半田浩二2007年全曲集

半田浩二 半田浩二2007年全曲集歌詞
1.大連の街から

作詞:中山大三郎
作曲:中山大三郎

ここが大連の街 とてもきれいだね
駅前広場さえ こころときめく
アカシアの 道を歩けば
なぜかしら 時がとまるよ
君のこと 思うたび
この胸が ただ痛むよ
ひとり旅 別れ旅
あきらめの旅なのに
君が恋しい

有軌(ゆうき)電車に乗って 街をひとまわり
若者たちはみな とてもおしゃれさ
星海(シンハイ)の 白い渚よ
老虎灘(ラオフータン) 海の青さよ
君は今 どこにいて
何をして すごすのだろう
港まで 行くバスが
たそがれに消えて行く
星も泣いてる

この海の はるかかなたに
君がいる 君が待ってる
たまらなく 会いたいよ
もう一度 だきしめたい
さよならは あやまちさ
何もかも投げすてて
とんで行きたい


2.済州エア・ポート

作詞:中山大三郎
作曲:中山大三郎

今朝のつばさは とくべつに
いそいで空港 とびたつみたい
あなたいつまた 逢えるのですか
はるか東へ 消えゆく影よ
済州エア・ポート 小雨にけむる

あなた涙を ためながら
おまえが好きだと だきしめたでしょ
私、何度も 恋したけれど
あなたひとりが いのちと決めた
済州エア・ポート ためいきばかり

こんなすてきな 島に来て
ふたりでくらすと 言ってたでしょう
待っていますよ いついつまでも
私すべてが あなたのものよ
済州エア・ポート 信じているわ


3.ヨコハマ・コンチェルト

作詞:中山大三郎
作曲:中山大三郎

夕焼け空を見て 君はつぶやいた
いつもあなたのことだけは
忘れなかったわ
そんな言葉がなぜか 胸にひびくのさ
きっとあのときは おれがわるかった

一度別れたふたりだね
そして それぞれ 恋をして
やがて季節がふたまわり
なぜかまためぐり逢ったね
街のせいかも 知れないね
ここは ヨコハマなんだもの
君の横顔 まぶしくて
こころ せつないね

この街の昼と夜 よそとちがうよね
風も道行く人たちも
みんなヨコハマさ
シャレのつもりの恋と キザに別れても
君のことだけは 胸に残ってた

二度と別れちゃ いけないね
ちょとおそいが わかったよ
愛は一つでいいんだと
今夜どこかに 行きたいね
むかしなじみの 本牧か
海を見おろす クラブだね
朝をふたりで むかえよう
君がすべてだよ

一度別れたふたりだね
そして それぞれ 恋をして
やがて季節がふたまわり
なぜかまためぐり逢ったね
街のせいかも 知れないね
ここは ヨコハマなんだもの
君の横顔 まぶしくて
こころ せつないね


4.麗水まで


5.寝顔


6.女房役

作詞:ちあき哲也
作曲:杉本眞人

街で一の お調子者(ちょうしもん)が
やけに今夜は 絡むじゃないか

惚れたって 惚れたって
落ちない奴もいる…

酔うのさ 誰でも
酒に 過去(きのう)を捨てたくて…

泣くな 泣くな 泣くな 野郎(おとこ)だろ
駄目で 駄目で 駄目で ほっとした

この俺で よかったら
今日だけ 女房役

つむじ風は 火の粉を煽る
火事を消したきゃ 歌でもやれよ

荒むほど 荒むほど
痛手も深くなる…

罪だね あいつも
純な おまえを 惑わせて…

飲みな 飲みな 飲みな 野郎(おとこ)だろ
幻影(ゆめ)さ 幻影さ 幻影さ 憂き世だよ

このおれじゃ 足りないが
今日だけ 女房役

泣くな 泣くな 泣くな 野郎(おとこ)だろ
明日は 明日は 明日は 違う日さ

この俺に 任せろよ
今日だけ 女房役


7.KEIKO KEIKO


8.海になれなれ夢の中

作詞:三佳令二
作曲:浜圭介

探し探した 倖せなのに
向こうに渡れる 舟さえ来ない
悲しい思いは 誰でもいやよ
愛して愛され 泣きたいなんて
東京の川よ この世の川よ
無情に流れて こばむなら
海になれなれ夢の中
あゝ 夢の中

逢えば逢うほど あなたが好きで
泪の傘さえ 開いているわ
大事な想い出 真実(まこと)の愛を
かさねて抱きしめ 眠れたならば
東京の雨よ この世の雨よ
かなわぬ願いと 笑うなら
海になれなれ夢の中
あゝ 夢の中

東京の川よ この世の川よ
無情に流れて こばむなら
海になれなれ夢の中
あゝ 夢の中


9.無錫旅情

作詞:中山大三郎
作曲:中山大三郎

君の知らない 異国の街で
君を想えば 泣けてくる
おれなど忘れて しあわせつかめと
チャイナの旅路を 行くおれさ
上海 蘇州と 汽車に乗り
太湖のほとり 無錫の街へ

