1.波止場のボレロ
作詞:もず唱平
作曲:杉本眞人
これで終りにしましょうね
最後のダンスはやっぱりボレロ
波止場の酒場で誘われて
はじめて踊った曲だった
越せないものが何なのか
あなたはその訳 語りもせずに
ひとりで旅立つ つもりなの
「じゃあね またね」「じゃあね」
波止場のボレロ
これで本当によかったの
宿命(さだめ)を占うラヴェルのボレロ
波止場の鴎が気にかけて
涙をお拭きと啼いて飛ぶ
張り裂けそうよ この胸が
あなたを憎んでサヨナラ出来りゃ
少しは気分も楽なのに
「じゃあね またね」「じゃあね」
波止場のボレロ
これからどこへ行くのです
あなたは心のさすらい人(びと)で
あたしは行き場のない女
「じゃあね またね」「じゃあね」
波止場のボレロ
波止場のボレロ
2.哀愁ホテル
作詞:もず唱平
作曲:杉本眞人
素敵な夢をみたわ 本当よ嘘じゃない
私なら大丈夫 ひとりで行けるから
明日(あした)には発(た)とう お仕舞いにしようと
云いつゝ二日 とぼけて三日
雪のせい? 足留めの 哀愁ホテル
深間にはまりそうよ 別れると決めたのに
正直に生きようと 誰かが嗾(けし)かける
成り行きのまゝに 肩寄せて身を重ね
幸せ四日 涙で五日
雪のせい? 足留めの 哀愁ホテル
この恋だけが本気 大切にしたいから
少しだけ想い出に残して下さいね
古傷がチクリ 甚振(いたぶ)り 胸を刺す
怯えて六日 背(せな)向け七日
雪のせい? 足留めの 哀愁ホテル
3.鬼さんこちら
作詞:もず唱平
作曲:杉本眞人
ふるさとは田舎町
捨てたのは私(あたし)たち
後悔しきりはコチトラで
夢に溺れた片割れは
どこまで流れていったやら
ハー 鬼さんこちら 手の鳴る方へ
ハー 鬼さんこちら 手の鳴る方へ
時雨ふる酉(とり)の市
赤いバラ買っちゃった
造花のブーケにした理由(わけ)は
枯れちゃ困るの浅智恵で
誰かを待ってる訳じゃない
ハー 鬼さんこちら 手の鳴る方へ
ハー 鬼さんこちら 手の鳴る方へ
ひとり聴く除夜の鐘
チラチラと雪が降る
アイツが酒場で潰(つぶ)れたと
風の便りに聞かされた
赦して上げるわ 出ておいで
ハー 鬼さんこちら 手の鳴る方へ
ハー 鬼さんこちら 手の鳴る方へ
ハー 鬼さんこちら 手の鳴る方へ
ハー 鬼さんこちら 手の鳴る方へ
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