リアルワールド

nano.RIPE リアルワールド歌詞
1.リアルワールド

作詞:きみコ
作曲:佐々木淳

目が覚めたならきみが笑ってそんな世界が続くと思ってた
当たり前には少し足りない歪んだ視界から見てた青い夜

何度目の朝で打ち明けた恋のように
少し酸っぱいままで出掛けたら

近付いてくぼくらデリケート 淡い夢を見せてあげよう
たまにはいいことあるかも
ご褒美にはチョコレート 甘い夢を見れたら
それがすべてだなんて笑ってみよう

曖昧だって大体だって続く気がして夜空を仰いだ
なんとなくから見えた景色が新しい世界へほらね導くよ

回り続けるこの星はだれのもの?
難しいハナシなら食後にして

近付いてくぼくらのデリケート 淡い夢を見せてあげよう
たまにはいいことあるかも
ご褒美にはチョコレート 甘い夢を見れたら
それがすべてだなんて笑ってみよう

あの丘まで進めストレート 見えない音に耳傾け
聴こえた?手招きする声
いくつかのバリケード壊せ 知れば知るほど
わからなくもなるくらい不思議な世界


2.アドバルーン

作詞:きみコ
作曲:きみコ

いつからココに居ただろう 気が付くと日が暮れていた
明日になれば消えてしまう 今日がもうすぐ終わるよ

何かを失くした気がしてた ココロの穴を風が吹く
未来になれば忘れてしまう そんながらくたばかりかな

守るべきモノを見失って
目指す場所さえも霞んでゆく

赤い光を背に受けて 白く欠けた月に問う
遥か昔に描いた「今」はこんなもんだったっけ

小さなぼくが好きだった 晴れた空に浮かぶアドバルーン
コトバもろくに知らなくて ただただ笑っていたよ

目に見えるモノだけを信じていた
あの日のぼくはもう居ない
カタチないモノに惑わされて
大事なコトを忘れてた

赤い光を背に受けて 白く欠けた月に問う
遥か昔に描いた夢 小さなぼくが笑う

見晴らしの良い丘の上 ぼくはヒトリ立ち尽くす
果てなく広がるこの空に アドバルーン探して


3.モラトリアム

作詞:きみコ
作曲:きみコ

雲は空を月はぼくたちを遮ってヒトリボッチにする
遠くなる今日から目を逸らせずに期待してヒトリボッチになる

触れ合えた分だけ離れてく 果てまで辿り着いてしまう
ぬくもりは涙によく似てる 流れて落ちて消えてしまう

夢とうつつの境目なんて
どこだってもう大差ないだろう
あれもそれもこれも逃げられないほど
ぼくでしかない

愛してるなんて言えるほどには
ぼくはぼくを認めてない さよならも言えない

明日目が覚めたらなにをしよう 呟く 夜に飲み込まれた
並べれば今ならわかるけど そびえる闇は暗く深い

馴れ合うことが苦手だなんて
言いながらもココに立っている
本当のぼくとは?なんてくだらないんだろう
ヒトツしかない

アイデンティティなんて呼べるほどには
大したもんは持ってない 答えならまだ

旅の途中なんて言えば聞こえはいいけど
目指す場所が見当たらない
長い夜どこかで泣いてるきみの声を探してる

愛してるなんて言えるほどには
ぼくはぼくを認めてない ココロはひどく脆く

ゆらり揺れる ぼくを揺らす
愛してるをどこかに隠しながらぼくの中