もくれん

南かなこ もくれん歌詞
1.もくれん

作詞:及川眠子
作曲:弦哲也

木蓮の雨に にじんだ街角で
ずぶ濡れの心 あなたを呼んでいる

あゝ もし私がここで死んでも
そうあなたはきっと 振り向きもしない

恨むほど 憎むほど 恋は胸を染めて
一輪の悲しみだけ 赤く咲いている

黙恋(もくれん)の花は あなたを待ちながら
運命(さだめ)という名の夜風にふるえてる

あゝ 捨てるほどの愛でもいいの
ねぇ優しい腕に 抱かれたかったよ

うばいたい この肌で 恋は熱く乱れ
幸せが蕾のまま 雨に枯れてく

恨むほど 憎むほど つのる想い抱いて
一輪の悲しみだけ 赤く咲いてる
一輪の悲しみだけ 赤く咲いてる


2.かもめ食堂

作詞:田久保真見
作曲:弦哲也

雨が海まで 流れるように
あたしは港に たどり着いたよ
群れをはぐれた 一羽のかもめ
“あんた”と名づけて 今日も見つめる
おいでおいでよ かもめ食堂
涙の味した スープはいかが?
この世で一番 さみしいことは
ひとりで今夜も かえること

大きな空を ながめて思う
あたしの悲しみ なんてゴミくず
愛想笑いを するより泣けと
嵐の夜風が 教えてくれる

おかえりなさい かもめ食堂
お腹がすいたら 帰っておいで
愛とか恋とか 言われるよりも
誰かに“ただいま”言われたい

おかえりなさい かもめ食堂
お腹がすいたら 帰っておいで
あんたはかもめさ さすらうかもめ
海にも空にも 染まれない