シングルズ

一世風靡セピア シングルズ歌詞
1.前略、道の上より

作詞:SEPIA
作曲:GOTO

素意や 素意や〜

咲きほこる花は散るからこそに美しい
散った花片は 後は土へと還るだけ
それならば一層 斜めを見ずに
おてんとうさんを 仰いでみようか

海を潜るには 息を止めなきゃ潜れない
息を止めるのが いやなら海には入れない
海には海の世界があるし
そうして再び 潜らずにいられない

山を又 登る 登り疲れてふと休む
辺りの景色が 心支えと又登る
微かに山の匂いを嗅いだ
それだけで 人は優しくなれる

波が続く様に 時の刻みも 又続く
風も吹き止まぬ 時の刻みも打ち止まぬ
やれこれと返す事のべの中で
何が生きていく 証なんだろか


2.セピアカラー

作詞:SEPIA
作曲:GO TO

Don't forget, Don't forget, Don't forget, Don't forget, Get!

1952年「老人と海」を発表 アーネスト・ヘミングウェイ 1961年没

あいつは帰って来なかった 俺達の先に行ったまま別れ言葉も残さずに
気がついた時にはもう手遅れなんだ
行った先を追い駆けるんじゃない
あいつが海を見つめたように俺はアスファルトを見つめている
幾(いく)つもの時代に男達が望んで止(や)まなかったものがそこにある
この街に男の口笛は絶えて久しい
夢見られた者達が今このストリートに最初の一歩を踏(ふ)みしめる
その一歩に約束された光を浴びる そして俺達は誰よりも先に征く
俺達は午下(ひるさが)りの睡(まど)ろみの街を目覚せにやってきた

心ある者はいないのか! 俺の声はとどいているか!
HA! HA! HA! HA! HA! HA! HA!
Don't forget, Don't forget, Don't forget, Don't forget, Get!

1955年「理由なき反抗」に主演 ジェームス・ディーン 1955年没

見えない声に手招きされて迷いこんだこの街
お前達ひどく泣いたりはしないのか
お前達自分自身の生命(いのち)を掴(つか)むためのダイビングを試みないか
誰も信じてはいないが昔は良かったと
自分を騙(だま)して生きている悪意と不幸
見えない格子の中からさあ逃げだすんだ
噂(うわさ)に耳を傾むけてばかりの年老いた者達は
自分の足で歩こうとはしない
アスファルトの躓(つまづ)きの石こそ
これ以上のステージもリングもスタジアムも用意されたためしはない
走れ 走るんだ! 踊れ 踊るんだ!

心ある者はいないのか! 俺の声はとどいているか!
HA! HA! HA! HA! HA! HA! HA!
Don't forget, Don't forget, Don't forget, Don't forget, Get!

1962年 「ビートルズ」デビュー ジョン・レノン 1980年没

戦いはあまりに長く続いたために
人々は戦いの理由を忘れただやみくもに戦う
繰(く)り展(ひろ)げられた夢のなごりの荒野に 風は吹き抜けていく
様々に語られた男達の物語とバラッド
あいつが砂漠を見つめたように俺はアスファルトを見つめる
一人一人のあいつらと交した約束だけが果たされるにふさわしいから
そして それは既(すで)に始まっている 俺の言葉が信じられないなら
お前自身でストリートに出かけてゆき
それをお前の目で確かめればいい
俺達は午下(ひるさが)りの睡(まど)ろみの街で踊る

心ある者はいないのか! 俺の声はとどいているか!
HA! HA! HA! HA! HA! HA! HA!
Don't forget, Don't forget, Don't forget, Don't forget, Get!

あいつらが生命(いのち)をかけてまで手に入れようとしたものを
俺達はいま俺達のやり方で手に入れたい
あいつらがそれを手に入れたかどうかはどうでもいいんだ
しかし 俺達はあいつらを忘れない
Don't forget, Don't forget, Don't forget, Don't forget, Get!
Get!


3.賽を振れ!

