情なし海峡

大石まどか 情なし海峡歌詞
1.情なし海峡

作詞:土田有紀
作曲:弦哲也

雨の桟ばし 消えゆく背中
はだしで駆けだし 呼びとめて
泣いてすがれば よかったかしら
爪の先まで 燃えてるものを
ああ船は出て行く 情なし海峡

カモメお前の つばさが欲しい
あの船おいかけ 飛んで行く
他のどなたの やさしさよりも
惚れたおとこの 無理さえいとし
ああ呼んで届かぬ 情なし海峡

夜の静寂(しじま)に 波音だけが
逢いたいにくいと せめぎ合う
たとえさだめに 負けても私
きっと死ぬまで あなたの女
ああ未練ひきずる 情なし海峡


2.浮世の花

作詞:土田有紀
作曲:弦哲也

灯りともれば はなやぐ路地の
義理も人情も 恋には勝てぬ
あなたやさしい 惚れさせ上手
忘れさせるの 下手なひと
紅が紅が哀しい 左褄

逢えばはしゃいで 別れにぐずり
泣くもじれるも ふさぐも飲むも
うわさ信じて うらんでみても
もどる笑顔は あなただけ
ほれてほれてしまえば 女です

すねて障子を 背中でしめて
帰すときまで 私のあなた
ないて身をひき 爪弾く小唄
切ると言う字は 習やせぬ
意地も意地も哀しい 左褄