1.id
作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗
真っ暗で真っ黒で
深くて真っ暗で真っ黒な
穴の底みたいな夜
ただゆっくりとゆっくりと
あのこの真っ白な心が
闇夜の沈黙に溶けていく
ねえ、神様
どうやってあのこは笑うんだろう?
最初は誰だって
生きたい生きたいと泣いたのに
あのこはなんだって誰にも言えないで
独りで今日だって消えたい消えたいと泣いていた
真っ暗で真っ黒で
深くて真っ暗で真っ黒な
穴の底みたいな夜
ただひっそりとひっそりと
あのこの真っ白な華奢な手を
闇夜の沈黙に染めていく
ねえ、神様
どうやってあの子を救えるの?
独りで今日だって消えたい消えたいと泣いていた
あのこはなんだって誰にも言えないで
本当はいつだって生きたい生きたいと泣いている
ああ、神様
どうして悲しみはあるの?
あのこは今日だって消えたい消えたいと泣いている
神様どうしていっそ光は消えないの?
あのこは今日だって生きたい生きたいと泣いている
2.素晴らしい世界
作詞:小高芳太郎
作曲:小高芳太郎
降り注ぐ光の中
僕達は笑っていた
君のこと本当に好きだった
素晴らしい世界、戻れない日々
どれだけ傷つけても君はいつも笑ってくれたのに
風に舞う心、届かない、もう
孤独の檻の中で泣いてた君に気付けなかった
最後まで笑顔の君が切なすぎる
すべてから逃げ続けた
失くす事が怖かった
優しさに甘えてただけだった
愛しい世界、戻れない日々
どれだけ傷つけても君はいつも笑ってくれたよね?
擦れ違う心、聞こえない、もう
孤独を押し殺したままでいつも笑っていたんだよね?
最後のキスの後君は少し泣いた
本当に、本当に、本当にごめんね
君のこと本当に好きだった
愛しい世界、壊れていく日々
まるで何もなかったかのように街の光は綺麗で
風に舞う心、気付いたら
もう君のいない世界のすみっこで声を上げて泣いていた
桜が舞い落ちて夜を白く染める
3.羽根
作詞:石川龍
作曲:石川龍
こんな風な世界は嫌だよ
確信がないと呼吸さえも苦しい
こんな風な世界の中で
どんな風に君は歌うの?
声を殺した夜に 鳴り響いたはじまりの鐘
※FLY 暗いワールド 僕らいつも 永遠を願うけど
今は曖昧で残酷な毎日
FLY 暗いワールド いつか飛べる 永遠を 君となら
進め 勇敢に 美しい未来へ※
こんな風な世界は嫌だよ
マニュアル通りの幸せのかたち
こんな風な世界の中で
どんな風に君は笑うの?
涙こらえた夜の 闇に舞った彩りの羽
(※くり返し)
風が泳いで
光に溶けて
空を仰いだ
君が笑った
FLY 暗いワールド 君はいつも 永遠を願うから
今は曖昧で残酷な毎日だけど
FLY 暗いワールド いつか飛べる 永遠を 僕となら
進め 勇敢に 新しい世界へ
4.サイダー
作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗
隣で泣いている君の 涙の理由を僕は
聞けないままでいる 何も出来なくてごめんね
僕達はまだ若すぎて抱きしめ方も解からない
触れたら壊れそうな僕達の明日
夏の陽射しは力を増す 僕達は目を細める
陽炎が揺れたら 蝉の声のシャワー
いつの間にか僕達も 上手に大人になって
今日の日の輝きも 忘れてしまうのかな
君は真っ赤な目で 僕を睨みつけている
僕は手を握るくらいしか 何も出来なくてごめんね
僕達はまだ若すぎて永遠なんて意味が無い
触れたら壊れそうな僕達の明日
夏の陽射しは力を増す 僕達は目を細める
陽炎が揺れたら 蝉の声のシャワー
君の手を握る 汗ばんだ左手
君は不機嫌そうに 強く握り返す
僕達は恋をする 僕達は恋をする
そうやって生きていく 夢を見るみたいに
明日の事なんてきっと 誰にも解からないなら
今すぐに伝えなきゃ 生きてるあいだに
君を愛してる 君を愛してる 君を愛してる
君を愛してる
喉が渇いたな
5.教室
作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗
夕暮れ駆け抜けてく 子供達の笑い声
君のその瞳に 世界はまだ綺麗かな
終らない淋しさの向こうで
オレンジの空が今日も
ゆらゆらゆらゆら揺れていた
すべてを染めるように淡く
何故だか涙がこぼれた
どうしてかな
くだらない嘲り声も 居場所のない教室も
明日目が覚めたら 消えてくれてたらいいのにな
行き交う人の波の向こうで
オレンジの空が今も
ゆらゆらゆらゆら揺れていた
すべてを赦すように淡く
何故だか涙がこぼれた
君に会いたいな
今日も世界はまだとても綺麗で
悲しいぐらいに綺麗で
立ち竦んだ僕の向こうで
オレンジの空はゆらゆらゆらゆら揺れていた
すべてを赦すように淡く
何故だか涙がこぼれた
君に会いたいよ
6.海月
作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗
じっとりじっとりなんだか汗ばむじっとり熱い夜
ぼんやりぼんやりいつかの夏を思い出してしまった
ひんやりひんやりあの夜僕らは二匹の海月になって
べったりべったり纏わり茹だる人の海に揺られていた
まっかなまっかなまっかな花火が君の
おっきなおっきなおっきな瞳に映る
真夏の夜の幻 あの日の恋の幻
ありふれた僕たちが背伸びをしたあの夏
真夏の夜の幻 あの日の恋の幻
あの夏を、あの恋を、何故だか淡く思い出す
なんだかなんだかじんわり胸が軋むな
淋しくないのに思わず淋しくなるな
真夏の夜の幻 あの日の恋の幻
ありふれたこの街に今年も夏が来るのだな
