暫存

ペドロ&カプリシャス 暫存歌詞
1.それと涙

作詞:高橋マリ
作曲:古城マサミ

目に見えるものだけ 信じられる
胸をうつものだけ 感じられる
春は白 それと涙

過去をふりかえると 心がいたい
未来をもとめると 何も見えない
夏は赤 それと涙
今この時間だけ 私の世界
もう二度とはこない たいせつなもの
めぐる季節 それと涙

夜毎の想い出は 愛のささやき
眠りについた時 そこにやすらぎ
秋は青 それと涙

何かを思う夜 長いくらやみ
嵐がきても すでにあすを待つだけ
冬は黒 それと涙
今この時間だけ 私の世界
もう二度とはこない たいせつなもの
めぐる季節 それと涙


2.レンガ通りの酒場で

作詞:沢口義明
作曲:佐渡岩男

家のあかりが ここに輝いてはいるけれど
レンガ通り 足を向けるよ
冬の身をさす風に 心はらはらとばされ
きしむドアをまた あけた
レンガ通りの酒場に来れば
時を忘れ去った 男たちがいる
安い酒と ダイスの音が
なにより胸にしみる 子守唄だよ

ひとつ小銭を出して 明日のゆくえを占う
気やすめをしてる おまえに
俺はグラスを見つめ 夢をしみじみ語らう
かなうはずもない夢を
レンガ通りの酒場に来ても
うすい男の影が 壁を飾るだけ
生きるのぞみも 落ちてないから
しらじら夜明けまでも 涙ながそうか


3.夜汽車にて

作詞:有馬三恵子
作曲:古城マサミ

北へとひた走る夜汽車の片隅は
あてどない思い出のめぐる時
ガラスに映る見知らぬ人の顔
頬ぬらすひとしずく 目にしみる
涙のその意味は知るわけないけど
私もつらい日の覚えがあるから
愛した人のこと心でまさぐれば
忘れることだけがいいみたい

嘆きやよろこびの旅心乗せたまま
この汽車は裏海へ出た頃か
見えない暗闇を見続けるその人の
寝もやらぬ横顔が淋しそう
誰かと別れた日 雨降る季節に
私も似たような旅しているから
タバコをとりだしてその苦さ楽しめば
哀しみの薄れ方 気がつくの


4.ミスター・マジシャン

作詞:麻生香太郎
作曲:古城マサミ

Mr.Magician あのひとをウサギに変えて
若い恋人のもとへと彼は走った
Mr.Magician あのひとをこらしめてほしい
二度と恋など かなわぬ姿にしてほしい
いとしい娘よ それはできない
死ぬまでつづく愛はないのさ
じっとその身を焦がしてるより
おまえに似合いの男がいるだろう

Mr.Magician あのひとが忘れられない
すきですきで あゝ二人は結ばれたのに
Mr.Magician あのひとは私だけのもの
みんなの反対ふりきり しあわせだったの
いとしい娘よ いまも好きだよ
力になれる我が身が悲しい
彼はおそらく戻らないだろ
おまえの祈りは届かないだろう

Mr.Magician Mr.Magician
Mr.Magician Mr.Magician