沖で流氷 哭く音に
眠れないのよ 冬岬

ほどなく海明け オホーツク
女ごころの しあわせを
早く乗せて来て
早く乗せて来て さいはて列車
時おり頬打つ 北風も
春の近づく 足音に
何故か聴こえる 北どまり


5.悲しみの宿


6.鳳仙花

作詞:吉岡治
作曲:市川昭介

やっぱり器用に 生きられないね
似たような二人と 笑ってた
鳳仙花 鳳仙花
はじけてとんだ 花だけど
咲かせてほしいの あなたの胸で

ふいても消せない 酒場(ネオン)の匂い
やさしいあなたが こわいのよ
鳳仙花 鳳仙花
日陰が似合う 花だけど
つくしてみたいの あなたのそばで

おおきな夢など なくてもいいの
しあわせ短い 一年草
鳳仙花 鳳仙花
いのちのかぎり 街の隅
わたしも咲きたい あなたと二人


7.ほんきかしら

作詞:岩谷時子
作曲:土田啓四郎

ほんきかしら
(好きさ大好きさ世界で君がいちばん好きさ)
うれしいわ うれしいわ
この喜びをどうしましょう
許してね 疑ったりして
たのしいひとことききたかったのよ

ほんきかしら
(好きさ大好きさ知ってるくせに)
好きとあなたから
いってほしい 女ごころ
じっと瞳をみてくちびる重ねましょう

ほんきかしら
(好きさ大好きさ世界で君がいちばん好きさ)
昼も夜も おもかげを
しのびながら胸はずむわ
許してね こぼれる涙を
やさしい言葉で泣きたかったのよ

ほんきかしら
(好きさ大好きさ知ってるくせに)
いつも愛を
たしかめたい 女ごころ
そっと瞳をとじくちびる重ねましょう

許してね困らせたりして
ときどき淋しいこれが恋なのよ
ほんきかしら
(好きさ大好きさ知ってるくせに)
夢のはかなさに
ふるえている 女ごころ
かたく手をとりくちびる重ねましょう


8.この世の花

作詞:西条八十
作曲:万城目正

あかく咲く花 青い花
この世に咲く花 数々あれど
涙にぬれて 蕾のままに
散るは乙女の 初恋の花

想うひとには 嫁がれず
想わぬひとの 言うまま気まま
悲しさこらえ 笑顔を見せて
散るもいじらし 初恋の花

君のみ胸に 黒髪を
うずめたたのしい 想い出月夜
よろこび去りて 涙はのこる
夢は返らぬ 初恋の花


9.東京だョおっ母さん

作詞:野村俊夫
作曲:船村徹

久しぶりに 手をひいて
親子で歩ける うれしさに
小さい頃が 浮かんで来ますよ
おっ母さん
ここが ここが 二重橋
記念の写真を とりましょね

やさしかった 兄さんが
田舎の話を 聞きたいと
桜の下で さぞかし待つだろ
おっ母さん
あれが あれが 九段坂
逢ったら泣くでしょ 兄さんも

さあさ着いた 着きました
達者で永生き するように
お参りしましょよ 観音様です
おっ母さん
ここが ここが 浅草よ
お祭りみたいに 賑かね


10.夕焼けの歌


11.涙の谷間に太陽を


12.星空に両手を

島倉千代子&守屋浩
作詞:西沢爽
作曲:神津善行

星空に 両手をあげて
この指を 星で飾ろう
君に可愛い あの星を
あなたに青い あの星を
宝石なんて なくっても
こころは夢の エメラルド
星空に 両手をあげて
この指を 星で飾ろうよ

星空に 両手をあげて
想い出を そっとさがそう
消えた花火か あの星は
母さんの歌 あの星は
幼い頃が ひとつずつ
あんなに遠く 光ってる
星空に 両手をあげて
想い出を そっとさがそうよ

星空に 両手をあげて
思ってることを 話そう
二人のことを あの星に
未来のことを あの星に
あの星空が しあわせな
あしたをきっと つれてくる
星空に 両手をあげて
思ってることを話そうよ


13.私の小さな幸せの花

作詞:友利歩未
作曲:杉村俊博

心の庭に咲いている
私の小さな幸せの花

あの日の母の歳を越え
今でも道には迷うけど

いつもあなたが胸(ここ)にいて
そっと支えてくれている

誰も知らない花でいい
まあるい笑顔でいればいい
私の小さな幸せの花

働き者の手をしていた
硬くて荒れてる そんな手だった

自分のことは後まわし
誰より私を想っていた

過ぎてからしか気づかない
大事なことは いつだって

無いものねだりをするよりも
あるもの数えて行(ゆ)けばいい
あなたが私に教えてくれた

誰も知らない花でいい
まあるい笑顔でいればいい
私の小さな幸せの花
あなたと咲かせた幸せの花


14.風になる

作詞:友利歩未
作曲:杉村俊博

天高く鳥の声
大空を翔けてゆく
果てしないこの想い
あなたへ あなたへ 届けたい
行く道に来た道に
名も無き小さな野辺の花
ふたりでみつけた野辺の花
年々歳々 季節はめぐり
年々歳々 花が咲く
夢だけを追いかけて
私は 私は 風になる

草は萌え 樹は芽吹く
歓びがここに在る
ありがとう 幸せを
明日へ 明日へ 繋ぎたい
思い出をめくったら
いいことだけしか出てこない
笑った顔しか出てこない
年々歳々 季節はめぐり
年々歳々 春が来る
雪どけのせせらぎが
心に 心に 満ちてくる

年々歳々 季節はめぐり
年々歳々 花が咲く
夢だけを追いかけて
私は 私は 風になる


15.ひとりじゃないよ

作詞:友利歩未
作曲:杉村俊博

窓に灯りが ともる頃
胸にかすかな風が吹く
空の向こうに 星ひとつ
きっと誰かも みつけてる
寂しくないよ この空の下
友達がいる 歌がある
寂しくないよ 寂しくないよ
一緒に歌う歌がある

みんな遠くへ 行くようで
さよならなんて いやだけど
涙が出れば 大丈夫
次は笑顔がやってくる
ひとりじゃないよ 隣を見れば
友達がいる 夢がある
ひとりじゃないよ ひとりじゃないよ
一緒に目指す夢がある

寂しくないよ この空の下
友達がいる 歌がある
寂しくないよ 寂しくないよ
一緒に歌う歌がある
みんなで歌う歌がある


16.人生いろいろ

作詞:中山大三郎
作曲:浜口庫之助

死んでしまおうなんて 悩んだりしたわ
バラもコスモスたちも 枯れておしまいと
髪をみじかくしたり つよく小指をかんだり
自分ばかりを責めて 泣いてすごしたわ
ねぇおかしいでしょ若いころ
ねぇ滑稽でしょ若いころ
笑いばなしに涙がいっぱい
涙の中に若さがいっぱい
人生いろいろ 男もいろいろ
女だっていろいろ 咲き乱れるの

恋は突然くるわ 別れもそうね
そしてこころを乱し 神に祈るのよ
どんな大事な恋も 軽いあそびでも
一度なくしてわかる 胸のときめきよ
いまかがやくのよ私たち
いまとびたつのよ私たち
笑いばなしに希望がいっぱい
希望の中に若さがいっぱい

人生いろいろ 男もいろいろ
女だっていろいろ 咲き乱れるの

人生いろいろ 男もいろいろ
女だっていろいろ 咲き乱れるの

人生いろいろ 男もいろいろ
女だっていろいろ 咲き乱れるの