おんなの宿/なみだの宿

大下八郎 おんなの宿/なみだの宿歌詞
1.おんなの宿

作詞:星野哲朗
作曲:船村徹

想い出に降る 雨もある
恋にぬれゆく 傘もあろ
伊豆の夜雨を 湯舟できけば
明日の別れが つらくなる

たとえひと汽車 おくれても
すぐに別れは くるものを
わざとおくらす 時計の針は
女ごころの かなしさよ

もえて火となれ 灰になれ
添えぬ恋なら さだめなら
浮いてさわいだ 夜の明け方は
箸を持つ手が 重くなる


2.なみだの宿

作詞:古木花江
作曲:船村徹

想い出の 想い出の
湯の街あかり
女ゆえ 女ゆえ
涙にぬれて
さよならを さよならを
告げたあの夜

汽車がくる 汽車がくる
わかれを連れて
海沿いの 海沿いの
さびれた宿に
泣き虫の 泣き虫の
影がくずれる

いやだよと いやだよと
泣いてたあの娘
いやだって いやだって
ゆかなきゃならぬ
湯の街に 湯の街に
咲いた恋花

矢絣(やがすり)の 矢絣の
似合うほそい娘
おまえには おまえには
母の田舎で
針仕事 針仕事
させておきたい