7つのドウキ

佐伯ユウスケ 7つのドウキ歌詞
1.ドシラ

作詞:Yusuke Saeki
作曲:Yusuke Saeki

まだ陽の落ちない夕方 ひとけのない公園でさ
夕日に染まる君 どうやらだいぶ落ち込み気味
心配した素振りで初めて君と交わした言葉
「大丈夫?」ってそのカギカッコん中に詰まってるto the あわよくば

心の中ではチャンス 下心ありありのスタンス
だけどもう止まらないんだ そうだこれがあの赤い実ってやつか…!
ってそんなこたーどーでもいーけどどーしてくれんだ高鳴る心臓
君のせいだ君のせいだ 上手く操れないなボリュームフェーダー

止まらない衝動に任せて
飛び越えてしまった君との距離は
僕の心を満たした
何度イッても帰ってこれた

ドレミレミレ 順番で言うと、えっとね
間違えてるミたいだね
でも聴いてミたかった 君とのシラべ
順序とか純情関係ないよね
ドシラシドの音で 歌うよ
ソレだけ好きってことにシとして


2.君に会いたいな

作詞:SAEKI youthK
作曲:SAEKI youthK

出逢えたことに 気付いてなかった
胸の信号機が青になった
あふれる気持ち伝えたいけど
この一歩が最後になったら嫌だから

アイス食べたい なんて言い出す君
黄色いシュシュ 下がった眉 伸びたサボテン
君は片付けが苦手だけど大丈夫
引き出しの鍵なくしても いつでも僕が開けるよ

いつもに増してうるさい チャリンコのブレーキ
いつも交わしていた おはようが
なんだか今日はぎこちない

君に会いたいな いつもみたいに
心のスペース奪ってる
愛想笑いも咳払いも 愛しさに変わってく
君に会いたいな なんて言えるわけないから
優しい友達のフリして
君を想うと動き出しそうな言葉は
また明日にしまっておくよ

君が大きな空だとしたら 僕は果てなく続く大地だ
君が降らせた雨だって 僕の心の糧になるよ
嬉しくても悲しくても寂しくても どんな寒い夜でも
二人の間には触れられない程 綺麗な虹がかかるんだ

夕方のチャイムが いつもより遅い気がして
遠く伸びた僕らの影は また
明日に導いてくれるかな

君に会いたいな いつもみたいに
他愛もないもの願ってる
街の明かりもこの気温も 行き場所なくしてる
君に会いたいな いつもんとこにいないかな
そんな想いはポッケに隠して
君に伝えたい言葉の続きをまたひとつ
夜空に向かって口ずさむよ

君を求め君を求め 走り出した
「もうダメだ」 君の元へ
汗ばんだこぶし握りしめ なりふり構わず想い抱きしめ
寄り道の公園も 待ち合わせしたカフェにもいるんじゃないかって
息を切らし 辿り着いたのは
あの日のまま 君のいない改札口だった

君に会いたいな いつもみたいに
心のスペース奪ってる
愛想笑いも咳払いも 愛しさに変わってく
君に会いたいな なんて言えるわけないから
優しい友達のフリして
君を想うと動き出しそうな言葉は
また明日にしまっておくよ


3.no title

作詞:Yusuke Saeki
作曲:Yusuke Saeki

長過ぎもなく 短過ぎない髪
面白くない オチのない話とか
でもそれがそう たまらなく愛おしいんだよ
君は気付いてなくて

ほら例えば あそこの女性みたいに
胸を出してさ 誘惑したとしても
顔はイマイチさ 嘘だよ怒らないでよ
そんな顔がまたかわいいね

今日は何色?って 君にフザけて聞いた夏の日
「当てたら見せてあげる」なんて
あの日から僕は気になってしまうんだ

なんてことない君だけど そのまま普通の子でいてよ
そしたら僕の色でほら 染められるからさ
僕の枕にこびりついた あの銘柄のシャンプーの香りも
ずっと ずっと 覚えてしまっているよ
だけどもう君は アイツの匂いがすんだ

近頃では 8割型
アイツの話ばっかだ グロスなんかつけて
見たことのない 輝きを見せつけるんだよ
僕はそのメイク嫌いだな

なんにもわかってないよアイツは そう
君が傷付く言葉、仕草 嘘泣きだって
僕なら全部わかってあげられるのに

なんてことない君だから
余計に大事に思うんだ
恋も愛もどうでもいいほど近くにいたいんだ
他の誰かに染まっていく 君を見る為にここにいるわけじゃ
ないよ ないよ だけど離れるのは
一番辛いから 知らないフリしておくよ

