1.NEED YOU
作詞:kyoko ono
作曲:kyoko ono
満員電車のなかでいつもヘッドフォンのvolumeあげる
誰の声も聴きたくない 誰も価値なんて知らない
壊れるくらいならさらさない 胸の奥では信じていること
思い込みだってnecessary
わたし きみの声になら揺られていい
ひとりぼっち、なら余計な期待もしないで 受け止められたらいいのに
Let me need you きみが必要だよ
途切れそうだよ 素直にさせてよ
強く願うからこそ 伝える勇気が要るの
だけど きみへ
今日もおなじ駅を過ぎる
きみに会う日を指折り数える
「それぞれの問題」なんてphrase 耳が痛い
見るからに全力投球,なんて趣味じゃないけれど
きみに取り繕うのはneedlessly
だって、強さも弱さも分けてゆきたい
ひとりぼっちから“余計な期待”で抜け出そう
だから同じように信じて
Let me need you きみが必要だよ
途切れそうなら 伝えあおうよ
行き違いも たまにはあるけど
いつか傷つくのも上手になれたら
近づく?離れる?いまは
臆病な雲を追うよ
古い古い物語に ドアを開く呪文があって
出会えたなら 唱えてみたい
なにが起こるかも 一興
どんな孤独が側にいたって
信じていたいよひとりじゃないよ
近づく?離れる?そして
もっと触れてみたいきみへ
2.船に乗ろう
作詞:kyoko ono
作曲:kyoko ono
この週末も船に乗ろう
貴重な晴れだとニュースで言ってた
ママの車で 最終便に駆け込んだ
日の出桟橋へ
そびえる橋の下をくぐるころ
さっきまで街だった オモチャの国が見えた
「この瞬間の永遠にすこし憧れるな」
きみがぽつんと言った
どんな大きな海原も いつか旅してしまうのだろうか
果てない世界に 臆病になる日は
きみの傍で 風に吹かれて
東京の海は壁に波打ち
浜辺のないぼくは きみに出会って
ちいさな船を見つけた
もっと軽々と渡ってゆけそうな気がしたんだ
どんな大きな海原も いつか旅してしまえるだろうか
名もない魚たち 寄り添って泳げば
やさしい時間の風に吹かれて
果てない世界をまぶしい目で見つめていたい
波間を舞う その光に 祈るように
3.ふたり
作詞:kyoko ono
作曲:kyoko ono
ふたりはまだ大人じゃないから
こんなどうでもいいことで喧嘩をしちゃいます
「別々に帰ろう」知らない駅に降りた
きみはいつでもそうよ、黙ってしまうのよ
きみなりにきみの事情があって、わたしなりの感情があって
向かいのホームで下を向いて
電車が来ても ふたり動けない
電話を鳴らしたのはわたしのほう
すぐに「ごめんね」を言ったのはきみのほう
階段を駆け下りながら、重ねた日々を誇りに思いました
お互いが 一日だって一分だって長く
曖昧を抱えたままにならぬように
一分だって一秒だって長く
すなおにスキと思えてますように
ふたりで大人になりたくて、
何度もはかない約束をします
そればかり頼って先走ってしまうの
すれ違うだけで嘘に見えてしまうの
わかってる、だけども一度だけ、ふたりのこころ見せっこしよう
もしもいつか
別々の道を選ぶ日が来ても どんなみらいが待ってても
その先へ 望むように歩いていけるように
見失いそうになったら、叱ってね
ふたりはまだ大人じゃないから、
いつも先の話ばかりたわいもなくしてます
夜明けまで電話だってことも忘れて
きみはいつでもそうよ すぐに夢中になるの
いろんなことが起きるから
うまく噛み合わない日もあるけど
忘れないで きみを見てるから
このまま ふたりでいられたら
4.春うらら
作詞:kyoko ono
作曲:kyoko ono
「やさしい? アイツは だけど きみを 連れ出してはくれないよ」
ねじれたあいの言葉で頑固なハートをきゅっとする
「だって ぼくならさ ぼくならさ JETの自転車で
海の町へ 涙の外へ きみを連れだすよ」
後ろに乗って、いつものヘタな歌を聴かせてよ
「わらうくせに」ってふくれるけど
そのたび違うからスキなのよ
ねえ 不思議だよ 不思議だよ きみの細い声は
まるで石を刻むような強さで 胸に残るから
風を切る 目を閉じれば 青い空のつづき
坂を越え 強くなってく心が ふっと柔らかくなる
かわいい台詞ひとつで ひょっこり花が咲きます
きになるきにするきがつかない? 小鳥もそわそわ落ち着かない
こころのなか 春うらら きみとであったから
やたら陽気で飛べちゃいそうだね
上手に仲良しでいたいよね
周波数の命ふたつ響いて ちょっぴりメランコリック
漕ぎすぎても死なないよね?
