ステレオ2

山崎まさよし ステレオ2歌詞
1.Good morning

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

いつか僕と君のありふれた朝が溶け合って
ミルクティーを飲めば
今よりマシに目覚められるはず

何にせかされて街はまた回る
帰りそびれた月のように置き去りにされて 今日も

時計見てあせっちゃって
つい間に合わせちゃって
ハブラシでむせちゃって 涙ぐんでいる

シルク一枚だけの温かい部屋で見つめ合って
テーブルにつけば
他の誰も知らない二人になれるはず

そして僕と君がたいくつな朝を分け合って
ミルクティーを飲めば
ふたりしか知らない太陽がとどくはず

僕にかまわずに街はまた回る
いつかの約束も連絡もおざなりにしたまま ひとり

信号待ちに並んじゃって
意味もなく急いじゃって
くつひもがほどけちゃって 気付かないでいる

いつか僕と君のいそがしい朝が交じり合って
テーブルにつけば
他の誰も知らない二人になれるはず

そして僕と君がありふれた朝を分け合って
ミルクティーを飲めば
ふたりしか知らない太陽がとどくはず


2.あじさい

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

雑種の犬を飼って 散歩に出かけよう
雨上がりの道を 紫陽花 数えながら
近くの公園まで

ため息も大きな緑の葉に変えて
落ち着いた色をした 淡い花を咲かせよう
今月の終わりには

どんなことでもいつしか
あなたの微笑みに変わればいい
どんな些細なことでも 穏やかな気持ちあげれたらいい

熱帯魚を飼って 交代でエサをやろう
言葉に疲れてても なにか寂しくても
毎日忘れずに

なにがなくても本当は あなたの微笑みが戻ればいい
あんなことがあったねと 笑える時が来ればいい

どんなことでもいつしか
あなたの微笑みに変わればいい
どんな些細なことでも 穏やかな気持ちあげれたらいい
なにがなくても本当は あなたの微笑みが戻ればいい


3.ピアノ

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

鳴りはじめる夜のレクイエム 街がまぶた閉じる
夢も悲しみも今はひとやすみ 雪が降りつもってく

置きざらしの自転車にも
工事現場のリフトにも
君が眠る部屋の屋根にも
僕の足跡も 昨日の行方も雪に埋もれてゆく

線路わきの信号機にも
日のあたらない細い路地
忘れ去られたベンチにも

心から君を離したくない 窓を曇らしたい
心から君を離したくない 窓を曇らしたい


4.長男

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

僕は長男 長男は大変 一家の将来背負ってる
親戚付き合い 法事の接待 本家の存亡担ってる

この身にせまりくる しかるべき時よ
この手にからみつく しがらみの糸よ

なにはともあれ 長男は大変ね

お父さんも長男 お父さんも大変
みんなの安泰願ってる

逃れられない 戸籍上の魂よ
いつか夢に見た二世帯住宅よ

そんなこんなで父さんも大変ね

いっそどこか遠く 麗しの君と
世間尻目の 気ままな暮らしがしたい
知らず呼び合う 絆が 運命ならば
いずれこの身を 何に捧げればいい

なにはさておいて 僕は長男
長男の災難 時々長男はFeel So Blue


5.ピンボール

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

なんで ついカッとなってしまったんだろう
なんで ついあんなこと言っちまったんだろう

言い訳するほど器用じゃない
なりゆきまかせ ピンボールになって

※時には はじきとばされて
たまには 出鼻くじかれて
ロストボールに嘆いて※

くじけても 君をねらおう

もっと 割り切って考えれたなら
きっと それなりにふるまえるのかな

理屈だけじゃ追いつかない
まぐれ きまぐれ フリッパーではじいて

右回りのジャンクション抜けて
オレンジ色のハイウェイ越えて
ハイスコアをたたいて

とっておきの君をめざそう

過去のデータじゃ 計れない
なりゆきまかせ ピンボールになって

ボーナス・ゲートをすりぬけて
ジャックポットにすいこまれて
ハイスコアをたたいて
とっておきの君をめざそう

(※くり返し)

くじけても 君をねらおう


6.星に願いを

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

ちぎれ雲追いかけて ボーダーラインまで
さっきの通り雨 重くなる背中

人の悲しみ乗せた 列車が追い越してく
地の果てがあるとしたら 何を捨てに行くの

暮れてく地平線 星に願いを ra-ra-ra-ra

流木の道標 波が消してく
夏の忘れ物が ささやきあってる

無邪気な君の歌 リフレインで聴いてる
目に入った砂が 涙で流される

暮れてく水平線 星に願いを ra-ra-ra-ra

羽を休めている 旅鳥の群れ
今夜眠る場所を 探して歩く

虫の声がいつか 子守り歌に変わり
帰らぬ思い出が 夢の中を過ぎる

瞬く無垢な光 星に願いを 星に願いを
ra-ra-ra-ra


7.振り向かない(prototype'94)

作詞:山崎将義
作曲:山崎将義

君の気持ちが揺れたのは
ごく自然なことなのさ

分かってたつもり 君からのさよならは
今頃になって なぜ 胸を焦がす

不甲斐ない僕にささげてきた
君の時間は取り戻せたかい

置きっぱなしの傘 あの時の忘れ物
だけど 君が部屋のドアたたくことはない

すれ違った後 立ち止まらない
どこかでもし出会っても幸せ祈るだけで
振り向かない 君を見つめない
確かに歩きだすよ

二人ですごした季節は 数えるほどしかないんだけど
泣いた顔 笑う顔 まぶたに焼き付いてる
だけど君をあの頃に戻しちゃいけない

すれ違った後 立ち止まらない
変わらぬ面影見つけても 言葉は交わさずに
振り向かない 君を見つめない
確かに歩きだすよ

すれ違った後 立ち止まらない
どこかでもし出会っても幸せ祈るだけで
振り向かない 君を見つめない
変わらぬ面影見つけても 言葉は交わさずに
振り向かない 君を見つめない
確かに歩きだすよ 確かに歩きだすよ