1.朝刊
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
きみは早起きしたのが
さも得意そうに
ねぼけまなこの僕を
朝食に追いたて
ねエまた巨人が負けたってさって
高田の背番号も知らないくせに
どうでも良いけど
トーストが焦げているからね
僕は君に新聞通に
なって欲しくない
新しいエプロンも可愛いけどね
またあわてて焦げを作るんだろう
前に親父が来たときも
僕の好物のカラスミを
手土産にとくれたのに
わざわざまた煮て駄目にして
ごめんなさいっていい乍ら
一番笑いこけたのは君
まったくきみのどじだけは 日本一
おいこりゃ お前の母親以上だぞって
親父が 目を細め
ささやいた
だからさ
怪我だけは 気をつけとくれ
前にお袋に電話して
僕が死んじゃうと泣き出して
ただの食べ過ぎとわかったら
安心してきみが寝こんじまった
ごめんなさいっていいながら
一番蒼い顔してた
まったくきみのどじだけは 日本一
ねエこりゃあたしの若い時以上だよって
お袋が嬉しそうに
ささやいた
だからさ
怪我だけは 気をつけとくれと
だからさ だからさ
2.19才
3.哀しきマリオネット
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
糸が絡んだ操りピエロ
僕と同じ涙の色して
君に飽かれて手足もがれて
いつの間にやら君のおもちゃ箱
そこで思った操りピエロ
君をこの手に抱きしめ様など
初めから無理 だから空振り
とどのつまりは君のおもちゃ箱
マリオネット マリオネット
悲しすぎるね そうだね
だから最初に言ったろ
駄目なものは駄目
A・HA・HA・HA… だから
いつになっても 操りピエロ
肩をおとして操りピエロ
やっぱり君もすてられたのかい
隣に寝てる おもちゃの兵士
何を笑うか 五十歩百歩
いつもそうだよ操りピエロ
珍しいうち もてはやされて
やがて飽きたら ポイとあきれた
ほこりかぶって 君のおもちゃ箱
マリオネット マリオネット
おかし過ぎるね そうだね
だから最初に言ったろ
駄目なものは駄目
A・HA・HA・HA… つまり
いつになっても 操りピエロ
A・HA・HA・HA… だから
いつになっても 操りピエロ
4.絵踊り
5.かなしいうた
6.無縁坂
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
母がまだ若い頃 僕の手をひいて
この坂を登る度 いつもため息をついた
ため息つけば それで済む
後ろだけは見ちゃだめと
笑ってた白い手は とてもやわらかだった
運がいいとか 悪いとか
人は時々口にするけど
そうゆうことって確かにあると
あなたをみててそう思う
忍ぶ 不忍無縁坂 かみしめる様な
ささやかな 僕の母の人生
いつかしら僕よりも 母は小さくなった
知らぬまに 白い手はとても小さくなった
母はすべてを暦に刻んで
流してきたんだろう
悲しさや苦しさはきっとあったはずなのに
運がいいとか 悪いとか
人は時々口にするけど
めぐる暦は季節の中で
漂いながら過ぎてゆく
忍ぶ 不忍無縁坂 かみしめる様な
ささやかな 僕の母の人生
7.縁切寺
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
今日鎌倉へ行って来ました
二人で初めて歩いた町へ
今日のあの町は 人影少なく
想い出に浸るには 十分過ぎて
源氏山から 北鎌倉へ
あの日とおなじ 道程で
たどりついたのは 縁切寺
ちょうど この寺の山門前で
きみは突然に泣き出して
お願いここだけは 止してあなたとの
糸がもし切れたなら 生きてゆけない
あの日誰かに 頼んで撮った
一枚切りの一緒の写真
収めに来ました 縁切寺
君は今頃 幸せでしょうか
一度だけ町で 見かけたけれど
紫陽花までは まだ間があるから
こっそりと君の名を 呼ばせてください
人の縁とは 不思議なもので
そんな君から 別れの言葉
あれから三年 縁切寺
8.雲にらくがき
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
風よ 青春という
僕の舟をだいて
舞いあがれ 君をのせて
僕をのせて
君と出会った時に
僕は手に入れたよ
長い事夢みていた
愛の翼
これからは君と空のお散歩
雲のキャンバスにちょっとらくがき
高い煙突にリボン
あれは君のいたずら
空を空を空を飛んで 遠い
僕の故郷へ連れていってあげる
これからは君と空のお散歩
雲のキャンバスにちょっとらくがき
虹のかけらを盗んで
君へのエンゲージリング
海を海を海を越えて遠い
僕の故郷へ連れていってあげる
海を海を海を越えて遠い
僕の故郷へ連れていってあげる
9.風と空
10.笑顔同封
11.フレディもしくは三教街-ロシア租界にて-
12.朝刊
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
きみは早起きしたのが
さも得意そうに
ねぼけまなこの僕を
朝食に追いたて
ねエまた巨人が負けたってさって
高田の背番号も知らないくせに
どうでも良いけど
トーストが焦げているからね
僕は君に新聞通に
なって欲しくない
新しいエプロンも可愛いけどね
またあわてて焦げを作るんだろう
前に親父が来たときも
僕の好物のカラスミを
手土産にとくれたのに
わざわざまた煮て駄目にして
ごめんなさいっていい乍ら
一番笑いこけたのは君
まったくきみのどじだけは 日本一
おいこりゃ お前の母親以上だぞって
親父が 目を細め
ささやいた
だからさ
怪我だけは 気をつけとくれ
前にお袋に電話して
僕が死んじゃうと泣き出して
ただの食べ過ぎとわかったら
安心してきみが寝こんじまった
ごめんなさいっていいながら
一番蒼い顔してた
まったくきみのどじだけは 日本一
ねエこりゃあたしの若い時以上だよって
お袋が嬉しそうに
ささやいた
だからさ
怪我だけは 気をつけとくれと
だからさ だからさ
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