ヘロヘロ、上着ももう捨てた!
風を切る シャツのなか 青い空のつづき
生きるべく 強くなってく心が 深く息をするように唄う
見慣れた子犬のえがお いとおしくて やたら触りたい
きみのレパートリーをぜんぶ 知り尽くしたって トキめくよ
こころのなか 春うらら きみとであったから
5.たびびとより青へ
作詞:kyoko ono
作曲:kyoko ono
何者かでありたくて 眠れぬ夜
からだ全部で生きていたい 美しくなどなくてもいいの
空を見てると 失いそうで めまいばかりします
花をきみを風を日々をめでるような
あいを守れないかもしれない
朝まであと何時間か どうでもいい
足音だけが響いてればいい
ぼくに勇気をください
変わる景色は季節よりも早く
なにかに惹きつけられて ぼくは旅立つ
さよならをいう 勇気をください
ぼくは違う明日が欲しい
やさしさに掴まらないで せかいに吹かれる
空へ 空へ
変わる景色は季節よりも早く
なにかに惹き付けられて また旅立つ
約束をしない 勇気をください
ぼくは違う明日が欲しい
変わる景色は願いよりも早く
違う何かを知りたくて ぼくは旅立つ
さよならをいう 勇気をください
ぼくは青く
手紙を綴るように メロディは続く
ぼくは やっぱり
素直なまま 歌うしかないの
こんな夜を大事にします
からだ全部で生きていたい
美しくなどなくても
6.so sad
作詞:kyoko ono
作曲:kyoko ono
今はだめ 今はもう I'm so sad
かなしみに夢中で どこへも行けない
それでもまた あなたにしか帰れないの
自分でもかなしくなるほど
ひとりは好きじゃない I'm so sad
騒がしいところはもっと 好きじゃない
静かに誰かと 心を分けてたいだけ
だけど あなたもここに居ない
すきになんてならなきゃ こんなにさびしくなかったの?
あなたは あらゆる思いを教えてくのね
だけど まだ すっかり消えない期待を
もてあましてる 今 I'm so sad
静かに誰かと心を分けてたいだけ
だけど どこかの誰かじゃダメなの
かなしみの向こうでうずくまってるのは誰?
心を殺してしまいたくない
いますぐ見つけて さがして守って
かなしくなるほどの恋
かなしみの物語をすっかり旅してしまったら
すなおにあなたに会いたいと言えるかしら
すきになんてならなきゃ こんな思いは知らなかった
あなたの腕の中 続きを教えてほしい
今はだめ 今はもう I'm so sad
この恋に夢中で どこへも行けない
7.ぼくのすきなひと
作詞:kyoko ono
作曲:kyoko ono
ぼくのすきなひとが
ぼくの嫌いなお酒に酔っているから
ぼくは寂しくなっている
一人でどこかへいかないで
ぼくの「嫌い」を受け入れないで
ぼくのすきなひと
乱暴でしょうか?ナイーブすぎますか?
「あなたの勝手でしょ?」なんて
悟れやしないんです
ぼくのすきなひとが
ぼくの知らない誰かを思い出すから
ぼくは寂しくなっている
一人でどこへもいかないで
そんなほのかに微笑って見せないで
ぼくのすきなひと
そう ぼくのすきなひとは 今日
普段は飲まれないお酒に酔いながら
終わった恋を口にしている
「すきなひと」とその人を呼んだ
とてもきれいな響きだと思った
猛烈な寂しさのまえの一瞬!
すきなひと
あなたにそう呼ばれることの
むずがゆいまでの喜びをぼくにも味あわせてよ
ぼくのすきなひと
だけど いま あなたがそっと涙を溢せるのが ぼくの前なら
永久にも 付き合いましょう
ぼくは嫌いなお酒をちょっと口にしてみる
すきなひとと そんなこんなで 朝まで
8.させて
作詞:kyoko ono
作曲:kyoko ono
あなたの傷を言い当てて わたしはあなたを傷つけた
あなたの傷を撫でたくて わたしはあなたを傷つけた
let me know
触れないやさしさって どうやればいいの?
