デビューアルバム「SHISHAMO」

SHISHAMO デビューアルバム「SHISHAMO」歌詞
1.僕に彼女ができたんだ

作詞:吉川美冴貴
作曲:宮崎朝子

しゃべりたい 誰かにしゃべりたい
あの子のことをしゃべりたいの
しゃべりたい 誰かにしゃべりたい
僕に彼女ができたこと

かわいいあの子と僕だけの
二人で決めた大事な約束
「つき合ってることはみんなに内緒」
ああだけど…!

僕に彼女ができたんだ それはそれはかわいいんだ
僕に彼女ができたんだ 今すぐ誰かに自慢したいよ

バレないかな 誰かにバレないかな
あの子とデートをしてたこと
バレないかな 誰かにバレないかな
あの子と手をつないだこと

かわいいあの子は今もまだ
両親にだって言ってない
「だってふたりだけの秘密だから」
ああだけど…!

クラスメートや近所のおばさん
八百屋のおじさん 家族にだって
言いふらしたい 言いふらしたい
冷やかされたい 冷やかされたい!

僕に彼女ができたんだ それはそれはラブラブさ
僕に彼女ができたんだ いいだろみんなうらやましいだろ

僕に彼女ができたんだ それはそれはかわいいんだ
僕に彼女ができたんだ 今すぐ誰かに自慢したいよ


2.行きたくない

作詞:宮崎朝子
作曲:宮崎朝子

行きたくないのは5月のせいにして
そう言ってたらもう9月
家にいるのもなあ 飽きたけど 学校に行く気にもならない
一週間にいくら休んでんのかなあ

パソコンの画面から頭痛の便り
倒れちゃいそうだよ 倒れそうな漫画の塔

学校には行きたくないよ
考えてるうちにほんとに具合悪くなっちゃうんだから
だから これはズル休みじゃないよね
ズルくなんてない休み

久しぶりに学校に行ったら 隣の席のあの子は
また英語のプリント忘れてる
貸したくても忘れてるのは声をかけるタイミング

パソコンの画面から頭痛の便り
倒れちゃいそうだよ ぐらりぐらり漫画の塔

学校には行きたくないよ
お腹まで痛くなってきたよ
体が拒否してるだけなんだ
だから これはズル休みじゃないよね
ズルくなんてない休み

学校には行きたくないよ
学校には行きたくないよー!!

学校には行きたくないよ
考えてるうちに具合悪くなっちゃうんだから
だから これはズル休みじゃないよね
ズルくなんてない休み


3.あの子のバラード

作詞:宮崎朝子
作曲:宮崎朝子

私の隣にいるあの子はモテる
モテるあの子は私の親友
結局のところみんなあの子が好きなんでしょう?
そんなの慣れっこだよ
慣れっこだよ

君もあの子のことが好きなのかなあ
また好きな音楽教えてよ

あの子が顔だけじゃないってことは
私が一番分かっていて
だからこそ自分に嫌気がさすの
あの子の隣にいる私の名前
知ってる人はどれほどいるのかなあ

君もあの子のことが好きなのかなあ
ほかのみんなと同じように

寂しくないよ
モテるあの子の隣だし
引き立て役になれるほどブスじゃないけど

君もあの子のことが好きなのかなあ
君もあの子のことが好きなんでしょう?

だって私もあの子を素敵だと思うから
わかるよ わかるよ
なにもおかしくないね

あの子がもっと嫌な子だったら
あの子がもっと嫌な子だったら
あの子のこと嫌いになれたなら

それならどれだけよかったか


4.こんな僕そんな君

作詞:宮崎朝子
作曲:宮崎朝子

つき合ってから 手もつなげないまま
つき合う前とはこれといって変化はないよ
告白したあの日 僕の鳴り止まない胸の音と
忘れられない 君の照れた顔

僕があげた安いネックレス
喜んで毎日つける君
もう かわいいなあ…

君の手を握りたいのは 嘘ではなく本心だけど
二人並んで歩いてると それだけで満たされちゃうのさ

君には清純な白が似合う
まるで君の心映すみたいだから

僕があげた安いネックレス
「値段なんて関係ない その気持ちが宝物」

ヘタレな僕の不甲斐無い行動力の無さを許して
本当は君のその細い指に想いを馳せてたよ
君の笑顔に隠された 君の本当の気持ちも
その時はまだ何も知らず その笑顔を愛していた

ある日見てしまった 君の本当の姿
君の首には いつもと違う派手なネックレス
他の男の肩に身を委ね
僕のことを「物足りない」と呟いた

経験豊富な女の子 僕じゃ物足りない女の子
清純だと思っていた 僕には刺激が強すぎて
本当は本当に君のその華奢で白くて綺麗な肩を
一度は抱いてみたかったよ
走り去るには力がないから
歩いて帰った


5.休日

作詞:宮崎朝子
作曲:宮崎朝子

何もすることがないから とりあえず寝っころがるの
昨日までの忙しさに手を振って今日はおやすみ

今日という日が暇すぎて ひどく長い一日
君という人ももういない こんな一日重ねて生きてくの?

