1.愛の旅路を
2.さよならの彼方へ
恋が終ったの
あなたがくれた 夏の日の
思い出抱いて 江の島の夜
人影見えぬ 砂浜に
今日も一人で 海を見る
あなたと語った 島影に
あの日と同じ夕日が落ちる
私の恋は終ったの
バイヤ コンデイオス
ミ、アモール
バイオ コンデイオス
ミ、アモール
あなたがいない その夜から
涙にうつる 江の島の夜
二人が逢った スナックに
あの日の香り 探すのよ
あなたに抱かれた 砂浜に
誰かが捨てた ソンブレロ
波にうたれて 悲しそう
バイヤ コンデイオス
ミ、アモール
バイオ コンデイオス
ミ、アモール
3.雪列車
作詞:糸井重里
作曲:坂本龍一
匂うように 笑うように 雪が降る
白い景色 逃げるように 汽車は走る
サヨナラが夢ならば ひき返すけど
あの頃が夢ならば このまま行く
あたたかいものを 何かください
こころも からだも 寒すぎるので…どうぞ
少しばかり 離れた席 恋人たち
無邪気色の ひざかけを かけて眠る
なにげなく 髪を切れた 幸せな日は
同じように 雪の日で あなたといた
あたたかいひとに もたれていたい
ひとりで いたけど 冷えてきたので…どうか
サヨナラが夢ならば ひき返すけど
あの頃が夢ならば このまま行く
あたたかいものを 何かください
こころも からだも 寒すぎるので…どうぞ
4.海鳴り
海鳴うみなり聞きこえる 旅路たびじの宿やど
今宵こよいも泪なみだで 枕まくらを濡ぬらす
老おいたる父ちちや母はは 今頃いまごろいかに
アーアー
想おもいは遥はるかるか 故郷こきょうの空そらよ
心こころを許ゆるした 友ともも消きえて
愛あいした女おんなも いつしか離はなれ
風かぜ吹ふく波なみの上うえ 一いち羽わの(かもめ)
アーアー
お前まえとだけは 話はなしがしたい
明日あしたは夜汽車よぎしゃで 北きたの街まちへ
はまなす咲さいてる 名なも無ない街まちへ
私わたしが旅先たびさきで 死しんだら誰だれか
アーアー
浜辺はまべに骨ほねを うずめておくれ
5.海霧の花咲港で
6.中の島ブルース
作詞:斉藤保
作曲:吉田佐
赤いネオンに 身をまかせ
燃えて花咲く アカシアの
あまい香りに 誘われて
あなたと二人 散った街
あゝ ここは札幌 中の島ブルースよ
水の都にすてた 恋
泣いて別れた 淀屋橋
ほろり落した 幸せを
あなたと二人 拾う街
あゝ ここは大阪 中の島ブルースよ
会えば別れが つらいのと
泣いてすがった 思い出の
小雨そぼ降る 石畳
あなたと二人 濡れた街
あゝ ここは長崎 中の島ブルースよ
7.東京砂漠
作詞:吉田旺
作曲:内山田洋
空が哭いてる 煤け汚されて
ひとはやさしさを どこに棄ててきたの
だけどわたしは 好きよこの都会(まち)が
肩を寄せあえる あなた…あなたがいる
あなたの傍で あゝ暮らせるならば
つらくはないわ この東京砂漠
あなたがいれば あゝうつむかないで
歩いて行ける この東京砂漠
ビルの谷間の 川は流れない
人の波だけが 黒く流れて行く
あなた…あなたに めぐり逢うまでは
そうよこの都会(まち)を 逃げていきたかった
あなたの愛に あゝつかまりながら
しあわせなのよ この東京砂漠
あなたがいれば あゝあなたがいれば
陽はまた昇る この東京砂漠
あなたがいれば あゝあなたがいれば
陽はまた昇る この東京砂漠
あなたがいれば あゝあなたがいれば
陽はまた昇る この東京砂漠
8.神戸
作詞:前川清
作曲:都志見隆
トンネルをくぐりぬけ 降りたつ駅は
ドラの音の 似合う街 少しだけ寂しい
想い出ばかり たどってみても
愛した人 別れた人 今…
神戸 叫んでも 届かぬ思い
いつも見てた 灯かりさえも 見えなくて
神戸 変わり行く景色の中で
夢を ゆめを 探してる
風見鶏揺れている 夕暮れ時は
