夏色

ゆず 夏色歌詞
1.夏色

作詞:北川悠仁
作曲:北川悠仁

駐車場のネコはアクビをしながら
今日も一日を過ごしてゆく
何も変わらない 穏やかな街並み

みんな夏が来たって浮かれ気分なのに
君は一人さえない顔してるネ
そうだ君に見せたい物があるんだ

大きな五時半の夕やけ 子供の頃と同じように
海も空も雲も僕等でさえも 染めてゆくから…

この長い長い下り坂を 君を自転車の後ろに乗せて
ブレーキいっぱい握りしめて ゆっくりゆっくり下ってく

風鈴の音でウトウトしながら
夢見ごこちでヨダレをたらしてる
いつもと同じ網戸ごしの風の匂い

休日でみんなもゴロゴロしてるのに
君はずいぶん忙しい顔をしてるネ
そうだいつかのあの場所へ行こう

真夏の夜の波の音は不思議な程心静かになる
少しだけ全て忘れて波の音の中 包みこまれてゆく

この細い細いうら道を抜けて
誰もいない大きな夜の海見ながら
線香花火に二人で ゆっくりゆっくり火をつける

いつか君の泪がこぼれおちそうになったら
何もしてあげられないけど 少しでもそばにいるよ…

この長い長い下り坂を君を自転車の後ろに乗せて
ブレーキいっぱい握りしめて ゆっくりゆっくり下ってく

ゆっくりゆっくり下ってく
ゆっくりゆっくり下ってく


2.大バカ者

作詞:岩沢厚治
作曲:岩沢厚治

6月に入る梅雨の季節がやってくる
今夜半にも嵐が来るという

おとなしく今日のところは眠っとこうか?
午前3時じゃ寝るにはまだ早すぎるのかい?

やがて聞こえる雨の音激しく 耳元をつんざく様に

「大バカ者!」とののしられて
それでも「人」として生きてきたけれど
やっぱり今日は眠っとこう

はみだした方がやっぱりかっこいいと考える僕は
どっから見ても大バカ者だった

言いたい事はいつだって多かれ少なかれあるものなのさ
けれど疲れた顔して歩くのは

いつしか全てを忘れてしまうんだ
今日一日本気になれた時間でさえも

きっと本当の声も 素直な心も 優しさも 人は皆持っているんだ
今はただ気付かないだけ

「大バカ者!」とののしられて
それでも「人」として生きてゆこうよ
これからはだから一人で苦しまないで
そして今日は静かに眠ろう…


3.贈る詩

作詞:北川悠仁
作曲:北川悠仁

時計の針が二十四時を回り わずかな荷物を持って走り出す
街を歩く人達みんな白黒に見えて
君の家へ向かう道だけにハッキリ色がつく

お金もない時間もないけれど今日は君がこの世に生まれた日だから
今の僕に出来るたった一つの贈り物

君の心へこの唄が届きますように
優しい笑顔曇らぬようにこの唄を贈ります

悲しい時 寂しい時もあるけれど 君らしくいてくれる事を願いながら
今の僕に出来るたった一つの贈り物

君の心へこの唄が届きますように
優しい笑顔曇らぬようにこの唄を贈ります