作詞:SEPIA
作曲:GOTO

光眩しい夢を 近頃やけに見るぜ
闇を行く Bless a dise
愛だと 恋だと 浮かれ
くだらぬ日々 走れば 虚しさに 駆られた
しびれた風が痩せたこの身を
やつれた涙流れて消えるぜ
あばよ Dise! あばよ Dise! 明日に向い賽を放つ
微かに今統ては Ah…

逃げる事にも疲れ ふと気が付けば嘆き
老いてゆく Bless a dise
呆れた笑い 支え生きてく
苛立つ叫び 流れて 消えるぜ
あばよ Dise! あばよ Dise! 明日に向い賽を放つ
あばよ Dise! あばよ Dise! 明日に向い賽を放つ
微かに今統ては Ah…
風さえ今遠くへ Ah…
風さえ Hm… 遠くへ
風さえ今遠くへ Ah…


4.セピア狂想曲 ~暗褐色ラプソディー~

作詞:道乃上夢麿
作曲:GOTO

桜の花が舞う こち風に吹かれて
糸遊(いとゆう)が朧(おぼろ)に 霞麗(かすみうらら)かに
土が跳(は)ねた 跳ねた 跳ねた 跳ねた 跳ねた
人は皆 春の日に酔う

木立(こだち)が生い茂る あい風に吹かれて
麦藁(むぎわら)を翳(かざ)した 打水(うちみず)集う子よ
花火飛んだ 飛んだ 飛んだ 飛んだ 飛んだ
人は皆 夏の日に酔う

宵闇の空には 初(はつ)風に吹かれて
赤や黄の木々間(きぎま)を 月の影が射した
木の葉散った 散った 散った 散った 散った
人は皆 秋の日に酔う

凍空(いてぞら)息白く 北風吹かれて
草木も枯れ果てて 虎落笛(もがりぶえ)が鳴った
雪が降った 降った 降った 降った 降った
人は皆 冬の日に酔う


5.風の唄

作詞:SEPIA
作曲:GOTO

※ふらりふらり抜けて ふらりふらり吹いた
夏の風はふらりふらり 夏の風はふらりふらり※

(※くり返し)

緑の梢抜けて 光の隙間を泳ぐ
遊ぶ童は雲と輝く陽射を呑んだ
ふらりふらりふらふらふらふら
ふらりふらりふらふらふらふら
さてと次は何処へ吹こうか

△ゆらりゆらり抜けて ゆらりゆらり吹いた
夏の風はゆらりゆらり 夏の風はゆらりゆらり△

(△くり返し)

チリリと風鈴踊り 響け太鼓の調べ
虹のかけ橋渡り 遠く蝉の声聞いた
ゆらりゆらりゆらゆらゆらゆら
ゆらりゆらりゆらゆらゆらゆら
さてと次は何処へ吹こうか

そろりそろり抜けて そろりそろり吹いた
そろりそろり抜けて そろりそろり吹いた
秋の風もそろりそろり 秋の風もそろりそろり
冬の風はからりからり 冬の風はからりからり
春の風はさらりさらり 春の風はさらりさらり
夏の風はふらりふらり 夏の風はゆらりゆらり


6.落日間際の秋

作詞:道乃上夢麿
作曲:GOTO

流れていく静寂の向こうに 落日仰ぎ乞(こい)願う
幾度となく問い返した道を 今宵再び巡らそう

嗚呼永遠(とわ)への絶叫(さけび)を 胸に抱え
行く夏も又 儚い
灼けついた光 消える頃
辺りの風はもう秋さ

濡らすのは 揺れる調べ
惑う様 絶え伏せる
ただ独り ただ独り
夢は溶けて瞬く
何時(いつ)の…間にか…

流されていた切なさの向うに 漂う舟恋現し
幾度となく問い返した道も 今宵再び巡らそう

鳴呼永遠への絶叫(さけび)を 胸に抱き
行く夏も又 嘆いて
灼けついた香り 消える頃
辺りの風はもう秋さ

暗い闇 星を捜す
つらい涙 流れ落ち
ただ独り ただ独り
夢は溶けて瞬く
何時の…間にか…

暗い闇 星を捜す
つらい涙 流れ落ち
ただ独り ただ独り
夢は溶けて瞬く
何時の…間にか…


7.花鳥風月

作詞:SEPIA
作曲:後藤次利

目の前を過(よ)ぎった 総てに背を向けて
睨みつけながら 辺りを見渡したら
叩きつけられ 彼方(あちら)に此方(こちら)に力知らされ
此れ程脆いと―
漸(ようや)く気付いた!ああ

