1.恋なさけ
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
傘にかくれて 降りしく雪に
息をきらして 通う径(みち)
止めてもむりです もう、とめないで
逢うほど深間(ふかま)に おちてゆく
恋する女の 女の恋情け
山は森森(しんしん) 音さえきえて
雪にうもれる 隠れ里
凍える手足を ああ、この乳房(むね)を
温(ぬく)めてください 溶けるほど
恋する女の 女の恋情け
闇に薄衣(うすぎぬ) はらりと舞えば
からめとられて 腕の中
止めてもむりです もう、とめないで
抱かれりゃうれしい 愛されて
恋する女の 女の恋情け
2.心の絆
作詞:たきのえいじ
作曲:徳久広司
ひと足遅れの しあわせと
肩に寄り添い 云うおまえ
下手(へた)な世渡り してきたけれど
ふたりにひとつの 明日(あす)がある
生きてゆこうよ 後(あと)振り向かず
心の絆を あゝ 重ねて
目尻を濡らした 涙粒(つぶ)
まわり道して いたんだね
無駄にしないよ 苦労の数は
ふたりで必ず 取り返す
ついておいでよ うつむかないで
心の絆を あゝ 結んで
やつれて淋しい 横顔の
笑いえくぼの いじらしさ
何も云わずに 甘えていいよ
両手を広げた この胸に
夢の中でも 離しはしない
心の絆を あゝ 重ねて
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