真夏の夜の幻 あの日の恋の幻
あの夏は、あの恋は、もう何処にもないのに
ひっそりひっそりひっそりひっそり……
夜が滲んだ
真夏の夜の幻 あの日の恋の幻
ありふれたこの街に今年も夏が来るけど
真夏の夜の幻 あの日の恋の幻
あの夏は、あの恋は、二度と帰ってこない
7.誰かじゃなくて
作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗
「誰か」じゃなくただあなたに
生きていてくれって言われたら
ぬくもりの中で本当の淋しさを知った
繋いだ手がいつか離れてしまう怖さを知った
殺す心 こなれていく日々
愛してくれよ、ほんとうはずっと
愛してくれよって言いたかった
「誰か」じゃなくただあなたが
必要なんだって言われたら
人混みが嫌いなのは透明になった気がするから
加速する世界 置いてけぼりになる
愛してくれよ、ほんとうはずっと
愛してるよと言われたかった
「誰か」じゃなくただあなたに
必要なんだって言われたい
夏草が揺れた
風が吹いても僕は飛べない鳥
愛してくれよ、ほんとうはずっと
愛してくれよって言いたかった
「誰か」じゃなくただあなたに
生きていてくれって言われたら
ああ、それだけで生きていけるのに…
8.ぐるぐる
作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗
明日もし世界が終ったら、きっと名前もないハリウッ
ド映画の脇役みたいに俺はあっさり死んじゃうんだろ
うけど、でもどうせ世界はなくならないからやっぱり
きっと明日も生き残ってるんだろうなあでももし本当
に明日世界が終わったらやっぱりあっけなく死んじゃ
うんだろうけどでもどうせ世界はなくな(以下略)
ぐるぐるぐるぐる
それは始まりの終わり それは終わりの始まり
それは始まりの終わり それは終わりの始まり
10秒後の俺と今の俺はどう違うんだろう?なんて事を
考えてたらもうすぐに10秒ぐらい経ってた、そこで俺
は10秒ぐらいで何も変わらないって事を知ってしまっ
た分、10秒前とはもう違ってしまったのか??なんて
考えている間にさらに10秒経ってた、そこで俺は10
秒間で何も変わらないって事を知る後と前(以下略)
ぐるぐるぐるぐる
それは始まりの終わり それは終わりの始まり
それは始まりの終わり それは終わりの始まり
そこに意味なんてなかった
そこに意味なんてなかった
まるで意味なんてなかった
だから答えはまるで出なかった
忘れてしまった全部
忘れてしまった全部
忘れてしまっただけど
ひとつだけは憶えていた
そこに意味なんてなかった
そこに意味なんてなかった
まるで意味なんてなかった
そんで結局俺は誰だっけ?
ぐる ぐる
9.ペルソナ
作詞:小高芳太朗
作曲:石川龍
一体何に悩んでる?
エチルかメチルぶちこんでさ
忘れてしまえよそんなこと
心配すんないつか死ぬ
もういいだろ?もういいんだろ?
笑った振りなんかしなくたって
もういいだろ?もういいんだろ?
安っぽいゴミは燃やしちゃいな
何百回汚れたって
汚れた肉を削ぎ落として
綺麗な骨になっちまえば
僕達は何物ですらない
もういいだろ?もういいんだろ?
悩んだ振りなんかしなくたって
もういいだろ?もういいんだろ?
あがって回って頭から落ちて踊りだしたい
もういいだろ?もういいんだろ?
笑った振りなんかしなくたって
もういいだよ もういいんだよ
いつか死ぬまで生きるしかない
もういいだろ?もういいんだろ?
悩んだ振りなんてしなくたって
もういいだよ もういいんだよ
あがって回って滑り落ちたい
もういいだろ?もういいんだろ?もういいかなあ?
あ、
あがって回って滑り落ちた
10.こころ
作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗
きらわれないように
うとまれないように
うまく生きていけなきゃ
そうやって塗り固めてた
僕を見透かすように
君は笑ってくれた
心で笑うことや泣いたりすることが
独りじゃできないことを教えてくれた
きっとどれくらい汚れて失くして嘘ついて
それでも消えやしないちっぽけな僕達の心
しくじらないように
ふりむかないように
うまく生きていけなきゃ
そうやって動けなくなった
僕を包み込むように
君は泣いてくれた
心で笑うことや泣いたりすることが
こんなにも簡単なことを教えてくれた
きっとどれくらい溺れて壊れて傷ついて
それでも消せやしないちっぽけな僕達の心
不完全な僕達はそれさえも忘れてまた動けなくなって
きっとこれからもそんなふうに生きていくのだけど
そのたびに気付けばいい
君と僕が生きている世界で
11.BRAVE SONG
作詞:小高芳太朗
作曲:小高芳太朗
とても静かだった
誰にも会わなかった
今日からやっと始まる
本当の僕の始まりの夜明け
誰にもきっと聞こえないような
小さな声であの歌を歌った
気を抜けばきっと挫けてしまいそうな
僕の背中を蹴飛ばす歌を
鴉が鳴いていた
空気が冷たかった
町は群青色の眠りの底でまだ夢を見ていた
誰もがきっと旅立つ朝の中
心の中でその歌を歌った
気を抜けばきっと挫けてしまいそうな
その人だけのためにある歌を
誰にもきっと聞こえないような
小さな声であの歌を歌った
振り向けばきっと手招きしている
弱虫な僕を振り切るために
誰もがきっと旅立つ朝の中
心の中でその歌を歌った
気を抜けばきっと挫けてしまいそうな
僕の背中を蹴飛ばす歌を
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