KA・CHO・FU・GETSU 花の舞
KA・CHO・FU・GETSU 鳥の舞

時間(とき)に流されれば 見えた様な気分で
総て悟った 幻想(まぼろし)に酔わされて
軟(やわ)になってく 彼方に此方にそれじゃ遅くて
体は老いぼれ―
そんなものなのか? ああ

KA・CHO・FU・GETSU 風の舞
KA・CHO・FU・GETSU 月の舞

無色(むいろ)の儘(まま)で良い 生きてると信じた
それが現在(いま)では 泡沫(うたかた)の生業(なりわい)で
体の総て 彼方に此方に色を塗けられ
どれが俺なのか―
分からなくなって! ああ

KA・CHO・FU・GETSU 花の舞
KA・CHO・FU・GETSU 鳥の舞
憤(いきどお)る憂(う)さを辺りに散撒(ばらまけ)
KA・CHO・FU・GETSU 風の舞
KA・CHO・FU・GETSU 月の舞


8.戦いの唄

作詞:SEPIA
作曲:後藤次利

俺達ゃ祭りの汗掻き男さ 俺達ゃ祭りで夢を見る
俺達ゃ祭りの汗掻き男さ 俺達ゃ祭りで夢を食う
くだらぬ愚知など今夜はよそうぜ陽気にやろうや
俺達ゃ祭りの汗掻き男さ 俺達ゃ祭りで夢を食う
笑えよ!踊れよ! 辺りは街の宴だぜ
笑えよ!踊れよ! 辺りはこうして輝く

俺達ゃ祭りの汗掻き男さ 俺達ゃ祭りで夢を見る
俺達ゃ祭りの汗掻き男さ 俺達ゃ祭りで夢を食う
つまらぬ愚知など今夜はよそうぜ陽気にやろうや
俺達ゃ祭りの汗掻き男さ 俺達ゃ祭りで夢を食う
笑えよ!踊れよ! 辺りは街の謡(うたい)だぜ
笑えよ!踊れよ! 辺りはそうして輝く

俺達ゃ祭りの汗掻き男さ 俺達ゃ祭りで夢を見る
俺達ゃ祭りの汗掻き男さ 俺達ゃ祭りで夢を食う
くだらぬ愚知など今夜はよそうぜ陽気にやろうや
俺達ゃ祭りの汗掻き男さ 俺達ゃ祭りで夢を食う
笑えよ!踊れよ! 辺りは街の宴だぜ
笑えよ!踊れよ! 辺りはこうして輝く

俺達ゃ祭りの汗掻き男さ 俺達ゃ祭りで夢を見る
俺達ゃ祭りの汗掻き男さ 俺達ゃ祭りで夢を食う


9.善い酔い嘉い

作詞:SEPIA
作曲:芳野藤丸

東の都へ行(ゆ)くすゑは 善い・酔い・嘉い
時間(とき)の速さに負けてちゃならぬ

西の都へ行くすゑは 善い・酔い・嘉い
人の情けと欲が行き交う

孤独な旅人 東へ西へと 夢を抱きかかえ
好い・佳い・良い・吉い
浮世の悲喜に 出会っては別れて
好い・佳い・良い・吉い 好い・佳い・良い・吉い
好い・佳い・良い・吉い 明日(あす)は丁度嘉いさ

