僕は泣いちっち

守屋浩 僕は泣いちっち歌詞
1.僕は泣いちっち

作詞:浜口庫之助
作曲:浜口庫之助

僕の恋人 東京へ 行っちっち
僕の気持を 知りながら
なんで なんで なんで
どうして どうして どうして
東京がそんなに いいんだろう
僕は泣いちっち 横向いて泣いちっち
淋しい夜は いやだよ
僕も行こう あの娘の住んでる 東京へ

祭の太鼓が テンテケテンと 鳴っちっち
みんな浮き浮き 踊るのに
なんで なんで なんで
どうして どうして どうして
僕だけションボリ みそっかす
涙がホロリ ひとりで出っちっち
お祭なんか いやだよ
僕は思う 遠い東京の ことばかり

上りの急行が シュッシュラシュッと 行っちっち
いやな噂を ふりまいて
せめて せめて せめて 遠い 遠い 東京の
空に飛んでけちぎれ雲
汽笛がなっちっち 遠くでなっちっち
夜汽車の笛は いやだよ
早く行こう あの娘の住んでる 東京へ


2.有難や節

作詞:浜口庫之助
作曲:森一也

有難や有難や 有難や有難や
金がなければ くよくよします
女に振られりゃ 泣きまする
腹がへったら おまんまたべて
寿命尽きれば あの世行き
有難や有難や 有難や有難や

恋というから 行きたくなって
愛というから 会いたがる
こんな道理は 誰でもわかる
それを止めたきゃ 字を変えろ
有難や有難や 有難や有難や

有難や有難や 有難や有難や
デモはデモでも あの娘のデモは
いつもはがいい じれったい
早く一緒に なろうと言えば
デモデモデモと 言うばかり
有難や有難や 有難や有難や

近頃地球も 人数がふえて
右も左も 満員だ
だけど行くとこ 沢山ござる
空にゃ天国 地にゃ地獄
有難や有難や 有難や有難や

有難や有難や 有難や有難や
酒を呑んだら 極楽行きと
思うつもりで 地獄行き
どこでどうやら 道まちがえて
どなる女房の 閻魔顔
有難や有難や 有難や有難や

親の教えは 尊いものよ
俺もそろそろ みならおか
おやじゃええとこで 酒呑んでござる
勉強ばかりじゃ 親不孝
有難や有難や 有難や有難や


3.大学数え唄

作詞:浜口庫之助
作曲:仲田三孝

一ツとせ 人はみかけに よらぬもの
軟派張る奴ぁ ?大生
そいつぁ ゴーキだね そいつぁ ゴーキだね

二ツとせ 二目と見られぬ オカメでも
窓から顔出す ?大生
そいつぁ ゴーキだね そいつぁ ゴーキだね

三ツとせ 見れば逆立ち したくなる
座布団ぼうしの ?大生
そいつぁ ゴーキだね そいつぁ ゴーキだね

四ツとせ 夜の夜中に 飛び起きて
昼は寝呆ける ?大生
そいつぁ ゴーキだね そいつぁ ゴーキだね

五ツとせ いつも神田で たたき売り
バイトする奴ぁ ?大生
そいつぁ ゴーキだね そいつぁ ゴーキだね

六ツとせ むかむかするよな カッコして
ウィンクする奴ぁ ?大生
そいつぁ ゴーキだね そいつぁ ゴーキだね

七ツとせ 何にもしないで 卒業して
世に出て恥かく ?大生
そいつぁ ゴーキだね そいつぁ ゴーキだね

八ツとせ 破れタオルで 頬っかぶり
こえ桶かつぐは ?大生
そいつぁ ゴーキだね そいつぁ ゴーキだね

九ツとせ くどくあるような 面をして
ぬれ手で もうける ?大生
そいつぁ ゴーキだね そいつぁ ゴーキだね

十とせ とうとう出ました 女子大生
亭主尻しく カカア天下
そいつぁ ゴーキだね そいつぁ ゴーキだね

十一とせ 十字架背負って ケンカする
キリスト泣かせの ?大生
そいつぁ ゴーキだね そいつぁ ゴーキだね

終わりとせ 尾張名古屋は 城でもつ
天下の大学 俺でもつ
そいつぁ ゴーキだね そいつぁ ゴーキだね
そいつぁ ゴーキだね そいつぁ ゴーキだね


4.よせよ恋なんて

作詞:浜口庫之助
作曲:浜口庫之助

夜は暗いもの 恋はつらいもの
だけど恋をする バカだよせよよせよ
恋なんて
夜の星よ 消しておくれ
俺の心の 無茶な無茶な無茶な
恋の焔を

時は過ぎるもの 恋はさめるもの
だけど若い血は 何故か赤く赤く
燃えるんだ
夜の風よ 吹いておくれ
俺の心に 何時か流す流す
恋の涙を


5.癪な雨だぜ

作詞:三浦康照
作曲:三和完児

街にネオンが 点き出して
これから二人の 夜なのに
嫌な雨 嫌な雨 癪な雨が
チェッ 降ってきやがった
真紅に燃えている 恋の炎を
消せるもんなら 消してみな

映画帰りの ジャズ喫茶
ロック ロック ムードに 酔ってたら
嫌な雨 嫌な雨 癪な雨が
チェッ 降ってきやがった
カクテルカラーの 雨だから
ぬれて歩こう 何処までも

