1.隠岐の恋歌
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
花が咲く春なのに あの人は帰らない
たたずむ国賀海岸(くにがはま) 夕陽に泣けてくる
潮の匂いに 顔をうずめて
抱かれたいのよ も一度やさしく
隠岐の恋歌 逢いたい人よ
海鳴りを聞くたびに あの人を思い出す
別れた桟橋に 今夜も星が降る
盆の精霊船(シャーラ)を 見送りながら
きっと戻ると 涙で誓った
隠岐の恋歌 逢いたい人よ
今日来るか明日来るか あの人を待ちわびる
焼火(たくひ)の御神火(ごしんか)よ この海照らしてよ
月に一声 啼く海どりよ
人の心の あてなさ哀しさ
隠岐の恋歌 逢いたい人よ
2.こぶしの花
3.手毬花
作詞:志賀大介
作曲:弦哲也
水無月(みなづき) 花の雨が降る
この雨上がれば 虹が立つ
縁あって 寄り添って
あなたと生きた 夫婦みち
今年も 元気に咲きました
あじさいは手毯花
てんてん二人の きずな花
思い出 それは七変化
降ったり晴れたり 曇ったり
たまにはね ときにはね
ぶつかることも あったけど
いまでは お茶のみ話です
あじさいは手毯花
てんてん二人の 夢見花
人生 夏のはしり雨
じたばた生きても しょうがない
ゆっくりと ゆったりと
時間の川を 渡ります
道づれ あなたでよかったわ
あじさいは手毯花
てんてん二人の 明日(あした)花
4.杉
作詞:小金井一正
作曲:弦哲也
やる気負けん気 天を突く
杉は男の 立ち姿
七つ転んでも 八つも我慢
頭かかえて べそかくな
ぐっと踏んばれ 踏んばる奴を
空で見守る 神がいる
耐えて忍んで 苦労坂
おまえいりゃこそ 越えられる
杉の子供が 出世の手本
天をめざして 伸びてゆく
雪の重さを 台風(あらし)の朝を
生きて立派な 親になる
ぐいっと干しなよ 男なら
丸い地球が 盃だ
人の器は その眸で決まる
見せてやれやれ 腹ん中
華をしっかり 掴んだ時は
春が一升壜(いっしょう)
下げて来る
5.博多山笠
作詞:北小路匠
作曲:弦哲也
(オイサ オイサ)
博多ん生まれで 追い山育ち
がきの頃から のぼせもん
男祭りの 絞め込み締めて
意地と度胸の 舁(か)き競(くら)べ
行くぞ清道(せいどう) (オイサゝゝゝ)
勝負の山だ
(オイサ オイサ)
色恋なしだと 赭熊(しゃぐま)が睨(にら)む
みそぎ法被(はっぴ)の 十五日(じゅうごんち)
博多純情 お前も俺も
日差す鼻取(ど)り 台上がり
勇みまくるぞ (オイサゝゝゝ)
勢(きよ)いの水だ
突発(とっぱち)からくさ まかない襷(だすき)
首に手拭(てのご)い 御寮(ごりょん)さん
博多山笠(やまかさ) 祭りに暮れて
祇園直会(なおらい) 手一本
祝いめでたの (オイサゝゝゝ)
仕舞いの酒だ
6.夢盃
7.よかとこ酒場
作詞:吉岡治
作曲:弦哲也
声をかけられ ナンネと応え
笑顔千両の 振りむき美人
酒も旨いし 料理も旨か
女将のウタは 下手でも巧か
人情 路地裏 赤ちょうちん
元気のみなもと よかとこ酒場
逃げた恋なら また出会えるわ
しょげちゃ駄目だと 励ましながら
他人のことより 自分はどうね
四十路に入り 独り身ぐらし
時雨 路地裏 赤ちょうちん
明日は晴れるわ よかとこ酒場
一度のれんを くぐった客は
たとえ他人も 親戚同士
勘定なんかは 気にせず飲んで
つぶれぬ程度 払えばいいわ
人情 路地裏 赤ちょうちん
博多の星たい よかとこ酒場
8.男花
9.いのち船
作詞:吉岡治
作曲:弦哲也
雪のつぶてが 突き刺すような
海は荒くれ 北の海
ご無事でナ 達者でナ
遠く待つ身の おんな星
そこからピッカリ 見えるかい
髭のやん衆が ただ廻し飲む
寒さしのぎの やかん酒
ご無事でナ 達者でナ
にしん御殿は 夢なのに
それでも大漁の 夢を見る
守り袋に 写真を入れた
泣いているよな 浜乙女
ご無事でナ 達者でナ
もしも鴎に なれたなら
追ってゆきたい いのち船
10.愛恋海峡
11.雪岬
12.湯島の女
13.黒田の殿さま
14.夫婦連獅子
15.好いとっと
16.出世船
|