あーあ

昨日会った人のこと もう思い出せないや
布団の中にこもっても 思うのは君のことだよ

今日という日はどうしても無駄にするしかないのか
君といた休日の部屋の匂い それだけ残して 彼女は消えた

あーあ

あの時僕が言った恥ずかしい言葉を忘れて頂戴
あの時君が言ったキレイすぎる言葉を
あの言葉を 思い出させてよ

あーあ


6.がたんごとん

作詞:宮崎朝子
作曲:宮崎朝子

南へ向かう電車は 毎日必ず
同じ時間に同じ場所を走る 走る
進むにつれて高い建物が減ってゆく
その様を窓の外に 窓の外に

がたんごとん がたんごとん
飽きずに行こう あの街へ
がたんごとん がたんごとん
いつまでも いつまでも

人にどう見られるかを必要以上に気にして
席が空いてもすぐには座らない
座るためにこの電車乗ったわけでもなしに
私は今日もあの街へ あの街へ

隣の人のイヤホンから漏れる音楽に気付いて
自分のイヤホンの音量気にしたり
この人と同じ風には見られたくはないなあ
そんなことを考えて あの街へ

がたんごとん がたんごとん
生活リズムの妖怪だ
がたんごとん がたんごとん
急げ置いてかれるぞ

時には人に押しつぶされて嫌な思いもするけれど
がたんごとん がたんごとん
いつまでも いつまでも

がたんごとん がたんごとん
飽きずに行こうあの街へ
がたんごとん がたんごとん
いつまでも いつまでも
飽きずに行こう あの街へ


7.深夜のラジオ

作詞:宮崎朝子
作曲:宮崎朝子

鳴らない電話 いつものことだけど
こんなに毎日 寂しい思いはしたくないよ

どうしてあなたはその携帯を 肌身離さずに持ってるの
私に電話もしないくせに

今夜も私は起きてるよ
あなたからの電話 深夜のラジオを聴きながら待ってるの

深夜のラジオのパーソナリティでも
恋の魔法はかけてくれないの、ねえどうして?

君の発信履歴には私の知らない女子の名前とか
そんな根拠のない悲しみも あなたのせいででてくるのです
一人ぼっち私ばかみたい

ねえ「なんて健気な女だ」
私のこのみじめな気持ち全部受け止めてよ
その腕で
太陽が昇ってきたのに あなたからの電話
私ずっと待ってるのよ
ばかみたいね

あなた今日はなにしてるの? なにしてるの? 教えてよ
私今日も想ってるよ
あなたのことを あなたからの連絡を

だけど時間がもったいないなんて思えない
あなたを待ってる時間が好きだから
だけどこんな私の気持ちなど あなたは知らないで
きっとスヤスヤ眠ってる ばかみたいね


8.バンドマン

作詞:宮崎朝子
作曲:宮崎朝子

私は今あのバンドマンに夢中です

バンドマンを好きになっちゃいました
あなたの出す音あなたの作り出すステージ
すべてを好きになっちゃいました すべてを好きになっちゃいました

バンドマンだけはやめとけって あれだけ言われたけど

追いかけてもいいですか どこにだって地の果てまで
追いかけてもいいですか あなたのこと
大好きなんです

追いかける気持ちだけは人一倍あるのに
追いかけるための資金が足りないよ
パパとママに借金でもしようかなあ パパとママに借金でもしようかなあ

バンドマンだけはやめとけって あれだけ言われたけど

頼むから 黄色い声出してるバカな女どもと一緒にしないでよ
彼女たちのあなたを想う気持ちとは全然全く地の果てまでも違うのよ
あなたから見たら私と彼女たち同じなんでしょう?
私が愛しているのはあなたの奥の奥 ホントのトコ
顔がいいとか好みだとか そんな関係ないくだらないこと
そんなこともまあ一番わかってるつもりだけど…

追いかけてもいいですか 会えなくなるその日まで
追いかけてもいいですか あなたの奏でるギターの音

ステージのあなたと目があった 握手するときぎゅっと力を込めてくれた
それだけでもう運命を感じちゃう
あなたの作るそのメロディー
あなたの描く世界が好き
あなたがステージに立つ限り 私はあなたに通いづめ
通いづめなの

