1.女心の唄
作詞:山北由希夫
作曲:吉田矢健治
あなただけはと 信じつつ
恋におぼれて しまったの
心変わりが せつなくて
つのる思いの しのび泣き
どうせ私を だますなら
だまし続けて ほしかった
酔っている夜は 痛まぬが
さめてなおます 胸の傷
うわべばかりと つい知らず
ほれてすがった 薄情け
酒がいわせた ことばだと
なんでいまさら 逃げるのよ
女ですもの 人並みに
夢を見たのが なぜ悪い
今夜しみじみ 知らされた
男心の うらおもて
逃げた人なぞ 追うものか
追えばなおさら つらくなる
遠いあの夜の 思い出を
そっと抱くたび ついほろり
散って砕けた 夢の数
つなぎあわせて 生きてゆく
いつか来る春 幸福(しあわせ)を
のぞみすてずに ひとり待つ
2.白い太陽
3.少年の悲しい唄
4.真赤なバラよ
5.三条河原町
6.ネオン川
作詞:横井弘
作曲:佐伯としを
誰が名づけた 川なのか
女泣かせの ネオン川
好きで来たのじゃ ないけれど
いつか知らずに 流されて
浮いた浮いたの 酒を注(つ)ぐ
義理に死んでく 人もある
金に負けてく 人もある
いくら真心 尽くしても
信じられずに 諦めた
恋はいくたび あったやら
泥にまみれた 川だって
やがて着くだろ 青い海
お伽話(とぎばなし)の 夢だけど
晴れて素顔に 戻る日を
抱いているのさ あたしでも
7.星が云ったよ
作詞:長沢ロー
作曲:シナ・トラオ
星が云ったよ
星が云ったよ
悲しい時には
歩いてごらん
どこかに どこかに
幸せがあるだろう
星が云ったよ
星が云ったよ
淋しいときには
歩いてごらん
いつかは いつかは
幸せに逢うだろう
どうしたんだい?
淋しそうな顔して
淋しかったら星を見るんだよ
ホラッ決して
一人じゃないだろう
見知らぬ どこかで
幸せが呼ぶだろう
呼ぶだろう 呼ぶだろう
8.虫けらの唄
作詞:もず唱平
作曲:キダタロー
死んだ親父は 極道者で
逃げたお袋 酒づかり
どこに息子の 立つ瀬があろう
ぐれたこの身を 責めるなよ
いつかやるぞと 力んでみても
セコイ世間にゃ 歯がたゝぬ
泣いてみたとて 虫けら達にゃ
明日がひらける わけじゃない
甘い言葉にゃ 欺されないよ
うまい話も 信じない
人の情けを 知らないオレが
なんでお前に 惚れたのか
訊けばお前も 15の春に
親に背いて つまずいて
夢を求めた ネオンの街で
涙ながした 花なのか
どうせ虫けら ネグラもないが
落ちはしないさ これ以上
風のあたらぬ 日陰をさがし
生きて行こうよ 二人して
9.納沙布岬
10.おとこ酒
作詞:あいたかし
作曲:あいたかし
生まれ育ちは 違っても
何故か気が合う 奴だから
こころ開いて 酒を酌(く)む
一つの命に 重なる夢を
俺とお前で 語ろじゃないか
意気がとけ合う おとこ酒
ふとした仕草(しぐさ)の 裏側に
過ぎた昔の 傷がある
それを癒(いや)して くれた奴
惚れたあの娘(こ)に 情けもやれず
むせび泣きした 別れの夜を
想い出させる おとこ酒
他人(ひと)に馬鹿だと 云われても
つまずきながらも 生きて行く
うしろ見せない 俺なのさ
ひび割れ夜風に 吹かりょとままよ
こうと決めたら 後へは引かぬ
俺とお前の おとこ酒
11.忘れ雪
12.もう一度お前と暮らしたい
13.花の命
14.銀座は恋の十字路
15.楽園
16.白い渚へ
17.望郷歌
作詞:山口洋子
作曲:猪俣公章
生まれたところで 死にたい
あの鳥のように
生まれたところで 死にたい
浮き雲のように
西の空は夕焼けだよ
ふるさとのふところ
海をこえて 山をこえて
はるばると帰ろう
生まれたところで 死にたい
初恋に抱かれて
生まれたところで 死にたい
ほほえみ浮かべて
ひとも空も汚れちまった
都会なんか捨てて
青春(ゆめ)をこえて 歳月(とき)をこえて
はるばると帰ろう
生まれたところが 呼んでる
木枯になって
生まれたままで お帰り
裸足でもいいと
遊び疲れ泣いてもどる
おさな子のように
忘れかけた 歌をききに
はるばると帰ろう
18.昨日・今日・明日
作詞:もず唱平
作曲:沖田宗丸
出会いがあった 別れがあった
堅く誓った男がいたよ
惚れながら別れた女もいたよ
振り向けばそれぞれの思い出が
この胸に蘇る蘇る
今日に生きても昨日を忘れまじ
熱き心で明日を迎えるために
嵐があった 吹雪があった
峠山坂涙で越えた
裏切りや挫折に何度も泣いた
だけど今生きてこそ人生と
大声で叫びたい叫びたい
今日に生きても昨日を忘れまじ
熱き心で明日を迎えるために
誰かのために 何かのために
命懸けたと言えるだろうか
為すべきことを為したと言えるだろうか
青春にさよならはまだ早い
夢がある旅もある旅もある
今日に生きても昨日を忘れまじ
熱き心で明日を迎えるために
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