イデアの水槽

Grapevine イデアの水槽歌詞
1.豚の皿

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

不安な朝 歩く人の列
浮かれた独裁者の
狂える瞼

胃が捩れるのさえ
手にとるように冴え
救いの詩でさえ消える間近

※群がりだす群がりだす
豚の皿を満たす 腹を満たす
選び抜かれたストラディヴァリウス
偉大な号令

欲しがり合う何もかも喰らう
掲げ合うスター
消し去り得るこの血の下
主導者にエール

火は消えるのか
浮かぶモニュメント
いつか見た世界史の
一頁となる

不安な朝 歩く人の列
疲れた独裁者は
家に火をつける

(※くり返し)

欲しがり合う骨だけのフラッグ
称え合うストライプ
滴るほどこの血の下
支配者にエールを


2.シスター

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

ノイローゼになったよロクサーヌ 気に入った
おまえのせいだなんてクソくらえ

おまえのキスを待ったよロクサーヌ キレイだ
まあどれも同じようなガラクタ

あのスキニーピッグも
とうとう時効になっちゃった
無力を刻むだけ

灰色に燃やされてく景色が リアルさ
真白に飛ばされてく意識で
空っぽの恋がしたいよ シスター

彼の世の使いに会ったよロクサーヌ 皮肉だ
まだ見ぬ不幸を背負ったキャラクター

あのスキニーピッグも
とうとう太りだしたんだ
お約束どおりに

お気楽に侵されてく意識が リアルさ
ああお前に何を言えばいいのか
胸クソ悪いほど愛してるさ

世界の終わりが来たって
光を失ったって
つまりはヒトの涙

灰色に燃やされてく景色が リアルさ
ああお前に何を言えばいいのか
空っぽの脳ミソで愛してると

お気楽に侵されてく意識が リアルさ
真白に飛ばされてく意識が開くこの世界
踊ろうシスター


3.ぼくらなら

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

からの心なら ただの体なら
馬鹿なぼくらなら 何処へでも行けるだろう

思い上がりや淡い期待
ときに涙
白い吐息はタバコなのかと
とぼけてみた

決して
※この道の歩き方を 知らないわけじゃない
上着が要る事も
ただ
この冬の過ごし方を
二人だけ見えやしないのなら
この手を繋いでいこう※

窓の外の空 ただのからの空は
肩を寄せ合うなら 何色に見えるだろう

車の音や 風の匂い
どうせ忘れんだ
指輪の跡を見ながら
指折って数えた

決して
この街の歩き方を 知りたいわけじゃない
流行りのやり方も
まだ この冬を過ごす事を
二人だけわかってないのなら
せめて 離れないように

からの心なら ただの体なら
ヤワなぼくらなら 何処へでも行けるだろう

(※くり返し)


4.ミスフライハイ

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

傷なんて癒せるはずはないでしょう
誰よりも頑張ってる気がしてるのよ

gettingaway

右手で刻むわ 勇気の証を
上腕二頭筋の左アンダースロー

※gettingaway
これだから
gottagetaway
現実はイヤ※

△ミスフライハイ more and more
high more and more△

なぜみんなあたしを傷つけるのよ
でもそんな自分が愛おしいのよ

(※くり返し)
(△くり返し)

gettingaway
gottagetaway
忘れなさい

(△くり返し)


ハイ燃えてるの
high昼も夜も
flyhigh more and more
ああ
また飛んでるの


5.11%MISTAKE

作詞:田中和将
作曲:田中和将

たぶんそんなはずない
いや
たぶんなんかのマチガイ

※余はサティスファイ
げにサティスファイ
麿Satisfy デストロイ※

悲しいですが敢えて言いますと
指のサイズだ
11%

Oh…mistake
11%

たぶんそんなはずない
愛の温度は聞き違い

(※くり返し)


6.SEA

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

果てはないと
あてはないと
笑ってるの?
泣いているの?
わかってる

ガラスの海の世界へ
ガラスに仕切られた世界へ
誰にも触れられず
誰にも触れさせず
見棄てられた
見棄てられた

吐いてしまいそう
殺してしまいそう
笑ってるの?
笑えばいいよ

ガラスの海の世界へ
ガラスに仕切られた世界へ
微かに波を立てて
僅かに餌を食べて
そして撥ねた
水が撥ねた

さして寒くも
暑くも無く
きつく目蓋を
閉ざしてる

ガラスの海の世界へ
ガラスに仕切られた世界へ
誰にも触れられず
誰にも触れさせず

忘れられたはず

何か
浮かべていた


7.Good bye my world

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

今しあわせ?
問いかけた くだらなさ
行止まりさ
今朝もナメた真似をした
それもまた

いつも通り 三つ読んで
忘れられた
道路の上 いっそ何か想えば
楽になれた

※認めてしまえよ
ここでセイグッバイだろ
聞こえていないよ
ここで say good bye my world※

雨のハイウェイ 目の前の同じ明日
やってられねぇ
いやにワイパー 誘うねむけ
事故りそう

いつも通り ベッドの上
忘れてきた
三つ読んで
そっと雨にうたうか
星になるか

いつも通り 三つ読んで
かき消された
道路の上 いっそ何か想えば
星になれた

(※くり返し)