私は今あのバンドマンに夢中です
バンドマンだけはやめとけってあれだけ言われたけど
そんなの全然関係ないほど
私は今あのバンドマンに夢中です


9.サブギターの歌

作詞:宮崎朝子
作曲:宮崎朝子

僕はサブギター
いつも使ってもらえないけど大事にしてね
あいつが来てから寂しい毎日さ
僕のことを嫌いになったのかい?
あいつのどこがいいの?
僕よりちょっと高いだけじゃない…

いつも僕を弾いてくれてたよね いつも僕を持ち歩いてくれてたよね
あいつなんかよりも僕の方が君のこともっと満足させるよ

僕はサブギター 僕はサブギター
メインギターのあいつには一生勝てない
僕はサブギター 僕はサブギターだけど
君を想う気持ちだけならメインギター

僕はサブギター 今日は楽しいライブの日だけど
僕はサブギター 僕の出番なんてあるはずない
僕はほんと悪い子だよなあ
あいつの弦が全部切れちまえっていつも思ってる

そんなある日 ライブの真っ最中 あいつの弦がまさか切れてしまったの
待ちに待った僕の出番 また君の腕に抱いてもらえるんだ

僕はサブギター 僕はサブギター
さっき出ていた音とは全然違った
僕はサブギター 所詮サブギターなんだね
やっと気づいた僕には
君といる資格なんて どこにもないよ

部屋の奥の押し入れの中
壊れたギターケースの中
生活の中で君の目の届かない場所
僕の帰る場所

僕はサブギター 僕はサブギター
さようなら愛おしい君よ お幸せに
僕はサブギター 押入れの中
君のことをこれからも頼んだよ

僕はサブギター


10.君との事

作詞:宮崎朝子
作曲:宮崎朝子

僕は明日の朝にあの子のもとへ帰るよ
随分長い間待たせてしまったけれど
僕は明日の朝に 君と離れることになる
随分離れたところまでバラバラになってしまうけれど

君には本当に感謝してる 君のこと本当に愛してるよ
だけど だけど

ばいばいレイラ 嘘はつけないの
だって あの子が待ってる
ばいばいレイラ 今日までどうもありがとう
もう会えないね

多くは語らないことにしよう
どうせ今日が二人 最後だしね
僕等は悪いことをした
確かに悪いことをした
僕等は欲求のままあの娘を傷つけることにした

君とのことは誰にも 死ぬまで言わないつもりだから
僕等 これで

ばいばいレイラ 二人を責めない人はきっといない
ばいばいレイラ 臆病者の僕は君を愛せない

僕が全部悪いの分かってる
君はひとつも悪くはないさ だけど
君に言った言葉に嘘はない
だけどあの子のことは裏切れないよ

ばいばいレイラ 君とのことは一生
忘れない
ばいばいレイラ 君とのことは一生
忘れられないよ

ばいばいレイラ もうきっと君と僕は会えないね
ばいばいレイラ 分かってる君と僕はさよならさ
もう会えないね

ばいばいレイラ どうか元気でね


11.恋する

作詞:宮崎朝子
作曲:宮崎朝子

いつだって一緒にバカ騒ぎしてくれるのは君くらいだと思ってて
それは君と私の間に恋が芽生えることはないって
そう思っていたのは私だけじゃないはずよ
ねえ そうでしょ
やばい 本気になっちゃいそう

全然好みじゃないのになぜか君にドキドキするのは
きっと君が私の人生の中のイレギュラーだから
だから私 君のことが 癖になっちゃってんのかなあ
でも君は私の好みをもうとっくに知っちゃってるから
君は私が自分のことを好きだなんて一生気付かないよね
ああ バカな私 なんであんなこと言っちゃったんだろう?

君に少し似てるあの俳優 君に惹かれてから少し好きになったよ
この気持ちに気付いたあの日から 私の毎日とても生きづらい
君はそんな私の気持ち気付かず まだひとりでバカやってる

全然好みじゃないのよ
君のその甘ったるい笑顔も 君の私を呼ぶかわいい声も
ついこないだまで私なんとも思わなかった
でも最近ちょっと変な感じなの
君のその甘ったるい笑顔も 私を呼ぶかわいい声まで
今の私にとっては何よりの幸せで
でも少しずつ欲張りになってる 怖いくらい

友達じゃなくなるくらいなら こんな気持ち捨ててしまおうって
この気持ち君に伝えるのは ちょっとリスク高いかも

悪ふざけでもいいから 一度私のこの手を握って
「友達だなんて思ったことはない」とか言って見せてよ
一瞬でいいから
私のこと女の子だと思って接してみてよ

全然好みじゃないのになぜか君にドキドキするのは
きっと君が私の人生の中のイレギュラーだから
だから私 君のことが 癖になっちゃってんのかなあ
でも君は私の好みをもうとっくに知っちゃってるから
君は私が自分のことを好きだなんて一生気付かないよね
ああ バカな私
君を好きになるかもとか考えずに
なんであんなこと言っちゃったんだろう?