宇宙のみなしご

ピロカルピン 宇宙のみなしご歌詞
1.時間計

今解き放たれた窓に
光が 滑り込んだ
格子戸短し 木陰に
季節が息をとばす
消えかかった本能も
集えば蛍火の輪
原子の引力を信じてみたくなる
ほどけた闇に 残した光
真夏の夜の存在証明
一人きりでは たどりつけない
孤独なヒッピー
ぼやけた闇に 宿した光
見たことのない 存在証明
一人きりでも たどりつきたい
未来が見えた
したたかに生きる したたかに生きる道
今空け放たれた空に
行き交う 星の粒が
まだ見たことのない場所へ
届かぬ手紙を出す
涙が溢れ出す
わけもわからず ぬぐう
すべての真実に行き着いてしまいそう
開けた闇に 残した光
真夏の夜の存在証明
ガラス越しでも 願いはいつか届くよ 全部
ぼやけた闇に 宿した光
見たことのない 存在証明
一人きりでは たどりつけない
未来が見えた
しなやかに生きる しなやかに生きる道
ほどけた闇に 残した光
真夏の夜の存在証明
一人きりでは たどりつけない
孤独なヒッピー
ぼやけた闇に 宿した光
見たことのない 存在証明
一人きりでも たどりつきたい
未来が見えた
したたかに生きる したたかに生きる道


2.存在証明


3.最終走者

走り出すポ-ズで焦る心
気づいたら遠くて 届かぬ声
ここからはじめよう
遅すぎてもいいから
壁壊して
ここがはじまり
風吹く町のどこかで
鐘の音が響きわたる
地図も道も外聞もなく
探したのは 幸せ
ああ はじまりはいつでもここから

遅すぎたすたとにひるむ頃
見上げれば窓に 沈む夕日
もう一度はじめよう
遅すぎろことはない
目を覚まして
遅いはじまり
風吹く町のどこかで
よみがえる 白い記憶
義務も義理も外聞もなく
ぎむもぎりもがいぶんもなく
想うことは 幸せ
ああ きつかけはいつでもここから

ここがはじまり
風吹く町のどこかで
鐘の音が響きわたる
地図も道も外聞もなく
探したのは 幸せ
ああ はじまりはいつでもここから




4.見えざる手

誰もが持っている 切り開く手を
少しだけ遅れている夜明け

答えを探す日々は 続いて
晴れ渡る空の先 見ていた

良い事ばかりないけど 誰かを救いたい

都会の隅から 叫んでみても
星のない夜空に こだまする声はなく
誰もが持っている 差し伸べる手は
遠くから こまねいてるだけ

地下鉄の風 日々に押されて
まっすぐに伸ばした手は 縮んだ

いい人ばかりじゃないけど 誰かを信じたい

高嶺の花だと あきらめてゆく
繰り返す季節は どれほどの意味を持つ
ためらいながらも 歩き続ける
どこまでも 知らぬことばかり

誰かが走る 真似して走る皆 猫のように
月を見上げる 昔の君を思えど
もういやしない

果てしない空に 秘密のセオリー
手のひらを見つめて 旅人は問いかける
誰もが持っている 切り開く手を
少しだけ遅れている夜明け




5.メソポタミア


6.終焉間際のシンポジウム


7.ベンジャミン