南の都へ行くすゑも 善い・酔い・嘉い
飄零(うらぶら)れを恐れちゃならぬ

北の都へ行くすゑも 善い・酔い・嘉い
好いた人と恋も芽生え
孤独な旅人 南へ北へと 想いを駆り立てて
好い・佳い・良い・吉い

現世の風に 吹かれて飛ばされて
好い・佳い・良い・吉い 好い・佳い・良い・吉い
好い・佳い・良い・吉い 明日は運が向くさ

孤独な旅人 東へ西へと 夢を抱きかかえ
好い・佳い・良い・吉い
浮世の悲喜に 出会っては別れて
好い・佳い・良い・吉い 好い・佳い・良い・吉い
好い・佳い・良い・吉い 明日(あす)は丁度嘉いさ


10.「現代版」日本男児唯唯唯男


11.我が愛しき犯罪者たち

作詞:SEPIA
作曲:SEPIA

メロディー fall off place 又見つかっちまった……
ニューヨークのビル影に息を潜めていたのに〜
メモリー fall off please 又又見つかっちまった……
ロンドン・ビッグヴェンの霧に潜んでいたのに〜

こうなりゃ残った逃げ場といったらおいらの夢だけ
Dream in the party〜party〜party〜

踊ろうよシャララ〜笑いながらワッハッハッ〜
唄おうよドレミファ〜酔っぱらって
スッテンコロリ〜コロリ〜コロリ〜

一時の宴なのさ恋も愛もあやまちも――
一時の宴なのさ涙も笑いもあやまちも――

メロディ fall off place 又見つかっちまった……
モスクワ・赤の広場に紛れていたのに〜
メモリー fall off please 又又見つかっちまった……
香港・港の小舟に紛れていたのに〜

こうなりゃパリにもローマにも
バックダッタにも逃げずにすむのさ
Dream in the party〜party〜party〜

踊ろうよスイスイスイ〜笑いながらケッケッケッ〜
唄おうよランランラン〜酔っぱらって
アーラーラークラリ〜クラリ〜クラリ〜

一時の宴なのさ我が愛しき犯罪者たち

一時の宴なのさ恋も愛もあやまちも――
一時の宴なのさ涙も笑いもあやまちも――

ラララララ〜

一時の宴なのさ我が愛しき犯罪者たち


12.神の摂理を知らされたまふ

作詞:SEPIA
作曲:後藤次利

この世界中の女の涙は
いつでも量(かさ)など同じさだろう?
泣いてる奴達がいるかと思えば
何処かで笑った声が聞こえる
神が決めちまった摂理に
ああだこうだと慌てふためく
All God knows
なる様になっちまえカタはつくさ
なる様になっちまえカタはつくさ

惚れたばっかりに悩みも尽きない
一山当てても同じさだろう?
キレる奴達ほど体が動かぬ
体が動けば頭が動かぬ
神が決めちまったルールに
ああだこうだと憂い続ける
All God loves
神の摂理を此処に知らされたまふ
神の摂理を此処に知らされたまふ

神が決めちまったゲームに
ああだこうだと上り続ける
All God knows
なる様になっちまえカタはつくさ
なる様になっちまえカタはつくさ
神の摂理を此処に知らされたまふ
神の摂理を此処に知らされたまふ


13.夢色一つ飛び!

作詞:SEPIA
作曲:後藤次利

男と生まれりゃ 道へ一つ飛びよ!わっしょい!
女と生まれりゃ 恋へ一つ飛びよ!わっしょい!

赤、黄、青、朱、紫までいろんな色に塗された

生きる証とやらを忘れたけれどこのまま
くたばりたくない!
浮世水の甘いや酸いを知らされたとして
くたばりたくない!

男と生まれりゃ 未来へ一つ飛びよ!わっしょい!
女と生まれりゃ 夢へ一つ飛びよ!わっしょい!

黒、白、水、緑、紺までいろんな色に出食わした

俺の拳が闇に覆われるだけどこのまま
くたばりたくない!
清い風と濁った風が吹き抜けようが
くたばりたくない!

男と生まれりゃ 粋で一つ飛びよ!わっしょい!
女と生まれりゃ 情で一つ飛びよ!わっしょい!