あばよバイバイ 振り返る
俺らの瞳に しみたんだ
嫌な雨 嫌な雨 癪な雨が
チェッ 降ってきやがった
誰が何たって この胸の
恋を流して なるもんか


6.月のエレジー

作詞:浜口庫之助
作曲:浜口庫之助

胸と胸を合わせ
誓い合った恋も
今じゃ遠い思い出に
なってしまったよ
何処へ行くのか恋
何故に急ぐか恋
僕とあの娘を泣かせておいて
逃げて行くのかよ

月が僕を見てる
そうだ月に頼もう
逃げた恋を呼んで来ておくれよ
今すぐに
聞いているのか月
知らん顔した月
僕がこんなにあの娘のことを
頼んでいるのに


7.夜空の笛

作詞:浜口庫之助
作曲:浜口庫之助

チイタカタッタ チイタカタッタ
笛の音が ビルの窓から 飛びだして
暗い夜の空へ 流れて行く
僕の姉さんの 住んでる遠い国
ヤイヤイヤイ ヤイヤイヤイ
ヤイヤイヤイヤイヤイ
僕も行きたいな 夜空をかけて

チイタカタッタ チイタカタッタ
笛の音が 聞こえる窓の あの中で
僕の一番好きな 姉さんが
きれいなドレス着て 毎日踊ってた
ヤイヤイヤイ ヤイヤイヤイ
ヤイヤイヤイヤイヤイ
僕は一人で 風吹くビルの外

チイタカタッタ チイタカタッタ
笛の音が 聞こえる窓を 見ていると
きれいで優しかった 姉さんが
今でも笑って 踊っているようだ
ヤイヤイヤイ ヤイヤイヤイ
ヤイヤイヤイヤイヤイ
僕はあの窓を 今夜も眺めてる

ヤイヤイヤイ ヤイヤイヤイ
ヤイヤイヤイヤイヤイ
ヤイヤイヤイ ヤイヤイヤイ
ヤイヤイヤイヤイヤイ

ヤイヤイヤイ ヤイヤイヤイ
ヤイヤイヤイヤイヤイ
ヤイヤイヤイ ヤイヤイヤイ
ヤイヤイヤイヤイヤイ


8.東京へ戻っておいでよ

作詞:星野哲郎
作曲:遠藤実

惚れたと言ったら あの娘は泣いていた
生まれは越後の佐渡だと 言っていた
ハー 佐渡はいよいか 住みよいか
住みよい筈だよ あの娘は帰ってこない
東京へ戻っておいでよ 早く早く早く

嫌かと訊いたら あの娘はうつむいた
俺らにゃ言えない 過去(むかし)があるんだろ
ハー 駅のホームに 佇んで
見送るおいらも 思わずほろほろ涙
東京へ戻っておいでよ 早く早く早く

待つぜと言ったら コックリうなずいた
ゆうべも夜どおし 越後の夢をみた
ハー 二度と惚れまい 女には
女にゃ惚れぬが あの娘は忘れはしない
東京へ戻っておいでよ 早く早く早く


9.長いお下げ髪

作詞:神津善行
作曲:神津善行

長いおさげ髪 あの娘のことさ
あぜ道帰り いじめた娘だよ
忘れはしない おさげ髪だよ
別れの時に 何にも云えず
おさげのリボンを 投げてった
涙のつぶが 光っていたね
これがこれが 恋ならば
僕は僕は 淋しいよ
僕は今日も 今日も 一人ぼち

長いおさげ髪 あの娘のことさ
鎮守の森で 泣かせた娘だよ
忘れはしない おさげ髪だよ
別れて一度 手紙の中に
おさげのリボンを 入れて来た
涙のあとが にじんでいたね
これがこれが 恋ならば
僕は僕は 淋しいよ
僕は今日も 今日も 一人ぼち


10.ボン・ボヤージ

作詞:石本美由起
作曲:浜口庫之助

長いまつ毛が ぬれている
船出に涙は 不吉だよ
泣かないで お別れしよう
港の星が 見てるから
見せちゃいけない 泣き顔を
ボン・ボヤージ ボン・ボヤージ
グッバイ スイートハート

夜のとばりに いだかれて
チャコールグレーの 霧がふる
いつまでも 愛しているよ
「さよなら」するのも この波止場
今度逢うのも この波止場
ボン・ボヤージ ボン・ボヤージ
グッバイ スイートハート

甘いシャネルの 移り香が
背広の胸にも にじんでる
待ってるよ いつの日までも
誰も知らない 約束を
秘めたこころが 燃えている
ボン・ボヤージ ボン・ボヤージ
グッバイ スイートハート