1.未来のファミリー
作詞:西田遼二
作曲:西田遼二
あなたの両手に支えられ 守られてきたんだね
優しさをはね返した 思春期を過ぎて今ならば言える
僕に傾けた愛情が おぼろげに分かるこの頃では
ろくに会話もないけれど 実は感謝してるんだ
手に余るほど愛をありがとう 持ちきれぬほど夢をありがとう
素直になりきれないままだけど ほら今こんなに幸せ
言葉一つ交わさなくても 顔色で分かるかな?
人一倍だらしなくて 心配もかけてしまっていたから
心ない言葉で傷つけて まだ上手く謝れずいるけど
いつも味方だったのは 誰じゃなくあなたでした
恋人と違う愛おしい距離 気の利いた言葉も言えないけど
僕もあなたがしてくれたように ただ注ぐ 無償の愛を
泣きながら帰る通学路 暮れなずむ町を今思い出す
あのとき抱きしめてくれたこと 忘れない
手に余るほど愛をありがとう 持ちきれぬほど夢をありがとう
相変わらずの駄目な僕だけど もう大丈夫
恋人と違う愛おしい距離 気の利いた言葉も言えないけど
僕もあなたがしてくれたように ただラージサイズの愛を
そう規格違いの愛を まだ見ぬ未来のファミリーへ
2.ありがとうなんて言わないで
作詞:西田遼二
作曲:西田遼二
明日朝が来たらもう君はここにいない 耳元に寄り添ってた寝息は聞こえない
知らぬ間に積み上げてた二人のアルバムは
パソコンのデータのみたく容易く消せないよ
泥だらけの 二人重ねた日々は 不格好でも 情けなくても ずっと忘れない
だから ありがとうなんて言わないで 君だけ悪者にならないで
2つの伸びた影はまもなく闇に溶けるの
サヨナラなんて言わないで 今でもこんなに好きなのに
君を繋ぎ止められる 言葉がでない
明日から昔のように友達になれるほど 僕達は優秀に出来てはいないんだ
取り繕うだけ空回る日々を 思い返せば 虚しいけど ずっと好きだった
だから ありがとうなんて言わないで 出会いがちょっと早すぎただけ
二人描いた未来を 二人で川に流すの
最後も素直になれなくて 優しい言葉も言えなくて
次第に遠ざかっていく 背中を見てる
だから ありがとうなんて言わないで 君だけ悪者にならないで
2つの伸びた影はまもなく闇に溶けるの
サヨナラなんて言わないで 今でもこんなに好きなのに
君を繋ぎ止められる 言葉がでない
次第に遠ざかっていく 背中を見てる
3.ねずみ花火
作詞:西田遼二
作曲:西田遼二
春の終わりに 滲む涙雨 夏のひだまり 恋しくて
浅葱色した 高い空が好き 君と重なる 遠い碧
君を覚えし手の平すり抜ける 夏のにおい運ぶ南風
過ぎ行く時間はゆっくりと 旅立つ僕の道を染めるかな
ねずみ花火 耳鳴り 君の笑い声 薄明かりの先にあなたを見てた
今も瞳閉じると浮かぶ面影に まだ心は歪む
呼吸するように 君の名を呼んだ 時間も全て夢の跡
宛なき手紙は今もなお 机の奥で君を待ってます
あの夏は今じゃ万華鏡 腕を広げて誰を感じよう
夏の風に 蝉しぐれ 苺のシロップ ふさぎこんでた思いが廻りだす
なつかしいね あの頃聞いたメロディーを 今もまだ胸に抱く
ねずみ花火 耳鳴り 君の笑い声 薄明かりの先にあなたを見てた
今も瞳閉じると浮かぶ面影に まだ心は歪む
夏を待って 君の気配 されど蜃気楼 陽炎に揺れる小さな決意
寂しくとも「忘れるよ」 そう口にすれば また一つ強くなる
でも涙あふれる 新しい恋を待つ
4.リセットボタン
作詞:田口真一
作曲:田口真一
悲しいこと 難しいこと 頭の中で 掻き混ぜながら
色んなこと抱えてきた 誰かに押された リセットボタン
強い男になりなさい パパは言ってた 泣き虫は駄目だ
新たな一歩踏み出す為の 決別の意味込めて 涙は流そう
流した汗と涙は きっと枯れることはないでしょう
僕らの夏が終わりを告げて 新たな物語がハジマル
だんだん未来が狭まっていって僕ら横並びになって
進む道開けなくて 暗闇を右往左往繰り返す
あの日描いた今日の僕との 約束は果たせなかったけど
今まで僕が頑張ったから 明日の僕が僕でいられる
今日もどこかで同じように 誰か膝抱えて
叶わない 願いを引きずって 壁の目の前で 座り込む
悲しい日々も 越えてゆけるよ 涙は君を強くするから
うつむかないで 前に進めば 明日の君は君でいられる
流した汗と涙は きっと枯れることはないでしょう
僕らの夏が終わりを告げて 新たな物語がハジマル
新たな物語がハジマル
5.大井町線
作詞:田口真一
作曲:田口真一
君と二人手をつないで ゆっくりゆっくり影を重ねる
同じ歩幅で線路沿い 歩く
改札口で君の温もり ずっと離さないから
大井町線が今日も走り去る 誰もが大切なもの抱えて生きている
終電が終わり ネオンは消えて 日々の僕はどうなんだろう
幼い頃の 祖父の記憶
夢の続きはまたいつか もう 家に帰らなきゃ
大井町線が今日も動きだす 過ぎてく 毎日 ささいなことが幸せ
大井町線が今日も動き出す 肩を落とした人達の ため息が街を包み込む
大井町線が今日も走り去る あの日の僕はどこで 何をしてるのかな?
誰もが大切なもの抱えて生きている
6.東京ボーイ
作詞:西田遼二
作曲:西田遼二
乗車率200パーセント 猜疑心に埋もれてるんだ 朝と夕方のラッシュアワー
便利が今飽和状態 ハングリーに今ハングリーだ 好奇心いつからエンプティー
ゆけ! すぐに 咲け! 未来に
東京ボーイ 立ち上がるんだ 今がきっとここ一番だ 強いビル風に立ち向かえ
東京ボーイ 今の自分に なんとなく満足すんな ネオンより輝いて
右へ習えに慣れてるんだ 急ぎ足が普通なんだ 夜も眠らない僕のフルサト
なんでもあって何にもないな 星の濁った狭い空 喧騒に消されそうな産声
飛べ! 空へ 咲け! 世界に
東京ボーイ 立ちはだかった雑踏を突き抜けていくんだスクランブル交差点をゆけ
東京ボーイ 取り繕った プライドなんて盾にするな アスファルト蹴りあげて
東京ボーイ 立ち上がるんだ 今がきっとここ一番だ 地下鉄迷路を越えてゆけ
東京ボーイ 今の自分に なんとなく満足すんな ネオンより輝いて
|