1.太陽が生まれる場所
作詞:上園彩結音
作曲:上野義雄
荒れた大地へと 根を張る樹々のよう
生命(いのち) 謳い繋ぎ 風も雨も抱いた
険しき闇にも 小さな歓びを
見つけて灯しあう あなたがいたから
折れそうな心で掴んだ手には
護りたい陽だまりが いつもあった
この世の涯(は)てに咲く花 それを人はみな
夢と名付けて すべてを懸けて追い求める
この世でいちばん激しく優しい風 興し
駆け抜けたあなたとならば 終わりなき まほろばへ…
二度とない今の 空に身をゆだねて
愛しさは尽きない決意へと変わった
いつか何もかも 幻想に散っても
あなたといた真実(まこと) 輝き続ける
昨日の自分が見つけた欠片(かけら)
ひとつでも 明日へ受け継がせたい
この世の涯てを照らしてめぐる太陽は
生まれ変われる新たな朝を運んでくる
何度も迷い悔やんだ 遠い想い出も
今ならば分かる 今日へと導いた 灯火と…
この世の涯てに咲く花 それを人はみな
夢と名付けて 奇蹟を信じて生きてゆく
この世でいちばん激しく優しい風 興し
駆け抜けたあなたとならば 辿り着く
この世の涯てを照らしてめぐる太陽は
生まれ変わって輝く朝を昇ってゆく
あなたと出逢い 私の夢は始まった
命ある限り燃やして 終わりなき まほろばへ…
2.決戦ノ刻
作詞:磯谷佳江
作曲:小野貴光
いざ闇を裂き 閃光煌めかせ
進め進め 己の道を
いま落とされた 戦いの火蓋
人よ鬼よ さあ 高く舞い上がれ
蹴り上げた 地は轟き
冴え渡る 鋭き刃音
その覚悟 赤く染める月明かり
哀しきは 真紅の瞳(め)と
空蝉(うつせみ)の異形(いぎょう)を憂い
嘆くより その身に罪を背負いて
譲れない誠 貫き通す横顔は
強さが故の脆さを 決して見せない
ただひたすらに 駆け抜けきたのは
長い長い ひとすじの道
まだ終わらない そして終われない
夢は遥か さあ 一撃を放て
血塗られた 地に伏しても
花はなお 美しいまま
吹き上がる 風に乱れ舞うばかり
護るべき 存在(もの)もやがて
散るのなら 灰も残さず
燃え尽きて この想いごと散りたい
仰ぎ見た世界 いつかの誓いが揺れてる
誰もがもがき傷つき 生きるが運命(さだめ)
いざ闇を斬る 潰えぬ闘志と
熱き絆 胸に抱(いだ)きて
魂賭けた 戦いの涯てを
月よ照らせ さあ 残酷なほどに
強いまなざしを 誇りと呼ぶのだとしたら
たとえ泪に濡れても 逸らしはしない
いざ闇を裂き 閃光煌めかせ
進め進め 己の道を
まだ終わらない 戦いの輪廻
人よ鬼よ さあ 高く舞い上がれ
3.祈り結び
作詞:磯谷佳江
作曲:小野貴光
時に迷い 時にあらがっては
ただひとつの志を 信じたまま
無常の世を駆けた 生命(いのち)の輝き
過ぎし日の 夢の輪郭を今も
魂が憶えてる
消えぬ情熱(ひかり)を抱いて
ひとつ ふたつ 祈り結ぶ
遠き約束の音色が
たとえ うたかたの温もりでも
どうか ひとときの安らぎを
時の河の 流れはとめどなく
栄華に咲く業(ごう)の花も 憂いの葉も
罪の刃(やいば)さえも 等しく飲み込む
悠久の大地 染める黄昏に
何故涙あふれ出す?
熱き信念(おもい)の果てで
ひとつ ふたつ 空に還る
遠き兵(つわもの)の面影
たとえ たまゆらの賑わいでも
今は ひさかたを仰ぎたい
ひとつ ふたつ 祈り結び
そっと優しく軋む空
いつか とこしえをたたう愛が
どうか あなたに届くように…
|