そわそわして そわそわして
結局いつも 触れてしまうの
どこまでいいの? 伸ばした手が惑う
あなたの傍に居たくて わたしは少しの嘘をついた
あなたを傷つけたくなくって
わたしはあなたを
黙って想えたら 上手に抱けたら
おしゃべりなこのからだ 静かな温もりなら
それでも
なんにもしなくていいなんて 言わないで
わたしにあいをさせて
これが勝手な願いでも
あなたの勝手な願いと 話し合わせて
あいしてる
わたしにあいをさせて
心が泣いたら 静かに泣いたら
きっと わたしを呼んで あいに委ねて
おしゃべりなからだで 自由を探しにきて
たとえば
破れた心に すこしの光を見出して
わたしのあいでさせて
これが勝手な祈りでも
あなたを傷つける全てと戦わせて
あいしてる
わたしにあいをさせて
9.ねこ
作詞:kyoko ono
作曲:fumiko yonaha+kyoko ono
ぼくのこねこがいなくなった
こねこのくせに
ぼくのこねこがなかなかった
まるいめでぼくをみた
するり かぜのように ふりむいて きえて
いまはもうきっと ぼくをわすれて
ねこ ぼくのねこ
むかえにきて ぼくを ひろって
するり ぬけがら あいして あいして
いまはもう かえりみちも わすれて
きみをさがしてるきみをさがしてるきみをさがして
るきみをさがしてるきみをさがしてるきみをさがし
てるきみをさがしてるきみをさがしてるきみをさが
10.夢茜
作詞:kyoko ono
作曲:kyoko ono
いつのまに今日が暮れてゆくよ 窓際で気づいて
高層ビル 夕陽のショー 憧れに焦がれる
立ち止まる 今ぼくは正しい場所にいるのかな
この街のどこかでふと きみも見上げてるかな
「馴染まない靴 脱いで 地上へおりておいでよ」
でもぼくはただ 風を受け シャツの羽を広げて
これから夢を浴びて どこまで行けるかな
街ぜんぶが染められる アカネを
かみさま かみさま 今歩き出したい
この空へ いくつも夢を見て
窓枠にひっかかった ガラス越し 太陽が
はちきれそうに すきだった
「風の日は魔法が使えるのよ」
すぐに はぐれそうな 約束でも ふたりきり アカネばかり見てた
ぼろっきれの勇気で なんども 街を渡ってきたよ
叶わなかった夢があっても胸を張れると思った
出会ってきたすべて ぼくを取り囲むすべて
「ここ」から夢中で望むから ぼくはぼくで変わらず
いくつも夢を浴びて 宇宙まで届くかな
心ぜんぶ染められる アカネを
かみさま かみさま
駆ける日々のなかで ぼくはいくつ煌きに出会うかな
思い出がひっかかった窓に 頬を押しつける
はちきれそうな空だった
ぼくらはまた 夢を見る
11.ある夜
作詞:kyoko ono
作曲:kyoko ono
せかいじゅうの いろんなしがらみを
隣の星に置いておいて
きみと だきあってたいな
外は凍る風
かたばったこころを きみの砂地に 横たえて
いまは 眠ってたいな
そしてどれくらいの時間が過ぎたのか
ぼくは目覚めて 呟いた
まだ夜明けはこない だがこの胸には浮かんだ
月のまるい夜のこと
駆けるようにことしも過ぎてゆき
たくさんの あたらしい世界を見ました
白く眠る夜の傍で なんども
噛み締めていました きみと歩いた季節を
そしてどれくらいの時間が過ぎたのか
きみは目覚めて ぼくに云う
まだ夜明けはこないから もっと傍においで
月のまるい夜のこと
雪のようにふたりは抱き合って
たくさんの心を溶かしてきました
こんな夜が 続いてゆくのなら
この先も そんなに難しくはない
駆けるように毎日過ぎてゆき
足跡も残さず 忘れてゆくだけ
だから ぼくは過ぎゆく年の終わりに
こうして永遠の詩に残したく
またひとつ 目覚める朝に届けたく
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