1.ああ楢山峠
作詞:古屋賢
作曲:古屋賢
深深(しんしん)と降り積もる 故郷(ふるさと)の峠道
喜びも悲しみも 白い雪が消してゆく
伜(せがれ)は老いた母を背負い
楢山(ならやま)めざして行(ゆ)くという
なんてむなしや なんてむなしや物語り
あ…ただ涙する 人生(ひと)の河
おんばぁ捨てるのか お山へ捨てるのか
お山へ行く時きゃ 白い雪が降るという
伜は母の衣(ころも)の袖を
そっと引き寄せ目に涙
掟(おきて)むなしや 掟むなしや物語り
あ…ただ切なくて 人生の河
春になったら あなたの元へ
寂(さみ)しがりやの私は 皆んな振り捨て帰ります
信濃路越えて千里を越えて
楢山峠を後にして
遠く聞える 遠く子供の子守唄
あ…想い出します 母の温(ぬく)もり
2.待ちましょう
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