長過ぎもなく 短過ぎない髪
今となっては 鼻についてしょうがない
あの銘柄の匂いが僕を苦しめるんだよ
君は気付いてないだろう


4.夏の終わりを歌う曲があるが

作詞:Yusuke Saeki
作曲:Yusuke Saeki

夏が来たな 蒸し暑い夏が
僕らの恋のように クソアツい夏が

夏が見えた 蜃気楼のように
ぼやけていた君が はっきりと見えた
でも 夏はゆくよ つかまえた夏は
熱を残して ただ過ぎてゆくよ

いっそこの熱を冷ましてくれれば涼しいのに
またはもっと早く気付いたら服を脱いだのに
今は限られた時間の残りを楽しむだけ
だから強くだかせて 苦しかったらごめんね

夏はまぶしくて 君みたいに綺麗だ
涙は流さないで 余計に綺麗だから

夏の終わりを 歌う曲があるが
夏は終わらない いいや、終わらせはしない

やっと気付いたんだ君の存在を確かめた
この夏が過ぎたら全部消えてしまう気がして
ドラえもんの秘密道具「タンマウォッチ」を使おう
それで時間を止めて…ってくだらなくてごめんね

夏が終わった だいぶ涼しくなった
僕らの恋のように クソアツい夏が


5.7.5月

作詞:Yusuke Saeki
作曲:Yusuke Saeki

みんなで遊んでるフリ 僕らはバレないように
ちょっと隠れてイチャついたり 目線そらしてみたり
夏の日に輝くブリーズ 年上の君からプリーズ
セミ達のやじと太陽の目が 僕をひやかしてる

一年前の失敗が やっと今肯定されたような感じだ
僕の理屈も卑屈も 君の笑顔にさらわれてしまう

飛び込んでいくのさ 燃える火の中
その声で仕草で いつの間に火傷してしまうんだ
叶わない恋なら そういう風に言っておくれよ ずる賢い君は
(Sun! Sun! Sun!) つかめそうで
(Sun! Sun! Sun!) 蜃気楼のように
(Sun! Sun! Sun!) 消え去ってゆくの

あの日カフェに入って来た君
ゆっくり流れる話し声に 寄り添って歩くベース
振り返らない僕だけど あの味思い出したくなる

タイムスリップする映画を観て
「してみたいね」って君が微笑む
古ぼけたビルも綺麗な草木も 君の未来を作るのに
僕はそこにいるの?

走り出してしまったら 止められないのさ
感情も抑止力も 君に奪われた人形だ
まだまだ熱くなるんだろうな 今日の君の笑顔が まぶし過ぎるよ
(Sun! Sun! Sun!) こっち向かないで
(Sun! Sun! Sun!) やっぱちょっと待って
(Sun! Sun! Sun!) ずっとそのまま動かないでいてくれ

(STOP!!)
赤い夏の太陽が思い出したくないようなあの内容
照らし出して影に変えてしまうよ 閉ざしたはずの幼い悲しみを
7月と8月の間でフラフラさまよう僕のサマー
それは砂時計のように切なくて
終わりを待つ為に始める I'm a loser.

みんなで遊んでるフリ 僕にもバレないように
君は薬指隠してた 僕はずっとわかってた

それでも
飛び込んでいくのさ 燃える火の中
その声で仕草で いつの間に火傷してしまうんだ
叶わない恋なら そういう風に言っておくれよ ずる賢い君は
(Sun! Sun! Sun!) つかめそうで
(Sun! Sun! Sun!) 蜃気楼のように
(Sun! Sun! Sun!) 見えそうで見えない
(Sun! Sun! Sun!) 大事な部分を
(Sun! Sun! Sun!) 隠したまま
消え去ってゆくよ


6.裏腹イエス

作詞:Yusuke Saeki
作曲:Yusuke Saeki

あいつは好きであいつは嫌いで
隣に座ってるネーチャンは綺麗で
人を見た目で判断しちゃいけないって
昔っからかーちゃんに言われて
お肉が好きで魚は嫌いで
自分の好きなもんだけ選んで
楽しいこと以外やりませんぜ
って生きてけりゃそりゃ最高ってもんで

どうしようもない この議題
文句のひとつも言えたもんじゃない
従わない奴はお呼びでない
自分の気持ちは今日もずっと胸にしまったまま

嫌いなことは全部 嫌いって言えたら楽なんだけども
嘘ついて耐えて耐えて ぼくら
これしか言えないんでしょ? (ハイ!ハイ!ハイ!)
嫌いなことは全部 いっそ投げ出してしまいたいんだよ
でもね実際はそんな度胸もなく
揺られてる 止まない風に
とか言っちゃって 自分ごまかしている

