哀しみの終りに

前川清 哀しみの終りに歌詞
1.哀しみの終りに

作詞:伊集院静
作曲:都志見隆

今年また夏が来て あなたみたいに光る
大好きだった紫陽花(あじさい)が あなたの窓叩く
いなくなってしまうと わかっていたのなら
ドアは開(あ)けなかった
二度と帰らないのが わかっていたのなら
離しはしなかったのに
本当ですか 哀しみにもやがて 終りが来るって
本当ですね 哀しみが終って いつか笑える日が来る

空に星たちが来て あの夏の日が揺れる
あなたに似ているアネモネが ほほえみかけてくる
いなくなってしまうと わかっていたのなら
駅へ行かせなかった
二度と逢えないことが わかっていたのなら
抱きしめ続けてたのに
本当ですか 哀しみにもやがて 終りが来るって
本当ですね 哀しみが終って いつか笑える日が来る

本当ですか 哀しみにもやがて 終りが来るって
本当ですね 哀しみが終って いつか笑える日が来る


2.しばらくはここにいよう

作詞:伊集院静
作曲:都志見隆

誰にも話せない 静かな恋が終って
人には愚かに見えただろう それでも恋しい
夕暮れの駅で 君が歩いてた
声をかけようか 長い黒髪に
もう一人の影 君が笑ってる
あの頃と同じで まぶしい
秋は忍びより しばらくはここにいよう

元気にしていたね 髪も長いままだね
誰より君が好きだった いまでも恋しい
最後の手紙は 元気ですからと
あとで聞いたんだ 泣いてやつれたと
しあわせそうだね えくぼが見えてた
あの頃と同じで まぶしい
雨になりそうだ しばらくはここにいよう

夕暮れの駅で 君が歩いてた
声をかけようか 長い黒髪に
もう一人の影 君が笑ってる
あの頃と同じで まぶしい
秋は忍びより しばらくはここにいよう