ブラックフレーム

ハンサムケンヤ ブラックフレーム歌詞
1.テヌート

作詞:KENYATANABE
作曲:KENYATANABE

あなたには見えない 僕の手をひく魔の影 魔のささやきが
遠くまで飛べたら キスをして笑い転げたい

鮮やかなでも物憂げな空
はたまたみたことあるような空

難しいこと考えながら
こだわりがまたひとつ減るのさ

君に刺されてその場で泣かれても
それはそれとして別にいいけどね
ねぇ

あなたには見えない 僕の手をひく魔の影 魔のささやきが
遠くまで飛べたら キスをして笑い転げたい

夜明けの街 昨日に取り残され
いつまでも過去は殺し屋

このタイミングで聴くと染みるなぁ
それがどうしようもなく格好いいんだ
困るな

あなたには言えない 僕の醜い本音とこのささやきは
遠くまで飛べたら キスをして笑い転げたい
あなたには見えない 僕の手をひく魔の影 魔のささやきが
遠くまで飛べたら キスをして笑い転げたい

今 僕の腕は片腕が痺れ それでも包み込むの
Ah... uaua


2.とはずがたり

作詞:KENYATANABE
作曲:KENYATANABE

歌は夢の物語 いまはここで弾き語り
いつか雲の上に立ち 溜息をして とはずがたり

僕の日常細切れにドラマ仕掛けにしたら 耐え切れない日常でも一つの僕の物語
「でも」「まだ」「もう」「そう」「でも」「まだ」

心揺さぶるその物語を眺めてるだけの自分一つ足りないコンセント
足に絡まるコード
「そう」「でも」「まだ」「もう」「そう」「でも」

歌に乗せた言葉だけ ここで弾き語る言葉だけ
いつか雲の上に立ち 溜息をして とはずがたり

そんなまじめな話をするために 酒を飲みにきたわけじゃない
そんな話で頷く分だけ あなたの魅力が薄れてく
できないこととやってることと 似合わないこと のたうちまわり
いつまでこんな生き方をしよう

立ち止まる暇もないくらい時計を手放せないくらい
そして掴んだ物語 凄く薄いお話
「でも」「まだ」「もう」「そう」「でも」「そう」
「でも」「まだ」「もう」「そう」「でも」「そう」

明日からまた俺は蛸のほうの姿に戻る
海の底も悪くないさ たまに光る上の方を
なんだかんだ慣れてしまう たまに沈み たまに浮かび
たまに釣られ たまに食われ たまに色が変わる俺の
手帳 携帯 時計 財布 鞄 筆箱 ノート デジカメ
壊れちまったウォークマン データいっぱいのUSB
ギアが壊れた自転車 コード短いイヤホン

捨てるはずだったボールペンは 今でも日記をつけるのに使い
大切にしようとしてたシャーペン 今では誰かの筆箱に眠る
落ち着く 時間と場所は一体どこに転がり点在しているのだろう

絡みつくのは僕の方 睨みつけるのは君の方
不の螺旋階段から誰か出して 誰か出して

歌は夢の物語 いまはここで弾き語り
いつか雲の上の上 溜息をして とはずがたり


3.カーニバル

作詞:KENYATANABE
作曲:KENYATANABE

笑顔だけなら 僕の勘違い
しかめっ面は 君の勘違い
遠いところに住む 友達の気遣い

すんなりと受け入れたり
いつもがっかり それが去ったり
近すぎて見えない 何かを見落としたり

空が賑やかなら 物憂げなこの気持ち晴れることにして
揺れる心 あたかもそこに高揚の先がある気がして

軽いジョークは 僕の勘違い
怒ってるなら 君の勘違い
遠いところに住む 友達の息遣い

しっぽり語り明かして
満足 帰り道に悩んで
近すぎて見えていない方が良かったり

夢を語る時は いつも誰かに見張られているような
それだけそれだけで あたかもそこに呑みこまれていくような

どこかにあるの どこにもあるの
いつまであるの いつまであるの

空が賑やかなら 物憂げなこの気持ち晴れることにして
揺れる心 あたかもそこに高揚の先がある気がして

夢を語る時は いつも誰かに見張られているような
それだけそれだけで あたかもそこに呑みこまれていくような


4.明日を生きる世代

作詞:KENYATANABE
作曲:KENYATANABE

僕の生まれ 僕の育ち 僕の身体 僕の景色
君の故郷 君の口癖 君の誉れ 君の弱音

重ねたり並行したり 交わらず知らぬまま消えたり
誰かが束ねてくれたり 引き離したり

夢を叶えた大人は 明日を生きる子供に何を伝え 何を応えられる
夢を見た子供は今 明日を生きる大人に何を考えさせる

僕の暮らし 僕の仕事 僕の時間 僕の景色
君のあくび 君のバイブル 君の時間 君の景色

折れたり伸び続けたり 折れたおかげで交わったり
伸び続けて他の誰かに妬まれたり

話し合いの末に決まり 決まったことにより融通の利かない 山積みタスク
明日の誰かに押し付け 本日の失言がリピートされる帰り道
リピートされる帰り道

夢を叶えた大人は 明日を生きる子供に何を伝え 何を応えられる
夢を見た子供は今 明日を生きる大人に何を考えさせる

夢を叶えた大人は 明日を生きる子供に何を伝え 何を応えられる
夢を叶えた子供は 明日を生きる世代に何を考えさせる
何を


5.戦前生まれのオンボロギター

作詞:KENYATANABE
作曲:KENYATANABE

朝まで飲み散らす あそこの店長は底知らず
昔の失敗を肴に 愉快にほろ苦く語る

アマチュアバンドの夜 明日も朝から勤めがあるのだけど
俺らに言わせりゃ 今のトップチャートは誰のため

今年の冬から 春にかけて旅にでも出ようかって
バイトも辞めたけど 相変わらず忙しい日常

アマチュアバンドの夜 終わらないレポート頭から離れず
馬鹿馬鹿しい重荷 今こそ裸になって踊りたい

戦前生まれのオンボロギター
タクシーに乗って木屋町へ
疲れた体と声で魅せる 明日の事は考えたくない

戦前生まれのオンボロ思想
若い世代に引き継がれず
のっけの絡みであしらわれてはお酒に飲まれて隅の方

戦前生まれのオンボロ理想
リタイヤするなら今の内
昔は輝き今を見ない 光ってるのは頭だけ


6.摩天楼

作詞:KENYATANABE
作曲:KENYATANABE

準備が出来たら カメラ引っ提げて
空に舞う僕が 見下ろす摩天楼

見たかったものは こんな街ではない
飛びたかったのは こんな空ではない

対流圏 成層圏 中間圏 熱圏
飛び上げると嬉しい鼓動 いつまで続く

今夜 何も持たずに遊ぶの 責任忘れて 朝まで飛び続けるの
誰も彼もが見下ろす 摩天楼 もっといい場所あるだろう
ここよりも高い空へと

ピントの合わない 僕らの遊び場
上手な奴から 上がって消えてた

対流圏 成層圏 中間圏 熱圏
下を見ると 不器用な人も笑顔が続く

今夜 何も持たずに遊ぶの 責任忘れて朝まで 飛び続けるの
誰も彼もが見下ろす 摩天楼 もっといい場所あるだろう
ここよりも高い空へと

今夜 何も持たずに遊ぶの 責任忘れて朝まで 飛び続けるの
誰も彼もが見下ろす 摩天楼 もっといい場所あるだろう
ここよりも高い空へと

準備が出来たら カメラ引っ提げて
空に舞う僕が 見下ろす摩天楼