佐渡炎歌

城之内早苗 佐渡炎歌歌詞
1.佐渡炎歌

作詞:喜多條忠
作曲:弦哲也

これだけ男と 女がいてさ
なんであの人 知り合うた
佐渡の北端(きたはし) 願(ねがい)の宿(やど)は
風と波とが 涙にまじって眠られぬ

捨てられて 忘れられても あの人を
忘れられない 忘れられない おんなです

出逢いがあるなら いつかはきっと
つらい別れに 出逢います
小木(おぎ)の港か 宿根木(しゅくねぎ)あたり
空に横たふ 涙でゆがんだ天の川

好きだから 忘れられても 忘れない
たった一度の たった一度の 恋でした

捨てられて 忘れられても あの人を
忘れられない 忘れられない おんなです


2.朝霧みなと

作詞:喜多條忠
作曲:弦哲也

額あじさいの 咲く路地を
抜ければ海辺の 朝霧みなと
舟が出てゆく あの人の
想い出乗せて カモメを連れて
泣かぬと決めた 決めたはずなのに

行き交うひとの お早うに
笑顔でこたえる 朝霧みなと
生きてゆくには あの人を
こころの隅に 置いてちゃ駄目ね
忘れて生きる 生きるはずだから

魚(さかな)市場の にぎわいが
淋しさつのらす 朝霧みなと
未練なんかじゃ ないけれど
あの人きっと いい人だった
あたしにだけは いつもやさしくて