金、銀、紅、緋、藍、灰までいろんな色に塗された

男と生まれりゃ 道へ一つ飛びよ!わっしょい!
女と生まれりゃ 恋へ一つ飛びよ!わっしょい!
男と生まれりゃ 未来へ一つ飛びよ!わっしょい!
女と生まれりゃ 夢へ一つ飛びよ!わっしょい!

赤、黄、青、朱、紫までいろんな色を呑み込んだ


14.月姫と右京太夫の恋煩い

作詞:道乃上夢麿
作曲:後藤次利

月影 朧(おぼろ) 草木も沈まり
忍び寄る影が二つ流れてく
涙がきらりん 闇夜中(やみよなか)浮ぶ
あれこそ愛おしや 閨間(ねやま)の月姫
軒端に近づく 右京太夫
影は寄り添おって いつしか一つに

一夜(ひとよ)限りの戯れ言 楽し
見守っているは月夜と星の瞬(またた)き
一夜限りの戯れ 嬉し
まるでこの世は ああ 二人の為にある様に――

やがて白々と 朝は明けて来た
忍び寄る影が二つ別離(わかれ)てく
お陽様が覗き 二人は再び
日中(ひなか)に出食わしたが、あらま感違い
太夫は姫を 姫は太夫を
お互い正面(まとも)に もう一度見やる

こんな相手と一夜の夢をみるぞ
けむ けり けれ けるの変格活用なり。
ああ それを想うだけで辛くなる。
こんな相手と語らうなんぞ
まるでこの世は……地獄絵巻――

そないな事を 繰り返すうち
やっぱり闇夜は独りじゃあれこれ淋しい
そないな事を 繰り返すうち
やっぱりお陽様は二人を夢から覚ました――

閨間(ねやま)の月姫 軒に太夫
愛しく果無い ああ恋煩い

寄っては離れ 離れて 寄って〜
それの繰り返し
それの繰り返し!


15.汚れつちまった悲しみに…

作詞:SEPIA
作曲:芳野藤丸

汚れちまった悲しみに
俺の青春もナンボのもんじゃい

ああ、お前は今まで何をしてきたんだと
風にふと問われた
何処だ何処だと叫ぶ
俺の居場所を探す
どうせ一人もんよ
欲しいものは欲しいと云え
落とした宝物をひろいひろいまくれ

汚れつちまった悲しみに
時代がこうで悪かったのう
汚れつちまった悲しみに
いつか本気で笑おうや

確かにあった恋の
破れを繕うって今じゃ透き間だらけ
欲しいものを欲しいと云え
総てかなぐり捨てても惚れた彼女(やつ)を落とせ

汚れつちまった恋心
時勢がこうで悪かったのう
汚れつちまった恋心
いつか本気で笑おうや

汚れつちまった悲しみに
時代がこうで悪かったのう
汚れつちまった悲しみに
俺の青春もナンボのもんじゃい


16.幾時代ありまして

作詞:SEPIA
作曲:芳野藤丸

好きな物程とりあげられ
俯く癖がついた
好きな人程離ればなれ
さよなら癖が染みる

幾時代ありまして
殴りあいや激論の末に
どうにかこうにか落ち着いて
今じゃ心の形も分かる
どうにかこうにか吹き過ぎて
此処でもう一と殷盛(さか)り

喜び過ぎず悲しまず
ひとつひとつに躊躇(ためら)う

幾時代ありまして
唾のかけあいや詰(なじ)りあいも
どうにかこうにか落ち着いて
今じゃ心の扉開けたまま
どうにかこうにか流れ着き
此処でもう一と殷盛り

どうにかこうにか落ち着いて
今じゃ心の瞳も見える
どうにかこうにか辿り着き
此処でもう一と殷盛り


17.こっちから願い下げだぜ! ~OVER THE END~

作詞:SEPIA
作曲:TOSHIO MSUDA

一つめの願い
何もかも忘れ 夢中になってみたい
二つめの祈り
俺は何をする為に生きりゃいいか?
問うた………
傷のない天使(エンジェル) 味気ないラブソング
メッキで塗られた なりだけの青春