しっかりしろよオレ…!ってな調子で飲み干すいちごオレ
ってそんな甘いもんじゃなくて厳しい世界だ
誰になんて答えりゃ正解だ?
「おまえら熱い気持ちないのかぁ!」って怒られましても口ポカーンッ
いやね、ないわけじゃないんですよ、ちゃんと心は熱くてHigh なんで
「ハイ!ハイ!」って言っておけば大体 収まるでしょおちゃのこさいさいっ☆
とか言ってはみたけど実際 びびってんだけなの('・_・') 肝っ玉ちっさい
でも一切合切受け止めアナタをわっしょいするのはだっさいから
後ろを向いてベロ出して 古臭いあっかんべでもさせて

どうしたって知らんぷり
できないもんさこんな苛立ち
正直に生きてみたいナリ
キテレツな世の中のシステムに逆らってみたいな

嫌いなことが全部 嫌ってくれたら楽なんだけども
息巻いて相手目の前にしたって
これしか言えないだろう (ハイ!ハイ!ハイ!)
嫌いなことが全部 どっかに消えてしまえばいんだよ
そんで全部楽しいことになって
揺られたい きもちい風に
とか言っちゃって また妄想始めている

ハイ!ハイ!ハイハイハイ!
な気分にでもならにゃやってらんないから
ワイ!ワイ!ワイワイワイ!
って騒いでまた全部忘れたフリ
ハイ!ハイ!ハイハイハイ!
全部あなたの言う通りで問題ないわけ
ナイ!ナイ!ナイナイナイ!
けど今日もまた最高のスマイルでハイ!ハイ!

いつか嫌いなことは全部 嫌いだ!って言えるその日まで
仕方なく“YES”と言っといてやんのも
間違いじゃない、そうでしょ? (ハイ!ハイ!ハイ!)
嫌いなことは全部 嫌いだ!って思う気持ちを
忘れないように 心まで失わないように
あっためとこう あっためとこう
そんで揺られてやろう 止まない風に


7.ツモアガリ

作詞:Yusuke Saeki
作曲:Yusuke Saeki

“優先席じゃないから”と 眠ったフリしてしまう
あのご老人は今も 元気にしているだろうか
そんな罪悪感を抱いて 今日も同じ線路を走る
淀んだ街の人混みが 僕を息苦しくさせるよ

「時代は変わったなぁ」なんて
酔った上司が言っていた
ほら世の中の冷たさは 酔っ払いだって気付いてる

僕にもできるかな こんな時代を変えたいよ
だけど人前に立って
いつでも助けてあげられるような
そんな勇気と強さ
スーパーマンじゃないんだから 僕には足りないよ
だけど目の前にいる そこにいる 大切な人くらいは
自分の手で支えたいよ
君がまた 誰かを支えられるように

(例えばのお話です)
100円拾って交番届けたって
(例えばのお話です)
空き缶拾ってゴミ箱届けたって
(例えばのお話です)
エアコン消してみたら色々熱くなってきて
(例えばこの話で)
自分もなんかしよう!なんて思ったりしても

「時代は変わりゃしない!」なんて みんな諦めちゃってるけど
向き合ってる証拠なんだ それならそうさ
自分の中で革命起こそうぜ

僕にもできるかな こんな時代を変えたいよ
だけど立ち止まってただぼんやりと過ごす
毎日が過ぎてく
そんな気がしてならないんだ
堂々巡りで行動できないよ
だけど目の前にいる そこにいる 大切な人くらいは
自分の手で背中押したいよ
君がその一歩を 踏み出せるように

「時代は変わったなぁ」なんて
酔った上司が言っていた
ほら世の中の冷たさは
酔っ払いだって 僕らだって
心の中でわかってんだ

僕にもできるかも こんな自分を変えるんだ
いつか人前に立って
いつでも助けてあげられるような
そんな勇気と強さ
スーパーマンみたいに 僕にもできるといいな
だから目の前にいる そこにいる 大切な人くらいは
自分の手で支えたいよ
君もまた 誰かを支えられるように

優先席じゃないのにさ 君が席を譲った
あのご老人は今も元気にしてるといいな
そんなほっこり感を抱いて 今日も同じ線路を走る
淀んだ街も少しほら いつもより明るく見えるよ