雨のハイウェイ
目の前の同じ明日
今朝もナメた真似をした
それもまた

今しあわせ?
問いかけた
くだらない


8.Suffer the child

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

※Suffer the child knock my door
Suffer the child in my brain※

踊る阿呆に見る阿呆
転んだ方に罪が問われる
いやそりゃけっこう

(※くり返し)

エラそうに振舞われ
いろんな他人に乗り越えられる

そりゃもう貴公に及びません
しかしながらまだ投げちゃいませんぜ

いざソウルをば吠えるライオン
ウマそうな女葬るスキル
言わんやborn under a bad sign
ただcrazy for your love
踊る阿呆

(※くり返し)

踊る阿呆 tell me about them
歪んだソウルはいつものおまえ

いざソウルをば吠えるライオン
ウマそうな女葬るスキル
言わんやborn under a bad sign
ただcrazy for your love

いざソウルをば吠えるライオン
ウマそうな女振り返らねえ
言わんやソウル エヴリバディ
ただcrazy for your love
踊る阿呆


9.アンチ・ハレルヤ

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

今年の夏もなぜかアホ面して
全力で飲んで飲まれていた

憧れてたハワイ旅行の計画は
時間的、経済的に断念した

どれがタテマエでどれがホンネなのか
おれの理想よ down down

ハレルヤベイビーなんで
君はここに立って顔作ってんの?
足りないのはきっと忘れかけたあの日の
熱いやつさ

都会に生きていると時間の感覚が
著しくひどく曖昧になってきた

若いのだけが売りだった頃と比べて
ウンチクがインチキくさくなってきた

何が楽しみで誰が本命なのか
おれが聞きたいよ unknown

ハレルヤベイビー今度
飲み明かそうよマジでどう思ってんの?
全てに感謝してるみたいに
ツルッとした顔してるぜ

おれの未来は?
ローズタウン?
ダークブラウン?

ハレルヤベイビーなんで
君はここに立って顔作ってんの?
ハレルヤベイビー
今度飲み明かそうよマジで

足りないのはきっと忘れかけた
あの日の…なんだっけ?


10.会いにいく

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

歩き回って 探してて
見つけたものは いつもの空だ

形があって それでいて
確かなものは 幾つもなかった

ひとりで
何を想うだろう
言葉にして
ひとつづつ忘れて
急いで会いに行きたいなら
綺麗事は言ってられないよ

暮らしがあって 仕事をして
知ったふうな事 今日は言えなかった

歩き回って 探していたが
見つけたものは いつもの空だったんだ

ひとりで精一杯だろ
ウンザリして ぐっと噛締めて
急いで会いに行きたいだろ
見てごらんよ
目の前を

あたりまえの日だって
ここに在る意味で

ひとりで
何を誓うんだろう
目を開けて いつもどおりなだけ
急いで会いに行きたいなら
見てごらんよ そっと
目の前を…


11.公園まで

作詞:田中和将
作曲:亀井亨

「今年もあと少しだよ」と
他に何か言いたかったが

「写真とかも増えすぎたよ」と
君のせいか 僕のせいかな

その手を満たすのも
偽りないものを

ここにあるすべてにただラブソングを
くちずさむよ
余計な言葉より余計なラブソングを
馬鹿らしいかい
いろいろあって淡くなってく
いつもみたいにそう

「この前の店美味くなかったね」と
他になんか言うべきだったか

その目に映る事
決して綺麗じゃないが
だから言うなればブルースを

ここにあるすべてにただラブソングを
くちずさむよ
大袈裟な事は歌わないと
そう決めていたいんだよ
この子の未来にただラブソングを
くちずさむよ
ヒトが羨むような普通のラブソングを
馬鹿らしかい

幾つになって思い出す時
笑えるようにと

余計な言葉よりも
公園までの数分の
余計なブルーズ


12.鳩

作詞:田中和将
作曲:田中和将

鳩が群がってら エサでもやろうかねえ
おまえらが皆ひとつになろうか
どうなるもんじゃねえ

後の祭
後の祭なんだ
それは深い
そうそれは
深いワケなどない

カギがオルタナティブ
不景気と言わしたがってる
今朝も新聞を読んだ
いろいろ思った
けど全部忘れた

大人のフリ
大人はフリーなんだ
そんな暗い
そいそんな
暗い過去などない

「平和」 鳩胸なやつらは
「平和」 のシンボル
「平和」 おれは一人じゃイヤ

後の祭
後の祭 旦那
この場くらい
そうこの場くらい
野暮は言わない
たのむぜガイ