赤い靴 似合う街 少しだけ 悲しい
季節外れの 野路菊なのに
愛した人 別れた人 今…
神戸 消えそうな夢を 追いかけ
時を止めて あの頃へと 戻れたら
神戸 流れ行く景色の中で
心 こころ 探してる
神戸 流れ行く景色の中で
心 こころ 探してる
9.そして神戸
作詞:千家和也
作曲:浜圭介
神戸 泣いて どうなるのか
捨てられた我身が みじめになるだけ
神戸 船の灯うつす
濁り水の中に 靴を投げ落す
そして ひとつが 終わり
そして ひとつが 生まれ
夢の続き 見せてくれる
相手 捜すのよ
神戸 呼んで帰る人か
傷ついた心が みにくくなるだけ
神戸 無理に足を運び
眼についた名もない 花を踏みにじる
そして ひとつが 終わり
そして ひとつが 生まれ
誰か うまい 嘘のつける
相手 捜すのよ
誰か うまい 嘘のつける
相手 捜すのよ
10.愛の続きは…神戸
11.逢わずに愛して
作詞:川内康範
作曲:彩木雅夫
涙枯れても 夢よ枯れるな
二度と咲かない 花だけど
夢の 夢のかけらを
せめて せめてこころに
ああ 永久(とわ)にちりばめ
逢わずに愛して いついつまでも
逢えば別れが つらくて泣ける
恋のねぐらは どこにある
鳥に 鳥になりたい
そっと そっとこころで
ああ 紅(べに)の命を
逢わずに愛して いついつまでも
はなればなれの 運命におかれ
愛がなおさら つよくなる
何が 何があっても
すがり すがり生きぬく
ああ 死にはしないわ
逢わずに愛して いついつまでも
12.終着駅 長崎
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
終着駅 長崎 嘘をつかれたことよりも
約束を忘れられたことが 少し悲しい
紫陽花の花言葉は 移り気な心と聞いた
雨に打たれ 石畳に それでもより添う その花
坂道いつも 坂道ずっと
子供の頃から そうだった
終着駅 長崎 また ふりだしに戻る
終着駅 長崎 港を出るよその国の
白い船の汽笛が今夜も 少し哀しい
町灯かりが美しいと あなたが言ったことがある
その灯かりのひとつひとつ 密んだ悲しみ知りもせず
はずれくじ はずれくじ
子供の頃から そうだった
終着駅 長崎 だから ふりだしに戻る
終着駅 長崎 嘘をつかれたことよりも
約束を忘れられたことが
少し悲しい
13.長崎は今日も雨だった
作詞:永田貴子
作曲:彩木雅夫
あなたひとりに かけた恋
愛の言葉を 信じたの
さがし さがし求めて
ひとり ひとりさまよえば
行けど切ない 石だたみ
あゝ 長崎は今日も雨だった
夜の丸山 たずねても
冷たい風が 身に沁みる
愛し 愛しのひとは
どこに どこにいるのか
教えて欲しい 街の灯よ
あゝ 長崎は今日も雨だった
頬にこぼれる なみだの雨に
命も恋も 捨てたのに
こころ こころ乱れて
飲んで 飲んで酔いしれる
酒に恨みは ないものを
あゝ 長崎は今日も雨だった
14.蛍…どこかで
作詞:福士久美子
作曲:井上大輔
いつか来た道を 歩いてみれば
恋しく揺れる あなたの面影
こぼれた涙が 乾いてゆくまで
寂しさ抱いて 夜明けを待つわ
あなたと別れた雨ヶ瀬橋(あまがせばし)で
いつまでも いつまでも あなたを想って
どこから来たのか 孤独な蛍よ
愛しいひとを 追いかけてきたの…?
川のせせらぎ この世のはかなさ
悲しい風に 流れる涙
あなたと出会った雨ヶ瀬橋で
どこかで どこかで 暮してゆくわ
傘もささずに 別れ惜しんで
雨に消された さよならの言葉
あなたが残した 思い出の中に
今もわたしは 生きているから
涙流した雨ヶ瀬橋が
いつまでも いつまでも 心に宿る
いつまでも いつまでも 心に宿る
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