戦いのない青春なんて OVER THE END
怒りのない青春なんて OVER THE END
ゆきてかへらぬ青春よ THE END

三つめの望み
ゴールが見えてるゲームをチャラにしたい
ものさ………
怪我のない天使(エンジェル) モノマネのラブソング
メッキで塗られた 錆びちまう青春

怖くない青春なんて OVER THE END
絶唱(うた)わない青春なんて OVER THE END
ゆうきてかへらぬ青春よ THE END

戦いのない青春なんて OVER THE END
怒りのない青春なんて OVER THE END
ゆきてかへらぬ青春よ THE END

こっちから願い下げだぜ、あばよ…


18.?HOTEL

作詞:SEPIA
作曲:FUJIMARU YOSHINO

セコイアの 葉翳(はかげり)
男女(ひと)二つ 別れ
どうせ一所(ひととこ) 落ち着くタマじゃない
Beverly Hills Hotel

つらい日々 おさらば
これで 自由 is rush
どうせ 縁(YEN)が無かった話
Biltmore Hotel

Game is ただ振り出しに
戻ると 割り切れたら

生きるのが どれほど楽か
おまえには 分からない
?(QUESTION) Where am I. La La
?(QUESTION) Where am I.
又 別の人生(かけ)を求めて Persuade Hotel

クジも ハズれっぱなし
いつか ツキもくるさ

生きる為 俺の心(ハート)を
想いの総てに そっと
?(QUESTION) Where am I. La La
?(QUESTION) Where am I.
又 別の人生(かけ)を求めて Rise and Fall Hotel

生きるのが どれほど楽か
おまえには 分からない
?(QUESTION) Where am I. La La
?(QUESTION) Where am I.
又 別の人生(かけ)を求めて Persuade Hotel


19.SHIBUYA

作詞:YUMEMARO MICHINOUE
作曲:TUGUTOSHI GOTO

人の波の中を お前の手を引いて
俺の街に 粋に二人くり出そう

気のいい仲間達
ほろ苦い想いを 忘れさせる
陽気に酔えと笑う

淋しがり屋さ 切なくて
遠くに聞こえる 時計の音が怖かった

※SHIBUYA 公園通り
この坂 登るまでに 云おう
サラリと 惚れたよと
SHIBUYA けやき通り
この坂を登って
来いよ この街に
俺の好きな この街に…※

安っぽいジャケット
埃だらけのシャツ
いつだって 背のびして決めていた

誰にも言えない 過去ってやつを引きずって
今日を生きる 男はみな

SHIBUYA ファイヤー通り
この坂 登るまでに 屹度
お前を 抱きしめる
SHIBUYA スペイン坂
この坂を登って
来いよ この街に
俺の好きな この街に…

(※くり返し)


20.THANKS

作詞:YUMEMARO MICHINOUE
作曲:FUJIMARU YOSHINO

若い奴等に 出て行けよと
街を追い出され とんだ幕切れさ
ふと振り返れば 此の俺達も
同じ様に遣ってきたものだぜ
一所(ひとところ) 落ち着き
又、振り出しと 呟いた

失うものが 多過ぎて
どこかに飛ばされそうだぜ
あばよの言葉 道に落として
まぶたを今、閉じてみれば
叫び続けた 日々がめぐる
又、新たなる 道が続く

日曜日に 部屋にいる事が
まだ慣れなくて 外に飛び出す
サングラス外し 渋谷を歩く
今日からは又、独りだぜ
THANKSとしか もう
残された言葉もない

初めて道に立った
怖くて震えたあの日に
あばよの言葉 道に落として
想いを今、振り返れば
汗を散らした 日々がめぐる
又、新たなる 道が続く

道と俺の殴り合いの人生
そろそろ 此処で一言 云わせろ
もう云わない 二度とは云わない
THANKS 俺達の道に――

THANKS 渋谷よ
THANKS 仲間よ
想い出は 尽きやしない
もう云わない 二度とは云わない
THANKS 俺達の道に――