泡沫ノンフィクション

SAKANAMON 泡沫ノンフィクション歌詞
1.カタハマリズム

作詞:藤森元生
作曲:藤森元生

草臥れる日々 斜陽に凭れ
曲がる街路樹 憂いのミーム
思いの儘に戯れ姦しむ馬鹿も受理される

暖簾の先に瞬く火影
潜れば吠える とりあえずビール
無数に伸びる頂きに蒔いた稗を摘み貪る

粗方 奔騰に理解は黙って消える
然すれば模糊を土産に持ってお入りなさい

段々色鮮やか 闇雲イメージを彩り
焦燥感掻き鳴らすだけ 異なフレーズ響けこの儘
散漫なる言葉 覚醒しては挙動り 悖り
醒めないで無謀果たすまで 人知れずに規定砕け粉々

怒涛の果てに逸物も垂れ
失する記憶 鎖されたシュール
再来を待ち 脳味噌溶かしながら日々を吐き捨てる

荒げた煩悩に理性が燻ってしまう
掠れた時事を尻目に酔ってお帰りなさい

歓談糞賑やか 混ぜ込めば選り取り見取り
滅裂感打ち鳴らすだけ 奇なフレーズ響け夜な夜な
変幻する立場 迷走して秩序お座なり
醒めないで空虚満たすまで 別世界の窓開けごまごま

凌ぐ間に築いた地固まったとて雨降る
日捲れれば覇気も出すが脆い履物忘れないで

判断力浅はかになる 只こんな日々が続くだけ
攪乱する心の奥 何かで埋め合わせたいだけ
引き続きこの儘

段々色鮮やか 闇雲イメージを彩り
焦燥感掻き鳴らすだけ 異なフレーズ響けこの儘

散漫なる言葉 覚醒しては挙動り 悖り
醒めないで無謀果たすまで
止めないずっと繰り返せば いつかきっと報われてさよならって
事実無根纏って命を削る


2.淡麗アルコロニカ

作詞:藤森元生
作曲:藤森元生

覚醒する脳味噌は剥がれ落ち
無駄に溢れて悶える

隠された社会の窓はもう開きっ放しなんだ
被害妄想がもう自棄に突っ掛かって迷惑なんだ
だからもうすべてを無茶苦茶にしてくれないか

もう駄目だよ

ランドセルは自由帳でいっぱい
まだまだジャポニカ咲いてますか?
バラバラに千切れ散った脳内パッチの配置を憶えてますか

無駄無駄 貧弱貧弱 オラオラ やれやれ
阿呆な回路が発火して
記憶無くなって気付いたらトイレ
吐き気が襲ってグダグダになって
素面にバグって後悔もせずに「ムジカ」「トニカ」に腐乱する日々
輪廻転生の様に止め処無く廻る廻る現象
淡麗アルコロニカ

1988年 5000gの肉が源だった
2005年 中毒衝動に駆られINPUTからもOUTした
2012年 現在進行中にて唯酒乱と理性が混在する宇宙戦争は
フォースと共に在らず

勇敢な革命議論も出鱈目になって
爆発しちゃって柵になって解けなくなって

もう駄目だよ


3.脳内マネジメント事情

作詞:藤森元生
作曲:藤森元生

右側をご覧あれギターの単調さ篤と味わうが良い
左奴もご覧あれ特に何もないよ確と聴いとくが良い

実はちゃんと解ってんだ 自分がこの音楽の住人だと
せっせ働いてんだ 時給一分程の芸能

粋な和音さんはご丁重にお招きに預かりますがよい
無粋な和音さんせめて痛みを知らずに安らかに死ぬがよい

次第に出来あがってんだ より良いプログラムにて試行錯誤を
やってばっか辛いんだ僕は脳内マネジメント

進むBPM140の並列回路には半田ごてキット
睦まじくない譜と譜の間熱すれば展開が生じる

この曲を聴いて何を思う 下らなくても相次ぐメロディー掴んで
この詞を通じて何を伝う 分わからなくても相俟ったリズム集って

君の主義と思想の横に寄り添えます様に

A#とC7とD#△7/m7

雑に有り余った空白 埋め合わせる言..突..子もなく
ダダダダッダッダダダ
はいお待たせ 引き続きBメロではなく
どやどや理解不能奇天烈変化
そう罠 罠討ちだ
言うやシェケナベイベー
さぁ出た出たお決まり落ちサビ編へ

この曲を聴いて何を思う 何もなくてもアイデア矢鱈と仕込んで
この詞を通じて何を伝う 何はなくとも相縁奇縁だって

さあ4分もの時間をかけちゃって最後まで聴いてくれるかな
出来るだけの策を施してるよ 四つ打ち世界で相身互い勤しんでいこう
ただ身を任せたも


4.四畳一間の哲学

作詞:藤森元生
作曲:藤森元生

明くるシの音にドレミの音を足すだけ

ソラソシドレミを象った左のおててギター
手持ちに無沙っ汰ら右のおててビアー

ソラシミからのらりくらりする音あれこれ
四畳半から生まれる音

ソラソシドレミをパラドった左のおててギター
でも結局酔っぱらったら右のおててビアー

下らない事ばっかり浮かんで
なんて事無い事口ずさんで
iPodからアニソン選んで
「ふがいないや」


5.ピラミッドの少女

作詞:藤森元生
作曲:藤森元生

五線譜揺れる子宮の中 肴に預けるわ
異常な血と交わるから何かにまた会いに行ける

狂気の檻に身を潜めている者や
不純な雑音に身を掻き消されている者が

間奏で騒ぐでしょう

真青な果実塗り潰している者が
愛に生ける
光輝な酒場で岩を巻いている者が

散々と騒ぐでしょう
交信を図るでしょう

今宵も夢想
個々には嘘が在るだけマシだと想うの
受精を待ってる者が何処か存在するという事よ