船にゆられて 運河を行けば
ばかな別れが くやしいよ
あんなに愛した あんなにもえてた
いのちを賭けたら できたのに
涙の横顔 ちらついて
歴史の街も ぼやけて見える

むかしながらの ジャンクが走る
はるか小島は 三山か
鹿頂山から 太湖をのぞめば
心の中まで 広くなる
ごめんよ も一度 出直そう
今度は君を はなしはしない


10.居酒屋チェジュ

作詞:中山大三郎
作曲:中山大三郎・臼井義典

あのうたで はげまされたと
お酒を注いでは ほほえむひとよ
ママの名は 知らないけれど
みんながオモニと 呼んでる店よ
ここは大阪 居酒屋チェジュ
たそがれどきに のれんを出すよ
お店を出して 十年たてば
ここがふるさとみたいなものと
むかしばなしを さらりとかわし
飲めや歌えや 居酒屋はチェジュ

この店は 学者も来るし
酔ってはつぶれる 人などいるし
人の好い ママがいるから
誰もがふらりと 立ち寄る店よ
ここは大阪 居酒屋チェジュ
心がなごむ 時間もとまる
いろんな国の ことばがまじり
みんな親身に なってくれるよ
酒の好みも いろいろあって
グラス片手に 居酒屋はチェジュ

ここは大阪 居酒屋チェジュ
通天閣の 灯りが揺れる
浮世のうさも わずらわしさも
みんなサカナに 飲みほしゃいいさ
酔えば天国 夜の更けるまで
おいでおいでよ 居酒屋はチェヂュ


11.出逢いふたたび


12.北の流浪

作詞:八代栄太
作曲:八代栄太

愛にはぐれて 北の国
こごえた心を 抱きしめる
他人だらけの この町は
きれい過ぎます あの流れ雲
根室 綱走 稚内

苦労させたく ないからと
やさしさ残して 消えた人
あなた一人に ひとすじに
咲いたはまなす 悲しく赤い
釧路 函館 苫小牧

すすり泣くよな 北の国
涙も凍れと 雪が降る
明日はいずこの どの宿で
どんな夢みて 眠ればいいの
小樽 札幌 旭川


13.酒よさけさけ

作詞:中山大三郎
作曲:臼井義典

ふたりで仲良く 飲む酒は
その名もうれしい ちぎり酒
ふられてひとりで 飲む酒は
何度も飲んだよ やけ酒さ
おまえが大好きだよ
も一度 愛を直し酒 雪ふれば 雪見酒
結局 毎晩 深酒さ 樽酒 冷酒 コップ酒
酒よさけさけ この酔いごこち ア〜
いとしいものよ

島崎藤村 詩に書いた
信州千曲 にごり酒
若山牧水 歌に書く
歯にしみとおるは ひとり酒
おまえを愛しているよ
いずれは ふたり祝い酒 ふらふらと はしご酒
寝酒に 地酒で むかえ酒 やけ酒 追い酒 茶わん酒
酒よさけさけこの酔いごこち ア〜
いとしいものよ

おまえが大好きだよ
酔うほど またもあおり酒
歌おうよ 語ろうよ
今宵は歌酔い 愛に酔い 一晩飲んだら 朝酒さ
酒よさけさけ この酔いごこち ア〜
いとしいものよ


14.罪ほろぼし


15.夜の銀狐

作詞:中山大三郎
作曲:中川博之

寂しくないかい うわべの恋は
こころをかくして 踊っていても
ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ
信じておくれよ
ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ
愛しているのさ
ほしくはないかい 女としての
静かなしあわせ ほしくはないかい

泣きたくないかい 一人の部屋の
灯りをまさぐる 夜更けの時間
ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ
ドレスが泣いてる
ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ
くちびるむなしい
小さなマンション おまえのために
さがしておいたよ 二人で住みたい

ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ
信じておくれよ
ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ
愛しているのさ
きれいな服も すてきだけれど
似合うと思うよ エプロン姿


16.花らんぷ

作詞:中山大三郎
作曲:中山大三郎

男ひとりが 住んでる部屋に
何のかざりも ないさ
酒とグラスと 読みかけの
小説があるだけさ
そぐわぬものは かべかけの花らんぷ
うすむらさきに ぽつねんと点るのさ
おまえからの贈りもの 見るたびに胸いたむ
どこでどうしているんだろ もう一度逢いたいよ

こんな部屋でも 半年あまり
夢があふれて いたよ
あすと言う日を 信じたい
そんな気になってたよ
別れのわけは 何もかもおれのせい
おまえの愛に とまどっていたんだよ
今ならば正直に 何もかも話せるよ
もしも一人でいるのなら もう一度逢いたいよ

そぐわぬものは かべかけの花らんぷ
うすむらさきに ぽつねんと点るのさ
おまえからの贈りもの 見るたびに胸いたむ
どこでどうしているんだろ もう一度逢いたいよ